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住まいの基本知識

物件の選び方や、住宅ローンの組み方などの住宅購入に関する
基本的な知識や暮らしの雑学・知識をご紹介します。

子育て世帯におすすめ!あると嬉しいマンション設備とは?

マンションを選ぶ際、間取りや広さ、価格と同様、室内設備や共有設備も大切な決定要素です。これらの設備は、住む人の安全を守ってくれたり、家事をラクにしてくれたり、住民同士の交流を促進してくれたりと、さまざまなメリットを日々の生活にもたらしてくれます。

子育て中の親は「子どもを見守りたい」「すくすく育ってほしい」と心から願うもの。今回は、そんな親たちの気持ちをサポートしてくれるマンション設備についてご紹介します。

子育て世帯が助かるマンションの室内設備5選

まずは、子育てをする際にあると便利な室内設備を5つご紹介します。

 

1.対面式キッチン

対面式キッチンとは、リビングやダイニングに対面する形で作業できる開放的なキッチンのことです。小さな子どもがいても、対面式キッチンであれば料理や皿洗いをしながら子どもの様子を見ることができますし、何かあってもすぐに気が付けます。

また、子どもが大きくなってからもお手伝いを頼みやすく、親子間のコミュニケーションも取りやすいでしょう。

 

2.食器洗い乾燥機

2000年以降、「新三種の神器」といわれる食器洗い乾燥機は、使い始めたら二度と手放せないという声が多い人気設備です。「食器洗いの手間から解放される」「節水ができる」などのメリットのほか、汚れた食器類を目のつかないところに置けるため、「早く洗わなきゃ」と感じるストレスから解放されるという点も見逃せません。

ビルトインタイプであれば、見た目もスッキリしますし、キッチン内の作業スペースが狭くならず快適です。

 

3.お風呂の追い焚き機能

家族が増えて、みんなが同じ時間帯に入れない場合は、お風呂の追い焚き機能が活躍します。家族全員が温かいお風呂に入れて、ボタンひとつでお風呂の予約や自動給水もできるので、「お湯がぬる過ぎた」「うっかりお湯を止め忘れて、お風呂があふれていた」ということもありません。

子どもが小さいうちは、お風呂は貴重なコミュニケーションの時間。追い焚き機能はそんな家族の強い味方です。

 

4.床暖房

床暖房は事故の心配が少なく、小さい子どもがいる家でも安心して使うことができる暖房器具です。赤ちゃんがハイハイして熱源に触れて火傷をすることもありませんし、温風による乾燥やホコリの舞い上がりなどがないためアレルギー体質の子どもにもぴったり。

 「頭寒足熱(足元を温めて、頭を冷やす)」状態を作ることができるため、勉強をするような年齢になった際の学習環境としても理想的です。

 

5.キッチンパントリー

子どもが小さいうちは、自分の行きたい時間に買い物に行けないという場面が多くあります。そんなときに助かるのがキッチンパントリー。食料や飲み物を保存する食料庫として使えば買い物の回数を減らすことができますし、災害時の備蓄品を保管すれば日常の安心にもつながります。

 玄関に入ってすぐの場所にパントリーを設ければ、帰宅後の収納がラクになります。

子育て世代が助かるマンションの共有設備5選

次に、マンション暮らしのメリットを最大限に引き出す共有設備についても見ていきましょう。

 

1.24時間ゴミステーション

曜日や時間を気にせずに、いつでも好きなときにゴミを捨てることができる24時間ゴミステーションは、年齢や世帯構成を問わず要望が高い共有設備です。大掃除やパーティーの後で家の中にゴミがたまって困ることも、夏に生ゴミの匂いに悩まされることもありません。

各階にゴミステーションが設置されているマンションであれば、ゴミを持ってエレベーターに乗る必要がなく、より便利です。

 

2.宅配ボックス

子育て中は、ネット通販に頼ることも多くなりますが、そんなときに重宝するのが宅配ボックスです。不在時に配達されたとしても、再配達を頼む手間を省くことができますし、感染対策や防犯面でも安心。ポストに入らない届け物も受け取りやすくなります。

最近は、生鮮食品を保管できる冷蔵機能付きの宅配ボックスや住戸専用などもあり、使いやすさはさらにアップしています。

 

3.エントランスのオートロックシステム

マンションに入る際、部屋の鍵もしくは暗証番号の入力が必要なマンションは、それらがないマンションに比べて格段に安全性が上がります。部外者が入りにくいため、「空き巣に狙われにくい」「セールスを避けやすい」などのメリットが期待できます。

玄関前のモニター付きインターホンや防犯カメラなどがあれば、より安心して子育てができるでしょう。

 

4.専用庭

子どもが小さいうちは親子で公園に行く機会が増えますが、それがマンション内にあれば何かと助かります。身近に緑がある環境が心に潤いをもたらしてくれるだけではなく、子どもと一緒に公園まで行く際に車通りを心配することもありませんし、途中で雨が降ってきた場合もサッと家に帰ることができます。

さらに庭で子どもを遊ばせながら入居者同士で交流ができれば、子育て中の安心感にもつながります。

 

5.パーティールーム

誕生日、ハロウィン、クリスマスといったイベント時に大人数で集まる場合、パーティールームがマンション内にあれば、気軽に開催することができます。椅子やテーブル、食器なども揃っていることが多く、さらに調理ができるスペースがあることも。

パーティーは、子どもの社交性、コミュニケーション能力アップに効果が大きいといわれており、利用価値の高い共有施設です。

必要な設備を備えたマンションを選び、快適な生活を!

室内設備や共有設備が充実したマンションに住むことは、さまざまな恩恵をもたらします。室内設備は家事の負担や育児ストレスを減らしてくれますし、共有設備はマンションの住民同士の交流を促進したり、安全性を高めたりすることができます。生活の質はマンションの設備によって、大きく変わるといってもいいでしょう。

ただし、備え付けの設備が多いと、その分、販売価格が高くなったり、管理費が高額になったりする傾向があるのも事実です。自分たちの子育てスタイルに必要な設備がそろっているかどうかを吟味したうえで、マンション選びのヒントにしてください。

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