大阪府の中南部に位置し、人口・面積において府内第2の都市として知られる堺市。
観光名所として人気ですが、実はファミリー層に「住みやすい!」と評判のエリアでもあります。
今回は、交通アクセスの良さや市が推進する子育て支援など、堺市の多彩な魅力をご紹介しましょう。
堺市の交通の利便性は抜群!大阪市内の主要駅に短時間でアクセス!
古くから技術や文化の発信地として名高い堺市は、大阪市内に通勤する人々のベッドタウンとしてもよく知られています。
堺市北部にはJR阪和線、南海線・高野線、地下鉄御堂筋線、阪堺電気軌道阪堺線が、南部には泉北高速鉄道が乗り入れており、交通の利便性が抜群。
堺駅〜大阪駅は約30分、堺駅〜なんば駅なら乗り換えなしで約15分、新大阪駅にも40分程度と、大阪市内の主要駅に短時間でアクセスすることができます。また、関西空港や伊丹空港(大阪国際空港)には車で約30分と、関西の空の玄関口も身近。毎日の通勤や通学はもちろん、旅行や帰省などにも便利な街といえるでしょう。
そして、市民の足として忘れてはならないのが、昔から愛され続けるチンチン電車・阪堺電車。浜寺駅前を出発し、市内を北上しながらJR新今宮駅、天王寺駅へと続きます。大阪方面だけでなく、お子さんを連れた毎日の市内の移動にも非常に役立つローカル線です。
子育て支援が手厚い!堺市は共働き世帯が子育てしやすい街!
小さなお子さんを抱える世帯にとって気になるのが子育て環境ですが、堺市は支援やサービスが手厚いことで有名です。
現在、保育料無償といえば対象年齢3〜5歳児が一般的ですが、堺市では第2子の4〜5歳児、第3子以降の0〜2歳児も無償化の対象。さらに、今後は第2子0〜2歳児まで範囲を拡充していくことを目指しています。
次に、子ども医療費助成制度について。堺市では平成31年から助成対象が0〜18歳まで拡充されており、所得制限はありません。1日あたり最大500円までの負担で各医療機関を受診することができます。
また、共働き世帯を大きく支えているのが放課後児童対策事業です。小学1〜6年生までの子どもを放課後から18時半、夏休みや冬休みといった長期休暇にも8〜18時半まで預けることができます。
お子さんの急な病気やけがで仕事を休めないとき、活用してほしいのが病児保育です。堺市内に5か所ある専門の保育施設に預ける「施設型」と、子どもの自宅などへ出向き保育を行う「訪問型」の2種類があり、対象年齢も生後6か月〜小学校6年生までと幅広くサポートしています。利用には事前登録や1日あたり1人2,500円(訪問型の場合1時間あたり700円)の料金が必要となるものの、所得に応じて減額もされます。
そのほか、妊娠中・子育て中に認定こども園や保育園を“かかりつけ園”として登録しておくと、保育教諭や保育士が子育ての相談に乗ってくれる『マイ保育園』と呼ばれるサービスも。園庭で子ども同士を遊ばせたり、育児から離れてリフレッシュしたいときには半日無料の一時預かり『ほっと預かり(子ども1人1回限り)』を利用したりすることもできます。
子育て中は孤独に陥りやすかったり、問題を抱え込みやすかったりするもの。そうしたお父さん、お母さんを支えるための『子育てつながるプロジェクト』も頼れる存在です。親同士、子ども同士で交流できる『子育てフレンドルーム』、カフェに行くように気軽に集まることができる『子育てCafe』などが随時開催されています。こうした取り組みが評価され、日経DUALと日本経済新聞社による共同調査「共働き子育てしやすい街2019」では、堺市は6位にランクインしています。
ご紹介した子育て支援以外にも、堺市が子育てしやすいエリアといわれる理由がたくさんあります。市内には、小さなお子さんの発達に欠かせない遊べる施設が充実。日本最大の仁徳天皇陵古墳がある大仙公園をはじめ、自然豊かな公園が多数点在。また、大芝生広場、日本庭園、市営プール、見晴らしの良い築山など、公園によってその見どころはさまざまです。
地域のつながりが強く、イベントごとが盛んな点も堺市の大きな特徴。毎年10月に開催される市内最大の祭り「堺まつり」では、堺の歴史を表した大パレード、マーチングバンドやダンスなどのパフォーマンス、地元の有名店による屋台、堺にゆかりのある千利休にちなんだ大茶会などが大々的に行われます。そのほか、だんじり祭りや「ふとん太鼓」と呼ばれる神輿を担ぐ各地の祭りもあり、長い歴史を持つ堺ならではの魅力を間近に感じることができます。
堺市の住みやすさは関西屈指!子育て支援のさらなる拡充も期待される
京都、大阪、神戸に次ぐ関西4番目の政令指定都市・堺市。保育料無償化や子ども医療費助成制度をはじめとした子育て支援に注力しており、今後も多方面にわたってより拡充していくことが期待できます。
大阪市内へのアクセスも良好、自然あふれる公園や施設も充実と、住みやすさは関西でも指折りの街といえるでしょう。日々、歴史や文化に触れながら子どもを育てていきたいという人には、まさにうってつけのエリアです。
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