掃除しやすいマンションとは?モデルルームでチェックすべき4つのポイント
おしゃれな住まいには誰だって憧れるもの。きれいにコーディネートされたモデルルームを見ると、思わず舞い上がってしまうことがありますが、いったん落ち着きましょう。
というのも、ただおしゃれなだけでは、いざ生活を始めてみると、掃除のしにくさにストレスを抱えてしまうことがあるからです。
では、掃除のしやすいマンションを見極めるには、どんなところに着目すれば良いのでしょうか?今回は、モデルルームを見学するときにチェックすべきポイントをご紹介します。
各ゾーンが広く、収納スペースが豊富なマンションは掃除しやすい
1.各ゾーンの広さ
同じ部屋面積でも、細かく仕切られているマンションより、ひとつひとつのゾーンが広いマンションの方が掃除しやすいでしょう。リビングをはじめ、各部屋や玄関などの広さを確認してください。また、バリアフリーであればロボット掃除機を使うこともできて、毎日の掃除が楽になります。
2.収納スペース
モノが散らかっていると、掃除がしにくくなって当然。床に直置きするモノが少なくなれば、掃除のしやすさは格段にアップします。リビングや各部屋、キッチンや洗面室に十分な収納スペースがあるか確認しましょう。
毎日使用する「水回り」のチェックも忘れずに!
3.キッチンの設備
上記2つに加え、さらにチェックしたいのが毎日使用する「水回り」。まずはキッチンですが、シンクと作業台が一体型のカウンターキッチンがおすすめ。シンクと作業台のつなぎ目がないため洗いやすく、掃除のストレスが軽減します。人工大理石など白い色味の素材を選べば、清潔かつスタイリッシュなキッチンが叶うはず。
また、調理のたびに汚れが気になるコンロも「ガラストップコンロ」ならお手入れは簡単。濡らしたタオルで拭くだけで汚れを落とせます。キャビネットは、引き出しがゆっくりとスムーズに閉まる「ソフトクロージング機能」が付いているタイプが良いでしょう。生ゴミを処理してくれる「ディスポーザー」も、設置されていればより便利です。
4.トイレ・バスルーム
トイレやバスルームのサイズは、ファミリーなら1418サイズ以上が目安。あまりに狭いと、掃除がしにくくなるだけではなく、くつろぎ感が損なわれます。
なお、浴室ではバスタブに関心が向きがちですが、洗い場の広さも確認を。それから、掃除しやすくカビがつきにくい壁材・床材であるかもチェックしましょう。
また、ミストサウナを設置するマンションが増えていますが、水道光熱費がさほどかからないうえ、よく温まって便利。美容上のメリットだけでなく、介護にも役立つ設備のため、要チェックです。
モデルルームを見学する際は、生活動線を確認しながらイメージしよう!
マンションは「人生で最も高価なお買い物」と言っても過言ではありません。せっかく手に入れたマンション、長くきれいに保ちたいですよね。
そのためには、掃除のしやすさは無視できません。モデルルームを見学する際にしっかりとチェックして、快適な住まいを手に入れましょう。実際に住むことを想定して、家族の生活動線を確認しながらイメージすることが大切です。
この記事を書いた人
高橋和子
掃除コンサルタント
整理収納・家事代行を手掛ける「フェリシア ラボ」代表。主婦歴25年の経験と、8回の転勤と10年間の両親の介護経験を生かして、女性の目線で「きれい収納」を提案。整理収納とエコ掃除術で日常生活をサポートしている。平成24年9月、一般社団法人日本エグゼクティブプロモーター協会を設立。整理収納・片付けの資格講座を開講中でリカレント(生涯学習)教育の推進している。テレビや新聞など、メディア出演実績も多数。■HP:http://felicia-lab.jp
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