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住まいの基本知識

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真夏を涼しく快適に。ベランダの打ち水効果を最大化するポイント

日本の伝統的な暑さ対策である「打ち水」。地球温暖化対策キャンペーンの一環として政府からも奨励されていることもあり、市民が参加する打ち水のイベントが各地で実施されるなど、近年見直されています。

誰にでも簡単にできる打ち水ですが、より効果を得るためには時間帯や水の量などが鍵。今回は、エコな暑気払いである打ち水の原理や効果、ベランダで行う際のポイントをご紹介しましょう。

打ち水で涼しくなる?原理と効果について

打ち水の歴史は長く、江戸時代などの冷房設備がない時代から庶民の間で積極的に行われていました。当時は、清涼効果はもちろん、家の前の土埃が舞わないようにして客を迎える準備としても用いられていたといわれています。

では、なぜ打ち水をすると涼しくなるのでしょうか。それには、水が蒸発するときに周囲から吸収する熱「気化熱」が関係しています。

例えば、汗をかいた後に身体が冷えますが、これも気化熱の働きによって起こる現象のひとつ。つまり、打ち水によってまかれた水が蒸発する際に地面の温度を吸収するため、周囲の涼しさが増すのです。気化熱のほか、「打ち水によって濡れた地表の気温が上がりにくくなる」「濡れた地面を通る風が冷やされて涼しくなる」といった効果もあります。

打ち水の実際の効果は条件によって変化しますが、打ち水をする前後では、およそ1〜2℃温度が下がることが証明されているのです。たかが1℃と思われるかもしれませんが、夏にエアコンの設定温度を1℃上げるだけで電気代を約1割節約できます。その節電効果は思いのほか大きいといえるでしょう。

打ち水は戸建ての玄関前などで行うイメージがありますが、マンションのベランダも打ち水に最適の場所です。大きな窓があるベランダから入ってくる熱気を抑えられれば、室内を涼しくすることができます。

ベランダに打ち水する際の7つポイント

打ち水の方法は、水をまくだけです。必要なものは水と水を入れる容器だけ。100円ショップなど買える柄杓(ひしゃく)があれば便利ですが、水をまくのはペットボトルでも手でも構いません。打ち水したい場所で、子どもに水鉄砲遊びをさせるのも楽しいでしょう。

 

ポイント1.汚れていない水を使用する

洗剤や油などが含まれていない水をまくようにしましょう。野菜を洗った水やお風呂の残り湯や雨水などを二次利用すると、よりエコですね。

 

ポイント2.少量の水を繰り返しまく

「水をベランダ全体が湿る程度にまき、乾いたら再びまく」というように繰り返し打ち水することで効果が出ます。蒸発するときに涼しくなるため、あまりに一気に水をまいてしまうと蒸発が遅れてしまいます。水の量は「水たまりができない程度」を目安にしてください。

 

ポイント3.効果的な時間帯は朝と夕方

打ち水に効果的な時間は、気温が上がりきる前の朝と、気温が下がり始める夕方です。気温が上下する朝夕は、風も比較的よく吹くため、気化熱効果が高まります。ちなみに地表温度が高い昼間は水をまいてもすぐ蒸発するので、かえって蒸し暑くなるため逆効果です。

 

ポイント4.日陰に水をまく

打ち水は日なたよりも日陰で行う方が効果的です。もし日陰がない場合は、軒につるす「すだれ」や、軒下やベランダ側から窓に立てかけて使う「よしず」を用意してみてください。すだれやよしずに直接水をかけるのもおすすめです。部屋に涼しい風が入ってきますよ。

 

ポイント5.グリーンカーテンを作れば一石二鳥!

ベランダに、プランターなどを利用してグリーンカーテンを作れば日陰ができるので、打ち水の効果がアップします。また、植物には、葉から水蒸気が蒸発する際に周囲の熱を奪って温度を下げる「蒸散作用」があり、打ち水と同じ効果が期待できるのです。

植物に水やりをする朝夕は、打ち水に最適な時間帯とも重なります。水やり兼打ち水で涼をとり、キュウリやゴーヤなどの夏野菜などの収穫を楽しむのも良いでしょう。

 

ポイント6.室外機周辺に打ち水をすると節電効果アップ!

ベランダにあるエアコンの室外機周辺に打ち水をすると、室外機付近の気温が下がり、エアコンの冷却効果がアップします。ただし、室外機は雨にさらされることを想定して上からかかる水には強いものの、横や下から水がかかると故障する恐れがあります。注意をしましょう。

 

ポイント7.近隣の迷惑にならないように!

ベランダ部分は防水されていないことも多いので、下の階に漏れてトラブルにならないように十分に確認してください。また、ベランダの壁に打ち水をするのも効果的ですが、隣の家に水が飛ばないように気をつけましょう。

打ち水は、地球にやさしい暑さ対策

手軽にできる打ち水は、涼しげな視覚効果もあり、エアコン代まで下がるとあって、まさに嬉しいことづくし。

本来捨てるものを再利用しながら暑さを和らげられる、とても地球にやさしい暑さ対策ですので、打ち水が家族で地球の温暖化や節水について話し合うきっかけにもなるかもしれません。暑い夏を乗り切る生活の知恵として、ベランダでの打ち水にトライしてみましょう。

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