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子育て

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薬を嫌がる子どもの原因は?上手に飲ませるコツと注意点

子どもが病気というだけでも大変ですが、さらに「薬は飲みたくない!」といわれると、親は途方にくれてしまうもの。薬を嫌がる子どもには、どのように対応したら良いのでしょうか。

今回は、子どもが薬を嫌がる原因や上手に飲ませるコツについてご紹介します。

子どもが薬を嫌がるのは、なぜ?考えられる原因

子どもが薬を嫌がる理由は何でしょうか。主な原因として以下のようなものが考えられます。

 

・薬の味が苦手

子どもが薬を嫌がる理由で最も多いのは「薬の味が苦手・嫌い」でしょう。

 

・薬の形状が飲みにくい

「粉薬を一口で飲み込めず、口いっぱいに苦味が広がってしまう」「錠剤が大きすぎて喉につかえる」など、薬の形状が子どもにとって苦手意識の原因かもしれません。

 

・病気で薬を受け付けられない

「熱が高くて機嫌が悪い」「吐き気が強い」「口内やのどに痛みがある」など、薬を飲めない原因が病気に起因する場合もあります。

 

・保護者とのコミュニケーション不足

自分に注意を向けてほしい気持ちが薬を嫌がる原因になっていたり、薬を強要されることに対する反発心が芽生えていたりする場合も考えられます。その場合は、子どもの心を満たしてあげることが必要です。

嫌がる子どもに薬を上手に飲ませる6つのコツ

子どもの性格も好みも、そのときの病状の症状もそれぞれ異なるため、子どもに薬を飲ませる絶対的な方法はありません。まず子どもを観察して状況をしっかりと把握したうえで、以下のような工夫をしてみましょう。

 

1.薬の存在を隠さない

子どもが23歳を過ぎたら、苦い薬を「隠さない」ようにしましょう。子どもは常に親の顔を見ていますので、親が何かを隠しているのはわかりますし、バレてしまったときに薬嫌いを助長してしまうことがあります。

また、3歳以降は薬の必要性をきちんと説明して、「何味の薬にする?」「何と混ぜる?」という選択肢を与えましょう。すると子どもにとっては「自分が選んだ味」になり、がんばって飲もうという意欲につながります。

 

2.薬を飲ませるタミングに注意する

食後の服用は、お腹がいっぱいで難しかったり、ミルクと一緒に吐き出してしまったりすることもあります。病院で「1日3回毎食後に飲ませる」といわれた薬でも、特別な場合を除いては、ミルクや食事の前でも問題のないことが多いものです。

「食後のほうが、吸収が良い」といった事情がないかを確認のうえ、空腹時に試してみるのもひとつの手です(念のため、医師や薬剤師に確認しておくと、さらに安心です)。

 

3.飲みやすい薬の形状を用意する

成分が同じでも、薬にはシロップや錠剤、粉薬などさまざまな形状があります。粉薬が上手に飲めない場合は、錠剤や水なしで飲めるタイプの薬などに変更できるか、気軽に医師や薬剤師に相談しましょう。

また、月齢とともに、飲めなかったものが飲めるようになることもあります。専門家のアドバイスを参考にしながら、その時期のベストな薬の形状を探してみてください。

 

4.薬の飲ませ方を工夫する

薬は、基本的には水やぬるま湯で飲むようにいわれますが、それでは薬のにおいや味が強く感じられるため不快感が残ります。その場合は、味が濃いまたは甘みが強いものを混ぜてみましょう。例えば、ココア、病院の売店や薬局などで購入できる服用補助ゼリー、少量のプリンやアイスなどです。

ただ、酸味がある柑橘系のフルーツジュースや、乳酸菌飲料と混ぜると、苦味が余計に増す場合がありますので、これらは避けたほうが無難です。

なお、溶かしてから時間が経つと、コーティングがはがれて苦味が増したり、薬の成分が不安定になったりする可能性もあるので、作り置きはせずにすぐに飲ませることもポイント。その他、薬の効果に影響が出るものや味が変化してしまうものもありますので、混ぜる前には薬剤師に相談しましょう。

 

5.薬を飲みたくなるような雰囲気づくり

薬を飲んだ後に「ちゃんとお薬飲めたね!」と褒めてあげることは、とても重要です。ん息の薬のように定期的な服用が必要な場合、保護者はつい子どもに任せっきりにしてしまったり、飲まないことを叱ったりしてしまいがちです。しかし、保護者が自分に注意を向けてくれないことが、薬嫌いの原因になっていることもあります。

これを「薬を飲めば褒めてもらえる、かまってもらえる」という認識に変えさせるためにも、「今日も頑張ったね!」と毎回一言かけることを忘れないようにしましょう。

 

6.薬を飲めないときも焦り過ぎない

高熱や吐き気などの体調が原因で、薬が飲みにくいときもあります。熱が高く、機嫌が悪いときは、熱を下げるために冷却と水分補給を優先させ、子どもが薬を飲めそうなタイミングを待ちましょう。

 もし吐き気が強くて飲めないときは、無理に飲ませることはありません。口の中やのどに痛みがあって飲めないときは、飲みやすい薬の形状に変更したり、飲み込みやすい服薬ゼリーを使ったりすることもできます。いずれにせよ、飲めないことに対して「そんなときもある」と思う気持ちも、時には必要です。

子どもに薬を飲ませる際、大切なのは「笑顔で接する」こと

薬が大好きという子どもは、ほとんどいないでしょう。薬を嫌がって飲まないことはよくあることですし、それまでは飲んでいたのに急に飲まなくなってしまうことも珍しいことではありません。そんなとき保護者は、自分を責めたり、子どもを叱ったりしてしまいがちですが、まずは「よくあることだから」と自分を落ち着かせるようにしましょう。

子どもに投薬する際、最も大切なことは「笑顔で接する」ということです。子どもは、身近な大人の顔を見て自分が安全かどうかを判断します。薬を与える大人が「飲ませなきゃ」と緊張してこわばった面持ちで接すると、子どもはその気配を感じ取り、泣いたり嫌がったりします。飲ませた後に笑顔でしっかりかまってあげることで、子どもに安心感を与えることにつながります。

ただ、薬を飲めない状況が長引いて、回復が思うように進まない場合は、家庭で無理をせずに医師や薬剤師に相談しましょう。

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