家族が集うリビングは、家の中で特に散らかりやすく汚れやすい場所。しかし、家族以外の友人など来客を招くパブリックスペースでもあるため、いつもきれいなリビングを保っておきたいものです。
そこで今回は、きれいなリビングを保つ正しい掃除の手順をご紹介します。
リビング掃除は「上から下へ」が基本
リビング掃除は「上から下へ」が基本です。逆に「下から上へ」掃除すると、せっかく床掃除をしても、棚の上のホコリが落ちてきて二度手間になってしまいます。リビング掃除は、棚の上→テーブルの上→床、といったような順番に行いましょう。
棚の上の掃除は、手軽にホコリが取れるハンディワイパーが便利です。テーブルの上は、除菌アルコールスプレーをティッシュなどに吹き付けて、拭き掃除をすればOK。
掃除機はゆっくりと“引く”!床の拭き掃除にはフローリングワイパーを
棚やテーブルの上をきれいにしたら、床を掃除します。掃除機は、押すときより引くときにパワーが出るため、ゆっくりと引くことを意識しましょう。カーペットやラグに掃除機をかける際は、「縦の次は横」と十字にかけると毛足の奥のゴミを残さずに吸い取ることができて効率的です。
カーペットやラグのニオイが気になるのであれば、重曹を振りかけ、手でならしてから掃除機をかけます。すると、重曹がゴミを吸着して嫌なニオイを中和。重曹が白く残ったら、固く絞った濡れ雑巾で拭き取りましょう。安心安全な掃除法です。
フローリングの床の拭き掃除には、フローリングワイパーを使いましょう。ドライやウエットタイプなどがあるので、用途に合わせて使用すれば、ストレスなく床の拭き掃除ができます。
掃除の前に必ず片付けを!
拭き掃除や掃除機をかける前は、必ずリビングを片付けましょう。棚の上やテーブルの上、床にモノが散乱していると、掃除するにも一苦労。掃除嫌いに拍車がかかります。
棚の上に置くのは、ホコリが簡単に取れる飾り物くらいにしておきましょう。どんなにかわいい飾り物も、ホコリまみれでは不潔に見えます。テーブルの上は、清潔第一。いつでも拭き掃除できるように何も置かないか、食事に最低限必要なモノだけにしましょう。床の上に、バッグや洋服、雑誌や新聞を直置きしていませんか?掃除機をかけるときに邪魔になるので、片付けてください。
このように日頃からリビングを片付けていれば、掃除がしやすく、時短掃除ができます。
掃除しやすいリビングは、最低限のモノしかない
掃除しやすいリビングは、最低限のモノしかなく、いつもスッキリとしています。急にモノを減らすのは難しいかもしれませんが、少しずつでも棚の上やテーブルの上、床の上を片付けていきましょう。
掃除が簡単にできるようになれば、毎日のリビング掃除が楽しいものに変わりますよ。
この記事を書いた人
高橋和子
掃除コンサルタント
整理収納・家事代行を手掛ける「フェリシア ラボ」代表。主婦歴25年の経験と、8回の転勤と10年間の両親の介護経験を生かして、女性の目線で「きれい収納」を提案。整理収納とエコ掃除術で日常生活をサポートしている。平成24年9月、一般社団法人日本エグゼクティブプロモーター協会を設立。整理収納・片付けの資格講座を開講中でリカレント(生涯学習)教育の推進している。テレビや新聞など、メディア出演実績も多数。
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