キッチンに漂う生ごみの臭いとサヨナラ!画期的な「ディスポーザー」って?
キッチンの三角コーナーから漂うイヤな臭い。どんなに掃除をしても臭いは消えず、毎日、生ごみを横目に不快な気分で調理や洗い物をしていませんか?
そんな悩みを解決してくれる画期的な設備があります。
それが「ディスポーザー」です。
衛生的で経済的!生ごみを処理するディスポーザーの4つのメリット
ディスポーザーとは、キッチンシンクの排水口の下に設置され、生ごみをミキサーのように粉砕して水とともに排水管に流し出す「生ごみ処理機」のこと。ディスポーザーを装備しているマンションなどには、粉砕した生ごみを水で流して処理槽に溜め、バイオ処理してから下水に流す排水処理システムが搭載されています。
標準的なディスポーザーでは、三角コーナー1杯分の生ごみを40~90秒で高速処理。とても便利な設備なのです。
そんなディスポーザーの代表的なメリットを挙げてみましょう。
1.衛生的
三角コーナーが不要になるため、シンク内に漂うイヤな臭いとはサヨナラできます。また、ハエやゴキブリの発生も抑えられて、衛生的です。
なお、掃除もとても簡単。氷と洗剤を一緒に入れるだけで、砕けた氷の角がディスポーザーの内部の汚れをかき出してくれます。目安として、週に1回は氷を入れて内部を掃除するようにしましょう。臭いが気になるときは、消臭効果のある「レモンなどの柑橘類の皮」を少し入れて回してみてください。※塩素系漂白剤は、生ごみの処理槽の働きを妨げるので、使用不可です。
2.経済的
1日に約3回、ディスポーザーを使用したとすると、その電気代は15円~30円ほどです。また、使用する水量は、1回につき水洗トイレを1回流す程度。電気代も水道代も安価で経済的です。
3.ごみの減量化
家庭から出るごみの約30%は生ごみ。ディスポーザーを使えば、ごみの減量化が計れます。
4.地球環境にやさしい
生ごみの焼却で発生する有害物質ダイオキシンや温室効果ガスは環境への影響が懸念されています。ディスポーザーで生ごみを処理することは地球の環境にもメリットがあるのです。
繊維質や硬いものは詰まりや故障の原因に。ディスポーザーの注意点
このようにメリットが多いディスポーザーですが、扱い方には注意が必要です。繊維質のもの(長ネギ、玉ねぎの皮など)をディスポーザーに入れると、繊維が中で絡まって詰まりの原因に。また、殻や骨など硬いものは、粉砕しきれずに故障してしまうこともあります。
もし、ディスポーザーが詰まってしまったら以下のいずれかの方法で対処しましょう。
■トイレ用ラバーカップで吸い出す
⇒ラバーカップに水が浸かっている状態で吸い出しましょう。
■真空式のパイプクリーナーを使用する
⇒ラバーカップに比べ、真空式のパイプクリーナーの方が速効性を期待できます。
■専門業者に相談する
⇒自分で対処しても復旧しなかったり、使用方法がわからなかったりすれば、専門業者に相談してみましょう。
住まいを検討されるのであれば、ディスポーザーをチェック!
シンクに生ごみのない生活は、イヤな臭いや害虫などのストレスから解放され快適です。ディスポーザーは、使用方法さえ守れば衛生的かつ経済的で、ごみの量が減るなどのメリットがいっぱい。
これから住まいを検討されるのであれば、キッチンにディスポーザーが備わっているかどうかもチェックしてみることをおすすめします。
この記事を書いた人
高橋和子
掃除コンサルタント
整理収納・家事代行を手掛ける「フェリシア ラボ」代表。主婦歴25年の経験と、8回の転勤と10年間の両親の介護経験を生かして、女性の目線で「きれい収納」を提案。整理収納とエコ掃除術で日常生活をサポートしている。平成24年9月、一般社団法人日本エグゼクティブプロモーター協会を設立。整理収納・片付けの資格講座を開講中でリカレント(生涯学習)教育の推進している。テレビや新聞など、メディア出演実績も多数。
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