さまざまなモノをインターネットにつなげる仕組み、IoT。近年ではIoTを組み込んだ機器や家電を導入した住宅が増え、私たちの生活を便利にしています。でも「一体何から取り入れればいいの?」と思っている方は少なくないかもしれません。そこで今回は、IoTを取り入れる際に考慮したいポイントや注意点をご紹介します。
「毎回同じ手順で毎日行う動作」にIoT家電を取り入れよう
何からIoTを取り入れるか迷っている方におすすめなのは、「毎回同じ手順で毎日行う動作」に取り入れる方法です。
例えば、毎日開け締めする玄関のドア。カギをいつも持ち歩き、その都度バッグからゴソゴソと探すのは面倒なものです。そこで玄関のカギにスマホをかざすだけで開閉できるシステムを使います。さっと開閉できるので、お子さんを抱っこしているときや荷物がたくさんあるときにも便利です。
また、部屋にいるときは照明をつけ、出るときは消す――こういった動作もIoTで自動化できます。部屋に人がいれば照明をオンに、離れたらオフになるのです。
このほか、スマホを使って遠隔でもエアコンを操作できるようにするのもIoT化のファーストステップとしてはおすすめ。外出先から前もってエアコンをつけておけば、帰ったときに部屋が快適な温度になっています。
インターネットのセキュリティは万全に!IoT家電のハッキング対策とは
生活を便利にしてくれるIoT家電ですが、使用にあたって注意したいのはセキュリティ面です。IoT家電は、インターネットを介してシステムを管理したり動かしたりしています。そのためIoT家電がハッキングされたり、システム内に侵入されたりするリスクがあります。総務省でもIoTセキュリティ対策に関する注意喚起をおこなっています。セキュリティを高め安全に使用できるよう、以下の2点に気をつけましょう。
1. Wi-Fiやルーターのセキュリティ対策をしっかり
Wi-FiやWi-Fiルーターを介してシステムにハッキングされる恐れがあります。Wi-Fiやルーターは、いわばインターネットの出入り口。家の玄関にカギをかけるのと同じように、セキュリティを徹底しましょう。セキュリティレベルの高いルーターを使用する・管理者アカウントのIDやパスワード設定を初期値から変更するなどは必須の対策です。
2. IoT機器のセキュリティを万全に
Wi-Fiやルーターと同様に、IoT機器自体のセキュリティ対策もしましょう。
IoT機器の認証IDやパスワードは人に知られないよう注意を。IDやパスワードなどのアカウント情報が漏れると、インターネット経由で機器がのっとられ不正使用される恐れがあります。IoT機器を使う際は、パスワードを初期設定から変更する・他の人にパスワードを教えない・生年月日など推測されやすい文字列は避けるといった工夫をしましょう。
3. IoT機器を買うときは、問い合わせ窓口やサポートサービスがあるものを
万が一乗っ取りや不正使用といったトラブルが生じたときに問い合わせ窓口がないと、適切な対処が難しくなります。また、IoT家電はアップデートが必須ですが、サポートサービスがないと適切に行えずサービスを利用できなくなることもあります。購入時にはメーカーの問い合わせ窓口やサポートサービスの有無を確認し、フォロー体制が整ったものを選びましょう。
IoTを取り入れると、時間と心にゆとりが生まれるかも
IT技術の発展にともない、日に日にIoT家電の種類は増えています。
IoT家電を取り入れることで、玄関の鍵をスマホで開け閉めする・人感センサーで照明やエアコン・テレビを自動オン・オフするなど、手動でもできる動作を自動化できます。IoT化をしなくても生活することはもちろんできますが、導入によって生活の「ひと手間」が減り、時間と心にゆとりが持てるようになるでしょう。
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