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住まいの基本知識

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IoT住宅で高齢のご家族の見守り・生活サポートを。離れてもできる親孝行とは

近年増えているIoT(インターネット・オブ・シングス)を組み込んだ機器や家電を取り入れた住宅。そんなIoTは、高齢者の見守りシステムとしてもおすすめです。離れていても高齢のご家族の安全安心な暮らしをサポートできます。今回はIoT機器が高齢のご家族のサポートになる理由や具体的にどういったサポートができるのかご紹介します。

IoT機器は「高齢者の見守り」のために生まれた?

もともとIoTの走りは、『高齢の方が電気ポットを使うと、その使用状況がご家族のスマホに通知される』というものでした。「いつも朝は必ず電気ポットを使うのに、今日はまだ一度も使っていない……」というように高齢のご家族のいつもと違う状況を知って、然るべき対処ができます。

IoT製品の種類も数も増えた現在では、電気ポット以外にもたくさんの技術が発達しています。さまざまな方法によって離れていてもご家族の状態を知ることができ、さらに遠隔からの機器操作も可能になっています。

【1】高齢者の熱中症やヒートショック防止

IoT住宅は、外出先からでも部屋の温度や湿度などを知ることができます。
部屋が暑すぎないか・寒すぎないかを把握でき、さらに空調のコントロールも可能です。例えば、あまり快活に歩き回ることができない高齢の方の場合、空調をご自身でコントロールするのが億劫になってしまうこともあるでしょう。また、エアコンのリモコンの使い方が難しく、ご自身でうまく操作できないことも。
高齢者の自宅での熱中症や、冬場のあたたかい室内と寒い浴室の温度差によるヒートショックは、空調管理が適切にできていないために起こります。ご家族が常にお部屋の温度や湿度を管理できれば、こういった被害の防止につながります。

【2】ご家族の室内での動きを把握して、急病や事故に備えられる

IoT住宅は、室内にいる人が起こした衝撃や振動・転倒などの動きを遠隔にいるご家族に通知してくれる機能があります。例えば、高齢者が室内で転んだり倒れたりしても、通知によってご家族が気付きさえすれば外出先から救急車を呼ぶなど適切な処置を促すことが可能です。
このほかに、寝室のドアに一定時間動きがなかったりトイレを一定時間使っていなかったりするとお知らせがくるシステムも。「いつもの起床時間なのにまだ起きていない」「もう夜中なのに寝室に行っていない」「朝から一度もトイレを使っていない」などの状況がわかるので、室内での急病や事故に迅速な対応ができます。

【3】玄関の出入りを把握し、家の防犯を高める

高齢者を狙った怪しいセールスや詐欺商法のニュースは後を絶ちません。また、空き巣や強盗の被害も心配です。そんなときも、IoTシステムが防犯対策にひと役買ってくれます。
IoT住宅は、玄関や窓からの人の出入りをスマホやパソコンに通知できます。この機能を利用すれば、高齢者を狙った怪しいセールスや不審な侵入を逐一確認し、詐欺・犯罪の防止に繋がります。

【4】センサーキーでご家族の外出・帰宅状況を把握できる

また、IoT対応のセンサーキーを使ってご家族の外出と帰宅状況も把握することも可能です。「こんな遅くにひとりで外出するなんて何かあったのでは?」「帰宅が遅いけれど事故に巻き込まれたりしていないだろうか」など、「おかしいな」と思ったときにすぐに対応ができるようになります。

IoT機器を導入することで高齢のご家族の健康と安全・安心を見守り、万一の事態に素早い対応ができるようになります。つまりIoT機器は、離れていてもできる親孝行と言えるでしょう。離れて暮らす高齢のご家族がいる方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

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