リビングで過ごす時間が長くなる寒い季節だからこそ、温もりを感じる居心地の良いリビングにしたいところ。おしゃれなラグでリビングを冬支度してみませんか?
そこで今回は、冬を楽しむためのラグの選び方について、リビングのスタイル別にご紹介します。
北欧スタイルには鮮やかな色のラグを。モダンスタイルには毛足の長いラグを
・北欧スタイル
冬が長く厳しい北欧の国の人々は、家で過ごす時間を大切にします。そんな北欧風のリビングにしたいなら、鮮やかな色のラグを取り入れると良いでしょう。
特に暖色系の赤やオレンジなどをアクセントにしたラグは、リビングに温もりを感じさせてくれます。視覚からも体感温度がアップします。
・モダンスタイル
スタイリッシュなモダンスタイルを目指すなら、モノトーンや幾何学パターン、ランダムなストライプ柄を選びましょう。おすすめは、毛足の長いシャギーやムートンラグ。
毛足の長いラグは毛の中に空気の層を作り出すため、断熱材のような効果が生まれます。寒い冬の朝でもひんやり冷たい感覚は少なく、素足で歩いても快適。冷え性のママにはうれしいメリットです。
ビンテージ家具と相性が良いキリムのラグ。ナチュラルスタイルは「アースカラー」を意識
・ビンテージスタイル
深みのある色合いのビンテージ家具と相性が良いのはキリムのラグ。トルコ語で「ウールの平織り」を意味し、この時期にうれしい保温性に優れています。特徴は、多色使いや個性的な模様。
キリムで使用されている中の1色と、ソファやクッションのカラーリングを合わせれば、それだけでおしゃれなリビングに。リビングのアクセントになるキリムラグは、主役級の存在感になること間違いなしです。
・ナチュラルスタイル
ナチュラル系インテリアのポイントは「アースカラー」。オークやパイン材といった優しい色合いが多い家具には、オフホワイトやベージュ、グリーン、ブラウンなどのナチュラルカラーのラグがピッタリ。
毛足が長めの芝生風ラグや植物をモチーフにしたラグをチョイスすれば、温もりとともに開放感あふれるリビングになるでしょう。インテリアを通して自然界の色やふんわり素材を取り入れることで、身も心も温かい気分に。
ラグを敷けば、防音性の向上も期待できる!冬のマンションライフにうってつけ
ラグのサイズは140×200cmが一般的ですが、どのようなラグを使いたいかで選んでください。ソファに座ったときに足を乗せるだけで良ければ140×200cmくらいでも十分ですが、小さい子どもと一緒に床に座って遊ぶなら200×200cmや300×200cmなどの大きいサイズが良いでしょう。
ラグを敷けば、リビングの雰囲気が冬仕様に変わるとともに保温性がアップする他、防音性の向上も期待できます。ラグがクッション材の役割を果たすため、子どもが走り回る音などマンションライフにおいて気を付けたい「階下への音の配慮」にもつながるのです。
リビングのイメージに合わせたラグを活用し、寒い冬も快適に過ごしましょう。
この記事を書いた人
溝井則子
上質空間コーディネーター
インテリアコーディネーター、カラーコーディネーター、パーソナルカラリスト、整理収納コーディネーターの資格を有し、片づけを通して“くらしを磨く”ライフスタイルを提案。「片づけ、インテリア、カラー」でワンランク上の住空間をトータルプロデュースしている。また、「自分で作れる上質空間」をテーマに自宅サロンにてくらしの「センスアップ講座」を開講。
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