IoT住宅(機器)の魅力とは。最新技術が叶える豊かで安全な7つの事例

「IoT住宅」という言葉を聞いたことはありますか？IoT住宅とは、IoT機器（インターネットに接続して動かすことのできる機器）を導入した住宅のこと。お引っ越しや新居の購入を考えている方にとって、IoT住宅は住まい選びの新しい基準になるといわれています。
そこで今回は、IoT住宅の基本情報やIoT住宅ができることについてご紹介します。

1. IoT機器とは

IoT機器とは、インターネットを介して動かすことのできる機器のこと。IoT機器にはセンサーや通信機器が組み込まれており、インターネットを介してそれぞれの機器同士の情報を共有し、連動して動かすことができます。

2. IoT機器にはどんなものがある？

IoT機器としてよく知られているのは、CMでも話題になった電気ポット。高齢の親が電気ポットを使うと使用状況が家族のスマホに通知されるのです。家族は使用状況から親の生活リズムを知ることができ、その変化を見ることでさりげなく安否を気遣うことができます。そのほかにもスマートスピーカーや照明機器など、多くのIoT機器が展開されています。
そんなIoT機器を住宅設備として導入したのが、IoT住宅です。

近年、IoT機器を住宅設備取り入れたマンションは急速に増えつつあります。ここではIoT住宅ができることをご紹介します。

1. スマホで玄関の施錠確認や遠隔操作で施錠ができる

おうちの防犯対策として最も重要とも言える玄関の施錠。出がけにバタバタしていてうっかり鍵をかけ忘れてしまったり、ふと「あれ？鍵をかけたっけ……」と不安になったりした経験をお持ちの方は多いと思います。玄関のドア鍵をIoT化すれば、外出先からスマホで施錠確認や遠隔施錠ができるようになります。そのため、お母さんが先に家を出て後からお子さんや高齢の方が外出する際に、きちんと鍵をかけたか確認することも可能です。

2. 外出先からスマホでエアコンを操作できる

IoT対応のエアコンなら、スマホを使って外出先から室温の操作ができます。帰宅前にあらかじめエアコンを入れておけば、暑い夏や寒い冬でも帰宅したらすぐに快適な室温の部屋で過ごせるようになります。また、おうちにペットがいる方や、お子さまや介護の必要な家族に留守番をしてもらってお出かけする際にも便利な機能です。

3. 外出先からスマホでお風呂を沸かせる

上述のエアコンと同様に、スマホを使って外出先からお風呂を沸かしておくこともできます。疲れて家に帰ってからお風呂を沸かすのは少々面倒なものですが、この操作をおこなっておけば帰宅後すぐに温かいお風呂に入れます。

4. お部屋の明るさを検知して照明を自動コントロールできる

窓から入る日差しやカーテンの開き具合などから部屋の明るさを感知し、室内を最適な明るさに自動調整する機能もあります。また、照明がテレビと連動するタイプでは、設定をするとテレビを視聴している間だけ照明を自動的に暗くしてくれます。映画をよく見るご家庭などでは、とても便利な機能ではないでしょうか。

5. 起床時間にあわせて照明が自動的についたり、カーテンが自動的に開いたりする

時間を設定しておくと照明が自動的についたり、カーテンが自動的に開いたりするシステムもあります。人間の体は光を感知すると自然と目が覚めると言われているので、朝が苦手でなかなか起きられない人には便利な機能なのではないでしょうか。

6. 窓が外部から開けられた際や、揺れ・異常を感知した際にスマホに通知が届く

家を留守にしている時に外から窓が開けられたり、地震の揺れや異常を感知したりした際、アラームが鳴ってスマホに通知が届きます。セキュリティ会社にも連絡がいくので、万一の際に安心。防犯対策を強化したい方にはおすすめです。

7. 荒天を検知すると窓が自動で閉まる

「窓を開けて外出したら、途中で突然雨が降ってきた」なんてこともたまにありますよね。そんな時、荒天を検知して自動的に窓が閉まるシステムがあると安心です。雨が吹き込んで部屋が水浸しになる……というようなウッカリ事件を防げます。

ここまでご紹介したIoT機器は、ほんの一例にすぎません。IoT住宅には他にも様々な便利な設備があり、日々の暮らしを便利・安全にしてくれます。これからお引っ越しを考えている方は、IoT住宅を視野にいれてみるのもいいかもしれませんね。