知的書評合戦『ビブリオバトル』とは?奈良県立図書情報館の先進的なシステム・イベントをご紹介!
ガラス張りのスタイリッシュなデザインがぱっと目を引く「奈良県立図書情報館」をご存知でしょうか?
この図書館、外観だけでなくシステムもイベントもとても先進的で、図書館に興味のない方もぜひチェックしていただきたいスポットなんです。
今回は、奈良県立図書情報館のさまざまな特徴についてご紹介します。
画像引用: 日本設計
「Library of the Year」優秀賞を受賞!先進的な「奈良県立図書情報館」
◆基本情報
公式URL: http://www.library.pref.nara.jp/
奈良県立図書情報館は奈良市大安寺西にある県立図書館です。2005年に開館した比較的新しいこの図書館は、ガラス張りの外観がとても特徴的。
奈良県立図書情報館は、図書館の枠組みを超えた先進的な取り組みを積極的に行っています。例えば地元のホテルと提携して宿泊者向けの貸出し文庫をホテル内に設置したり、奈良に関する本を出版したり、フリーペーパーの企画・編集をしたり。
こうした活動を重ねて、2009年に先進的な活動を行っている図書館に対して贈られる賞「Library of the Year」の優秀賞を受賞しました。
画像引用: 日本設計
最大収蔵数は100万冊!国内最大級の自動書庫を完備
奈良県立図書情報館には、国内最大級の自動書庫が完備されています。本のデータを入力するだけで自動的に書庫から本が運ばれてくるという、ちょっと前では考えられない映画のような世界が広がっています。自動化のおかげでカウンター業務が効率化されているので、待ち時間も短縮!
自動書庫を導入する図書館は年々増えていますが、その数はまだ多いとはいえません。そんななか、公共図書館で、しかも100万冊を収蔵できる自動書庫を保持する奈良県立図書情報館はとても珍しい図書館だといえます。
本を読むだけじゃない!デジタル設備も揃っています
奈良県立図書情報館は、デジタル環境も良好◎
図書情報館の2階にはセミナールームがあり、ネットワーク接続されたパソコンが31台用意されています。この環境を活用して、パソコン教室などが開催されています。
また、マルチメディア資料が作成できるオーサリングルームやアトリエ・デジタルスタジオなども用意されています。動画編集やDVDの作成・画像編集・写真撮影・録画・録音などさまざまな用途で利用でき、情報の発信や創作活動に役立ちます。
奈良を知るならまほろばライブラリー!
奈良に関する本を出版するほど奈良について造詣が深い図書情報館は、奈良の歴史・文化の発信基地になっています。館内には、奈良に関する公文書や古文書、絵図などを数多く集めたまほろばライブラリーがあります。2,800冊を超える公文書、30,000冊を超える古文書、390を超える絵図が収蔵されていて、昔の奈良のことを存分に調べることができます。
画像引用: 奈良県立図書情報館
『ビブリオバトル』って?キャッチーな展示とイベントも魅力
・キャッチーな展示会
奈良県立図書情報館では、さまざまな展示や企画も開催されています。
例えば2階のエントランスホールには、文化功労者である奈良県出身の画家・上村淳之の屏風絵「四季花鳥図」が常時展示されています。常設展示以外にも、『身体表現「針の穴を通るラクダのカラダ」』(2018年3月で終了)といったキャッチーで興味深い期間限定の展示も。
・ビブリオバトル
また、朗読会やさまざまな講座、コンサートなど、イベントも盛りだくさん!最近注目を集めているのは、本を紹介し合って最も読みたい本を決める知的書評合戦「ビブリオバトル」。奈良県立図書情報館は公立図書館で初めて一般参加型のバトルを開催した図書館でもあります。観戦だけの参加もできるので、本好きな方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
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