琵琶湖の東側にある滋賀県近江八幡市は、湖畔の自然や歴史的景観が楽しめる風光明媚な町です。けれど、実はそれだけではなく、絶品ご当地グルメが豊富なエリアという一面も持ち合わせているのです。
今回は、近江八幡市とそのご当地グルメの魅力をご紹介します。
子育てにぴったり!近江八幡市って、どんな町?
滋賀県のほぼ中央に位置する近江八幡市は、歴史的情緒と豊かな自然にあふれた町です。織田信長が安土城を、豊臣秀吉の甥である豊臣秀次が八幡山城を築いたということもあり、古くから城下町が発達。近江商人発祥の地にもなりました。現在でも市街地と琵琶湖を結ぶ八丁堀など、昔ながらの町並みが色濃く残っているのです。琵琶湖の美しい湖畔の風景は、そんな暮らしに彩りを添えてくれます。
さらに、交通や買い物の便利さも近江八幡市の魅力のひとつです。近江八幡駅から新幹線の駅でもある米原までは約20分、京都まで約35分、大阪までは約1時間のアクセス。また、近江八幡駅周辺には、イオン近江八幡ショッピングセンターやエミール近江八幡などの商業施設が充実しているため、買い物にも困りません。
そして「子どもは地域の宝、みんなで見守り育てよう!」を基本理念に、市全体ですべての子どもと子育て家庭を支援するまちづくりに取り組んでいる点も、ファミリー層には理想的な環境といえるでしょう。
歴史と自然、交通の便と買い物のしやすさ、そして地域の見守りといった、子育てにぴったりの町、それが近江八幡市なのです。
近江八幡市のご当地グルメ5選
そんな近江八幡市の代表的なご当地グルメ5つをご紹介しましょう。
1.近江牛(おうみうし/おうみぎゅう)
松阪牛や神戸牛と並び、日本の三大和牛のひとつに数えられる近江牛は、豊かな自然と水に育まれた黒毛和種です。日本の肉用牛としての歴史は、他の和牛と比べても圧倒的に長く、江戸時代に彦根藩から将軍家や徳川御三家への献上品にされた記録も残っています。
きめ細かい霜降り、芳醇な香りと、甘みのある脂質の口どけの良さが特徴。滋賀が世界に誇るグルメといっても過言ではありません。
2.赤こんにゃく
近江八幡のこんにゃくといえば、灰色や白ではなく、赤色です。見た目のイメージから辛そうにも思われますが、味や調理法は一般的なこんにゃくと同じ。そんな赤こんにゃくの起源には諸説ありますが、華やかなものを好んだ織田信長へ献上するために作られたという説が有力です。
この赤色の成分の正体は、三二酸化鉄という人体に無害の食品添加物なので、安心して食べられます。むしろ一般的なこんにゃくよりも匂いやクセも少ないため、おでんに、刺身に、天ぷらに、もちろん焼いても茹でても、おいしく調理できます。
3.丁字麩(ちょうじふ)
一般的な麩は輪や手毬の形をしていたりしますが、近江八幡に伝わる麩は四角形です。元々、麩は中国から仏教と共に伝わって来たもので、精進料理に使われると同時に、戦いに持参する兵糧としても活用されました。ただ、円形の麩では持ち運びしにくいため、豊臣秀次が四角形に改良したのが、この独特の形の始まりとされています。
さらに近江八幡の町並みをイメージして小径を表す線が表と裏に入れられ、条里制で使用される「〜丁」や「〜字」を名称に付け、現在に伝わる丁字麩が誕生しました(諸説あり)。
煮崩れしないので、すき焼きやおでんなどの煮込み料理に使われるほか、ハンバーグのつなぎやスイーツなど、幅広く親しまれています。
4.丁稚羊羹(でっちようかん)
海のない近江で手に入りにくかった寒天の代わりに、小麦粉(あるいは上新粉)をつなぎに使用して作られた羊羹が、この丁稚羊羹です。小豆と砂糖で作った餡と混ぜ合わせて、竹の皮で包んだ後に蒸して作られています。ほんのり香る竹の香りとモチモチした食感、素朴な味が魅力です。
「丁稚羊羹」という名称については、近江八幡地域から大阪や関東など全国へ奉公に出た丁稚たちが実家へ帰郷する際、給金の少ない丁稚たちでも購入できる安価な菓子だったという説や、丁稚が帰省した際に家で作った羊羹を奉公先のご主人や番頭へのお土産として持ち帰り喜ばれたという説など、いくつかの言い伝えがあります。
5.クラブハリエ バームクーヘン
和菓子の老舗「たねや」グループのひとつであるクラブハリエ。ここのバームクーヘンは、「従来のバームクーヘンのイメージを覆すバームクーヘン」として、幅広い年齢層に支持される人気商品です。バームクーヘンのサイズはもちろん、ラッピングや箱もバラエティに富んでいるため贈答品にも最適。
さらに、たねやグループのショップ・カフェ・農園などで構成された複合施設「ラ コリーナ近江八幡」では、窓から見える深い緑に癒されながら、焼きたてのバームクーヘンを味わうことができます。
近江八幡市で、おいしい食文化に触れながら暮らす!
近江八幡市は、古き良き景色を残しながらも日常生活に便利な場所です。さらに城下町として栄えた土地柄と豊かな自然がもたらす恵みから生まれたご当地グルメも、この町の大きな魅力。
近江八幡市では、おいしい食文化に触れながら暮らすことができそうです。
meetのメールマガジン登録
meetには”子育て・教育環境・地域・住まいの基本知識”に関する幅広い情報が盛りだくさん。意外と知らないスポット情報や育児のことなど、ご登録いただくといち早く最新記事がご覧いただけます。
この記事が気に入ったら
“いいね!“しよう
住みたい街のおすすめ情報をお届け!
スポットに関する
あなたにおすすめの記事
-
スポット2017.12.20 大阪 江坂江坂で遊ぶならどこがおすすめ?江坂で人気の子どもが楽しめるスポット3選スポット2019.03.28 大阪 西区【大阪市西区】大阪市西区九条がもっと便利に!大阪万博開催に伴う交通整備で、さらに快適な暮らしへ
その他のおすすめの記事
-
スポット2021.01.29 滋賀 近江八幡市【近江八幡市】子連れで楽しめる公園・施設10選!ファミリーにおすすめ!スポット2018.07.29 奈良 生駒市生駒市は新米ママにぴったり!豊富な講座にマタニティコンシェルジュ!?手厚いサポートをご紹介