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住まいの基本知識

物件の選び方や、住宅ローンの組み方などの住宅購入に関する
基本的な知識や暮らしの雑学・知識をご紹介します。

年収別!借り入れ可能な住宅ローン金額の目安

マンション

マンション購入を検討する際、自分の年収でどれくらいの住宅ローンを組むことができるのか、とても気になりますよね。

そこで今回は年収別に、借り入れ可能な住宅ローン金額の目安を見ていきましょう。

住宅ローン

一般的に、返済比率30%~40%が借入可能な金額

住宅ローンの借入可能額を算出する方法のひとつに「返済比率」があります。返済比率とは「収入に対して、1年間でいくら返済しているのか」という割合です。

・返済比率 = 年間返済額÷年収×100

一般的に、返済比率30%~40%が借入可能な金額とされています。例えば、年収600万円の人が3,800万円を30年、利息3%で借りる場合、年間約1,922,500円の返済となり、返済比率は32%。※1,922,500円÷600万円×100≒32

このとき、返済比率を「35%以内まで」と設定している金融機関であれば、住宅ローンの借入は問題なさそうです。しかし、返済比率が30%以内までと定められている金融機関からは借入が難しくなるでしょう。こんな場合は、返済期間を35年などに伸ばすことで返済比率を下げれば、借入できるかもしれません。

なお、この返済比率には、住宅ローン以外の自動車や家電などのローンの支払いも含まれます。上記例と同様の条件に加えて、自動車のローンに年間70万円を返済しているなら、返済比率は40.9%に。※(1,754,900円+70万円)÷600万円×100≒40.9)

このように、自動車などのローンがあれば返済比率は上がり、住宅ローンで希望額を借りられなくなる可能性が高まります。もし、マンションの購入を考えているならば、その前にローンで大きな買物をすることは控えておく方が無難です。

それでは、年収別に返済比率が35%の金融機関の場合(返済期間35年・金利3%・他のローンなしで計算)で、どのくらいのローンを組めるか計算してみましょう。

・年収400万円→3,000万円のローン(返済比率 約34.6%)
・年収500万円→3,700万円のローン(返済比率 約34.2%)
・年収600万円→4,500万円のローン(返済比率 約34.6%)
・年収700万円→5,300万円のローン(返済比率 約35%)
・年収800万円→6,000万円のローン(返済比率 約34.6%)

※なお、これらの金額はあくまで目安です。金融機関や購入する物件などにより借りられる金額は異なります。

話し合うカップル

毎月返済可能な住宅ローン支払額を試算してみることが大切

ただ、「借りられるから借りる」ということでは、その後の生活に無理が出たり、せっかくのマイホームを手放したり、という最悪のケースになりかねません。

返せる住宅ローン支払額を把握するには、現在の家計を見直し、将来設計からライフプランシミュレーションを行うことをおすすめします。

まず、通常の生活費、食費、教育費、家電の買い替え費、旅行の費用などの支出を収入から引き、毎年の収支を確認することから始めます。税金・社会保障の計算もお忘れなく。収入には、保険の満期給付金や子ども手当などを含みましょう。なお、賃貸住まいで住宅補助をもらっている場合、持家になると補助が無くなることもあるため、考慮してください。

次に、月々いくらなら住宅ローンの支払いに使っても支障がないかを考えましょう。「今の収入では難しい」となれば、共働きなどについて検討してみるのも良いかもしれませんね。

ライフプランシミュレーションを行えば、毎月返済可能な住宅ローン支払額が見えるだけではなく、これからの人生について考える良い機会となるはずです。

良い物件を逃さないためにも、資金計画は万全に!

マンション購入を検討し始めると、希望に合った物件に出会うのはなかなか難しいものだと気づくことでしょう。人気の高い物件には、迷っている間にすぐに買手がついてしまうことも少なくありません。

良い物件を逃さないためにも、あらかじめ資金計画をしっかりと準備しておきましょう。

この記事を書いた人

佐々木茂樹

ファイナンシャルプランナー

1968年、北海道旭川市生まれ。1986年に旭川北高校を卒業、旭川市内の老舗ホテルに勤務。1988年より道内の郵便局に転職、郵便・貯金・保険業務を経験。在局した17年間のうち10年間保険業務に携わり、その間にAFP、2級FP技能士資格を取得。2006年より、三井住友海上きらめき生命でファイナンシャルコンサルタントとして勤務。2011年、同社を退職し、ファイナンシャルサービス株式会社を設立。

HP: http://financial-service.jp/

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