2019年、秋以降流行る子どもの感染症とは？早めに始めたい予防対策

秋に向けて気候が涼しくなるにつれ、流行り始める感染症。子どもを感染症から守るためには、日頃から免疫力を上げたり体調を整えたりして強い体作りをしておくことが大切です。とはいえ、免疫力・体力アップは一朝一夕でできることではありません。そこで今すぐにでも始めておきたい、2019年・秋以降の感染症に負けない体づくりの習慣をご紹介します。

まずは、子どもの間で秋に流行る感染症をご紹介します。

1. 飛沫感染でうつる「RSウイルス感染症」

RSウイルス感染症は、RSウイルスによって引き起こされる感染症です。

RSウイルス自体はごくありふれたもので、ほとんどの人が乳児の頃に感染すると言われています。一般的には発熱をともなったゼーゼーとした咳が特徴。子どものなかには鼻水が少し出る程度で済む人もいれば、反対に呼吸困難になって入院が必要になる人もいます。RSウイルス感染症は、主に飛沫感染でうつります。予防のためにはマスクの着用や手洗い・うがいを。

2. 感染力が非常に強い「ノロウイルス感染症」

ノロウイルス感染症は、牡蠣をはじめとする二枚貝などに付着したノロウイルスによって引き起こされる感染症です。主な症状は、激しい嘔吐下痢・発熱など。非常に感染力が強いため、ノロウイルス患者の嘔吐物や便を処理するときに感染することも多いといわれています。家族のだれかが感染したとき・保育園や幼稚園、学校などで感染者が出たときは、特に注意が必要。ウイルスが拡散しないよう、嘔吐物や便を片付ける際には手袋やエプロンをつけ、処理後はしっかり消毒を。

3. 集団感染を起こしやすい「インフルエンザ」

冬に流行する感染症で最も多いのが、インフルエンザウイルス感染症（通称：インフルエンザ）です。その名のとおり、インフルエンザウイルスによって引き起こされる感染症です。突然の寒気・高熱が特徴。全身のだるさや筋肉痛・咳や鼻水・腹痛なども伴います。伝播力が非常に高く集団感染を起こしやすいのも、インフルエンザの特徴です。乳幼児がかかるとまれに脳症を引き起こすことがあるので、小さなお子さんがいるおうちでは特に注意が必要。早めの予防接種などで対策を。

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これからの季節、保育園や幼稚園・学校ではウイルスの集団感染が怖いものです。ひとりの子どもが感染し、それがクラス中に広まることも珍しくはありません。しかし、RSウイルス・ノロウイルス・インフルエンザは、日頃からの習慣で予防が可能です。ここでは子どもが自分でできる予防対策の習慣をご紹介します。

1. 小さな頃から習慣づける！基本の手洗い・うがいの徹底

基本的な習慣ではありますが、ウイルス感染症の予防には手洗い・うがいは欠かせません。手についた・口から侵入したウイルスは、手洗いとうがいで洗い流しましょう。最初は保護者の方が一緒に行い、「おうちに帰ったら必ずする」という習慣を小さな頃からつけてみて。

2. 乾燥しやすい季節だから！こまめな水分補給

乾燥状態にあるとウイルスは活性化しやすくなります。こまめな水分補給で体内を乾かさないようにしましょう。子どもは遊びに夢中になっているとつい水を飲むのも忘れてしまいます。保護者の方がこまめに飲むように促してあげてください。

3. 一日中活動した体の回復を！睡眠をしっかりとる

体が疲れていると免疫力が落ち、ウイルスに感染しやすくなります。疲れをきちんととるために、毎日しっかりと睡眠をとりましょう。特に22時から26時の間は、成長ホルモンが最も出やすく、体の修復作業が進みやすい時間帯だと言われています。この時間帯には眠れているようにするのが理想です。

ウイルスに負けない強い体づくりには、しっかり食事をとることも大事です。栄養豊富な旬の野菜や果物・魚を積極的に食べましょう。

• 野菜：かぼちゃ・さつまいも・きのこ類
• 果物：りんご・なし・柿
• 魚：カツオ・イワシ・サケ・サバ

同じ食材でも旬のものは特に栄養価が高いと言われています。ぜひ秋の食材を食卓に取り入れて、ウイルスに負けない体づくりをしましょう。

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