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【もうすぐボジョレーヌーボー解禁!】未開封・開栓後のワインの適切な保存方法は?

フランスのボジョレー地区で作られる新酒を意味する「ボジョレーヌーボー」。フレッシュでフルーティな味わいで、日本でも人気が高いワインです。毎年11月第3木曜日の解禁日に手に入れる人も多いのではないでしょうか。

そんなボジョレーヌーボーなどのワインを手に入れたら、できるだけ良い状態で保存し、おいしくいただきたいもの。そこで今回は、未開封・開栓後のワインの保存方法を解説します。

ワインを保存する際に大切な6つの要素

ワインは、とてもデリケートな飲み物です。少しの環境変化でも劣化してしまうことがあります。ワインをおいしく味わうためにも、まずはワインの保存で大切な6つの要素を押さえておきましょう。

 

1.温度

ワインの保存に適した温度は13~15度といわれています。日本の夏のように高温な状態に置かれると、ワインは変質し、味が損なわれてしまいます。ワインは急な温度変化にも弱いため、温度差がある移動はできるだけ避けるようにしましょう。

 

2.湿度

実は湿度も大切な要素。ワインを保存する場所の湿度は65~80%を維持するのが理想です。湿度が低い場所では、コルクが乾燥し、収縮。そうすると、空気が通りやすくなり、ワインが酸化しやすくなります。

 

3.光/紫外線

日光に含まれる紫外線に当たると、ワインの劣化が進みます。また、蛍光灯の光で変質する可能性も。ワインは直射日光だけでなく。蛍光灯の光が当たりにくい冷暗所での保存がおすすめです。

 

4.振動

ワインは振動で化学変化が起こり、変質することがあります。そのため、ドアの開け閉めが頻繁な場所や電気機器などの細かな振動があるところはワインの保存に向いていません。動かすときは振動が起きないように慎重に。そして、頻繁に動かさないように気を付けましょう。

 

5.ニオイ

コルク栓は未開封の状態でもニオイを通してしまうため、ワインの香りが外部からのニオイで損なわれることがあります。ワインの近くには、香辛料や洗剤、臭い付きの消臭剤といったニオイの強いものを置かないようにしましょう。

 

6.角度

ワインは寝かせて保存するのが基本です。それは、ワインでコルクが乾かないようにするため。コルクの乾燥はワインの酸化につながります。できれば、ワインボトルの底のほうがやや高めになる角度で保存するようにしましょう。

ただし、これはワインセラーや冷蔵庫の野菜室で長期間保存する場合のこと。常温での保存時は、ワインにコルクのニオイがつかないように立てて保存します。

未開封のワインの適切な保存方法

日本の気候で、ワインの保存に大切な6つの要素をクリアするのはかなり難しいかもしれません。やはり、複数のワインをある程度の期間保存するには、ワインセラーを使うのがベストです。

とはいえ、ワインセラーがある家は少ないでしょう。続いて、ワインセラーがない場合、未開封ワインをどのように保存したら良いのかご紹介します。

 

・暑い時期の未開封のワインの保存方法

ワインを25℃以上の環境で長期間保存すると、劣化の原因になります。最高気温が25℃を超え始める初夏から秋にかけては、常温でのワインの長期保存は避けましょう。

暑い時期にはワインを飲みたいときに購入し、すぐに飲み切るのがおすすめです。もしくは、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。冷蔵庫は振動があり、ワインにとっては温度も湿度も低すぎますが、野菜室であれば温度も湿度も冷蔵室より高いため、次善の策といえます。

 

・寒い時期の未開封のワインの保存方法

冬の寒い時期には、「暖房で暖かくなりすぎない」「冷えすぎない」場所で保存しましょう。床下の保存庫や暖房をかけない部屋の押し入れなど、ワインにとって適温(13~15度)な場所を探してみましょう。

なお、寒冷地などで室温が低くなりすぎる場合は、暑い時期と同じく、冷蔵庫の野菜室で保存してください。

 

・常に気を付けたいコルクの乾燥

ワインのコルク栓が乾燥すると、ワインを劣化させてしまうだけでなく、開栓の際にコルクが崩れてしまうこともあります。コルクが乾燥しないよう、ひと手間かけましょう。ワインのキャップシールの部分をラップなどで巻いて保存するのも一案です。

 もしコルクが乾燥してしまったら、開栓の2~3日前くらいからワインを横にしてコルクを湿らせましょう。その際、コルクのニオイがワインにつかないよう、冷蔵庫の野菜室などで保存してください。

開栓後のワインの適切な保存方法

ワインの開栓後は、コルクを抜いた瞬間から一気に酸化が進むため、その日のうちに飲み切ってしまうのが一番です。ただ、どうしても飲み切れないときもあるでしょう。

ワインセラーがない場合、開栓後は赤ワインも白ワインも冷蔵庫で保存します。ワインの熟成度にもよりますが、数日から1週間程度であればおいしく飲めるはずです。

 

・抜いたコルクをはめ直す

再び栓をするのに最も簡単なのは、抜いたコルクを再利用すること。ただし、スクリューで穴が開いているので酸化が進みやすくなっています。少しでも酸化を遅らせるためには、コルクをラップで包んでから栓をしましょう。

コルクの差し込まれていた側は膨張するため、再度栓をするのは難しいことが多いです。そういった場合は、逆側を差し込むようにすると良いでしょう。

 

・ワインストッパーを使う

ワインストッパーを使って栓をすると、コルクを入れ直すよりも、ストレスなく栓ができるでしょう。

より長く保存したい場合は、ワインボトル内の空気を抜いて、酸化を抑えてくれるワインストッパーの活用を。スパークリングワインやシャンパンなど発泡性のワインには、炭酸可のものを選びましょう。

 

・小さなボトルに移し替える

ちょうど良いサイズのガラス瓶やボトルがあれば、残ったワインを移し替えて保存するのも良いでしょう。酸化が進みにくいよう、残ったワインの量がギリギリ入る容量のものを選んでください。

 

・ワイン開栓後は立てて保存

開封したワインは冷蔵庫で立てたまま保存してください。寝かせて保存すると、量が減っている分、空気に触れる面積が増え、酸化が進んでしまう原因になります。

適切な保存がワインを楽しむカギ!

「ワインは生きもの」といわれるように、ワインは置かれた環境で味や風味が変わるデリケートな飲み物です。それだけに、ワインに合った環境で保存することがとても大切なのです。

今年のボジョレーヌーボーも適切に保存して、おいしく味わいましょう。

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