【奈良県奈良市】観光地でファミリー層に人気、三ツ星レストランも!? いま見逃せないJR奈良駅周辺の見どころ

世界的に知られる日本の観光地のひとつ、奈良市。
なかでもJR奈良駅周辺には、歴史的建造物や観光地が多数点在しています。古都の面影残る景観と、風情ある街並み……このエリアには、他のどんな街とも異なる独特の雰囲気があります。

今回は、JR奈良駅周辺エリアの見どころをご紹介します。

JR奈良駅から2kmほどのところにあるのが、かの有名な奈良の大仏様で知られる東大寺です。世界最大級の木造建築物である大仏殿をはじめ、法華堂や二月堂・戒壇堂・南大門など、たくさんの見所があります。

東大寺は、743年に聖武天皇より大仏様（盧遮那大仏 /るしゃなだいぶつ ）の造立が発令された際、その大仏を安置する寺として建立されました（大仏殿）。以降、次々と新たな堂塔が建てられ、奈良の街とともに繁栄を遂げました。
その後、長い歴史のなかで何度も消失の憂き目に遭いますが、そのたびに再興が行われ、古都・奈良を象徴する寺社として大切にされています。なお、現在の建物の多くは江戸時代に再興されたものです。

JR奈良駅から徒歩15分程度の位置にあるのが、法相宗の大本山・興福寺です。
710年の平城遷都にともなう藤原一族の隆盛とともに寺勢を拡大しました。その後も奈良の街と深いつながりを持ちながら発展しています。広い境内には、国宝館・東金堂・北円堂・南円堂・五重塔などが建ち並び、現在でも多くの観光客の姿が。
美しい建物は一見の価値があります。

依水園は、東大寺と興福寺の中間に位置している日本庭園です。自然の山々や水辺の様子を模してつくられた池泉回遊式庭園で、四季折々の自然の美しさを感じられます。
東大寺や興福寺、奈良公園といった人気の観光地と隣接しているにもかかわらず、依水園は周りと隔絶されたつくりになっているため、とても静か。

また、園内には寧楽（ねいらく）美術館があり、関西で海運業を営んでいた中村一族が所有していた美術品を展示しています。
美術品は、古代中国の青銅器や拓本・鏡から、高麗・朝鮮時代の陶磁器、日本の茶道具まで多岐に渡り、なかにはとてもめずらしい品々も。

奈良国立博物館は、仏教彫刻や仏教絵画をはじめとする日本の仏教美術を多数展示している博物館です。特別展・特別陳列も定期的に開催されており、国宝や重要文化財を間近で拝めます。
飛鳥時代から連綿と続く仏教美術の真髄を体感できる博物館だけあって、国外問わずたくさんの人が訪れています。

東大寺の大仏とともに奈良の象徴ともいえる存在、奈良公園。園内をたくさんの鹿が自由に歩き、観光客から餌をもらって食べる可愛らしい姿はとても有名ですね。

「広い公園」というイメージはすでに多くの人が持っているかもしれませんが、奈良公園の広さは想像以上。総面積は約660ヘクタール。奈良市街の東方を占め、興福寺や東大寺・春日大社、さらに若草山や春日山原始林ともひとつづきになっています。

奈良公園は観光客だけでなく、地元の人にとっても憩いの場。緑あふれる園内は、お子さんを連れてのピクニックや外遊びにぴったりです。

JR奈良駅周辺は、格式高いレストランやホテルが集まるエリアでもあります。
例えば、JR奈良駅から新大宮駅方面に歩いたところにある「日本料理　和やまむら」は、ミシュランガイド奈良2017特別編で三つ星を、JR奈良駅からすぐの「白Tsukumo」は二つ星を獲得しています。このほかにも、JR奈良駅周辺には、日本料理や懐石料理・フレンチなどの名店が多数。

また、2020年春には、JR奈良駅からほど近い大宮通りに「JWマリオットホテル奈良」が誕生しようとしています。「JWマリオットホテル奈良」は、アメリカを発祥とする老舗国際ホテルチェーン「マリオット・インターナショナル」が誇る最高級ホテルブランド。
2020年の営業開始とともに、JR奈良駅周辺は、古都・奈良の新たな一面を象徴するエリアとしてますます発展していくのでは、と期待されています。

このように、見どころが多数あるJR奈良駅周辺地域。
観光地として有名ですが、実は居住エリアとしても人気があります。

歴史的建造物や豊かな自然が身近にある環境と、穏やかで暮らしやすい街並みは、特にファミリー層からの支持が熱く、外から引っ越して来る人も多いとのこと。
将来的に子育てを予定している方や、結婚を機に引っ越しを考えている方などは、JR奈良駅周辺エリアを候補に入れてみてはいかがでしょうか。