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子育て

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子どものイヤイヤ期はいつから?乗り切るための心構えとポイント

2歳前後の子どもは、かわいい盛り。けれど、どんなにかわいい時期でも、「ベビーカー、イヤ!」「オムツ、イヤ!」「この服、イヤ!」と言われ続けたら、お世話をする側は疲れてしまいますよね。これが、いわゆる「イヤイヤ期」です。

今回は親にとっての大きな試練ともいえる「イヤイヤ期」に対する心構えと、乗り切るためのポイントをご紹介します。

生後1歳~3歳ぐらいに始まる「イヤイヤ期」とは?

イヤイヤ期とは、それまで従順だった赤ちゃんから「イヤ!」という拒絶反応が多くなる時期です。個人差はありますが、生後1歳〜3歳ぐらいがイヤイヤ期に該当します。

なぜ、生後1〜3歳ぐらいにイヤイヤ期が訪れるのでしょうか。

赤ちゃんは、1歳半から2歳頃に自分の特徴を認識し始めます。鏡に映った姿を「自分」と理解し、他人と区別できるようになるのです。ただ、この年齢は少しずつ周りの状況を理解できるようになるものの、まだ気持ちを具体的に主張できません。つまりイヤイヤ期は、赤ちゃんの自我が芽生え始めつつも、的確に表現ができない時期なのです。

さらに2歳半から3歳頃になり、赤ちゃんっぽさが抜けた子どもは「人からどう見られているか」を意識し始めます。「自分の行動が喜ばれた」「がっかりさせた」など、少しずつ相手の気持ちを想像できるようになります。その段階に入れば、イヤイヤ期は次第に落ち着いていきます。

「イヤイヤ期」と聞くと少しネガティブな響きですが、成長段階という点で見ると「自分探し期」であり「成長の黄金期」。2歳頃から「イヤ!」と言い始めたら、赤ちゃんから子どもへ順調に発達している証だと思っても良いのです。

イヤイヤ期には4つの対策で子どもの心を成長させよう!

成長のために必要なことだと頭で理解しても、あまりにイヤイヤ言われると、親もすべては付き合いきれません。イライラした後に落ち込むという負のスパイラルを経験することもきっとあるでしょう。

とはいえ、親は子どもの気持ちを受け止め、こちらの気持ちを伝えるのをやめない努力をすることが必要です。なぜなら、結果的にそれが子どもの心を成長させ、イヤイヤ期卒業を促すからです。では、子どもの心を成長させるイヤイヤ期の対策を考えてみましょう。

 

対策1.子どもの気持ちを言葉にしてあげる

子どもは言いたいことを表現できずに困っています。親が言葉にしてあげることが、子どもに寄り添う第一歩です。その積み重ねの中で、子どもも少しずつ「自分の思いを言葉にする」ということを学んでいきます。

もちろん、要求にすべて従う必要はありません。「そうか、テレビを見たかったのね。でも、もう寝る時間だから消さなくちゃね」というふうに、一度は受け止めてあげると良いでしょう。もし言っている内容が理解できなくても「うんうん、そうなんだね」と相槌を打ってあげることが大切です。

 

対策2.親の状況や気持ちを伝える

2歳頃になると、話す言葉は流暢ではなくとも、大人の言っていることはなんとなく理解できるようになるものです。しかし、「早くしてよ!」「何やってるの!」などでは、親の本当の気持ちは伝わりません。

例えば、「家がいい!(家にいたい!)」と言って着替えをしようとしない子どもに対しては、子どもの言葉を繰り返しつつ、親が困っていることをちゃんと伝えましょう。「家にいたいんだね。でもママは仕事があるから、会社に行かないといけないの。だから着替えて、保育園に行こうね」など、細かい説明があれば伝わりやすくなります。

 

対策3.子どもに選択肢を与える

「〜しなさい!」という言葉には選択肢がなく、子どもは「イヤ!」と答えたくなってしまいます。2歳ぐらいの子どもには「赤い服と青い服どっちがいい?」といったように選択肢を与えてあげてください。3歳ぐらいの子どもには「どの服がいい?」と聞いても良いかもしれません。

親子共にコミュニケーションを模索している時期ですから、「これかな?これかな?」と、親子で答え探しをする時間は決して無意味ではありません。もし子どもが探す答えが最終的に見つからなくても、最後に「ごめんね!わからない!」と抱きしめるのも立派な正解です。

 

対策4.子どもと楽しい時間を共有する

子どもの機嫌が良いときは、「今のうちに家事をしなきゃ」「仕事をしなきゃ」と思うかもしれません。けれど、子どもと楽しい時間を共有することは、子どもの「パパやママは、自分のことをわかってくれている」という下地を作るために有効です。

 そういう良好な親子関係があれば、「いつも遊んでくれるパパやママが遊んでくれないのは何かあるのかな」と、子どもが相手を思いやる気持ちにつながるでしょう。

1日の最後には割り切ってリセットを!イヤイヤ期は必ず終わる!

子育て真っただ中の親は、子どものイヤイヤにつられて毎日イライラしてしまうでしょう。子どもに向かって怒鳴りたくなったり、親の方が泣きたくなったりするときもあるかもしれませんが、それは普通の感情ですので、決して自分を責めないでください。「こんな日もある」「振り返れば、これも笑い話」と1日の最後には割り切ってリセットすることが、長い育児の中では欠かせません。

カッとしてしまったときは少し子どもから離れて、「ゆっくり深呼吸する」「お気に入りのルームフレグランスをスプレーする」「香りの良いハンドクリームを塗る」といった自分なりの切り替えスイッチをあらかじめ作っておくことも役立つはずです。

いずれにせよ、イヤイヤ期のトンネルには必ず出口があります。「そういえば最近、イヤって言われていないかも!?」と思う日はいつか来ます。その日を信じて、大変なイヤイヤ期を乗り切りましょう。

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