住まいの基本知識

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戸建てからマンションへ住み替えはアリ?メリットを探る

マイホームを購入するなら「戸建て」か「マンション」か ――。

 

よく見かけるテーマですが、どちらにもメリット・デメリットがあるため、一概にどちらが良いとは言えません。そこで今回は「戸建てからマンションへ住み替えるなら?」という視点に絞り、そのメリットを探ってみたいと思います

マンションに住み替えるメリットは「利便性」。駅やスーパーに近い物件が豊富

一般的にマンションのメリットといえば、やはり「利便性」が挙げられるでしょう。「駅に近い」「スーパーに近い」といった物件が多くあります。

 

都心部の駅近くの戸建てに住もうと思えば、土地代だけでもかなりの費用がかかります。それに、もし金銭的に余裕があって「お金はいくらでも出せる」といっても、駅の近くで自身の希望にあった土地を個人が購入できるチャンスは少ないのが現状。なぜなら、そういった土地が売りに出されることがそもそも少なく、また、売りに出されたとしても法人などが先に購入してしまうからです。

 

私の知り合いは、子どもが住んでいる都心部への引っ越しを希望し、「近くに駅・スーパー・病院・図書館・地区会館があり、子どもが住んでいる駅まで電車1本で行けるところ」という条件で家を探しました。すると、戸建ては見つからなかった反面、複数のマンションが見つかったそうです。このように、マンションと同じ立地条件で新たに戸建てを購入するのはかなり難しいといえます。

 

また、マンションには「外側の手入れが不要」という大きなメリットもあります。戸建てに住めば、庭の手入れや玄関先の掃除などを行わなければなりませんが、仕事や家事に忙しかったり、高齢であったりすれば負担に感じることも。特に降雪地域では、マンションに住んでいると、冬の雪かき・雪下ろしの問題からも解放されます。

 

事故などを防ぐ意味においても「『外側の手入れが不要』のマンション暮らしの方が安心」という見方もできるでしょう。

戸建てでも修繕費はかかる。10年に1度、150万円以上に上る計算も

ただ、「マンションでは管理費や修繕費が毎月かかるから、結果的に金銭的な負担が増える」という意見もあります。しかし、戸建てには修繕費がかからない、というわけではありません。

ある調査によると、築年数平均35.8年で使った自宅修繕費の平均は556万円とのこと。

単純計算で、10年に1度のスパンで150万円以上のお金がかかる計算になります。戸建ての場合、マンションと違って毎月の支払いはありませんが、数年ごとに発生する大きな費用負担に備え、資金を貯めておく必要はあるでしょう。

また、マンションでは駐車場代などがかかりますが、反対に、火災保険料や固定資産税は安い傾向があります(※それぞれの物件により異なります)。

 

マンションへの住み替えは「条件の優先順位」を考えて検討を!

戸建てに住み続けるべきか、それともマンションに住み替えるべきか。それは、重点を置く条件により変わります。

 

「庭いじりを楽しみたい」「郊外の広々とした立地でのんびりしたい」というのであれば、戸建ての方が向いているのかもしれません。

 

一方、「どうしても駅やスーパーから近くて便利なところに住みたい」「掃除は家の中だけで手一杯!」というのであれば、都市部のマンションへの住み替えはアリです。

 

住み替えやマイホーム購入を検討される場合は、自身の生活スタイルから「条件の優先順位」を考えるところから始めてみましょう。

この記事を書いた人

佐々木茂樹

ファイナンシャルプランナー

1968年、北海道旭川市生まれ。1986年に旭川北高校を卒業、旭川市内の老舗ホテルに勤務。1988年より道内の郵便局に転職、郵便・貯金・保険業務を経験。在局した17年間のうち10年間保険業務に携わり、その間にAFP、2級FP技能士資格を取得。2006年より、三井住友海上きらめき生命でファイナンシャルコンサルタントとして勤務。2011年、同社を退職し、ファイナンシャルサービス株式会社を設立。

■HP:http://financial-service.jp/

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