【大阪市天王寺区】「上本町」は家族で住みやすい街！おすすめする3つの理由

上本町は、大阪市天王寺区のほぼ中央に位置する南北に細長い街。大阪市内唯一の高台、上町台地にある上本町は「上町の中心」という意味が地名の由来となっています。

そんな上本町は、難波や天王寺のような大きな繁華街ではありませんが、それでも駅前には大型の商業施設が並び、都会の雰囲気が漂っています。その一方で大通りから外れると、閑静な住宅街や緑豊かな公園もあるため、にぎやかさと静けさの両方が揃う、ファミリーにおすすめの街なのです。

また、駅のすぐそばに交番がある安心感や、天王寺区役所や天王寺警察署などの行政機関が駅から徒歩圏内にある利便性も、日常の暮らしやすさにつながっているといえるでしょう。

今回は、家族で住みやすい上本町の魅力をご紹介します。

上本町は、難波、鶴橋、天王寺、どこへ行くにも便利な街です。その３つの街までは、いずれも自転車でわずか10分程度。大阪市内を車で移動すると駐車スペースを探すのが大変ですが、自転車であれば、その心配はありません。

さらに上本町には、近畿日本鉄道大阪線と難波・奈良線「大阪上本町」駅と、大阪メトロ谷町線・千日前線「谷町九丁目」駅があり、複数の路線を使用することができます。近鉄を使えば大阪難波駅までは2駅、谷町線を使えば天王寺駅まで２駅と、自転車移動が難しい雨の日などは電車で都心への移動が可能。さらに谷町九丁目駅から東梅田駅までも、乗り換えなしで５駅のため、もうひとつの都心である梅田エリアへもスムーズにアクセスができます。

そのうえ、駅前から関西国際空港や伊丹空港行きのシャトルバスも出ているので、普段から空港をよく利用する人は重宝するでしょう。また、近鉄の路線が奈良や三重のほか、神戸方面にも延びているため、休日の遠出や日帰り旅行の際にも至便です。

ファミリーにとって、交通の便が良いというのは、住みやすい条件のひとつ。特に大阪市で暮らす場合、キタとミナミの両方にアクセスしやすい場所を選ぶことで、日々の通勤・通学時間が短縮できるばかりでなく、週末も出かけやすくなります。

上本町のシンボルは、駅前にある近鉄百貨店です。屋上にある「アサヒビアガーデン」や、書籍の「ジュンク堂書店」、家電の「エディオン」、大型家具の注文にも対応する｢ニトリEXPRESS｣、スーパーマーケット「成城石井」など、12階建てフロアにバラエティに富んだ店舗がはいっているほか、子育て関連イベントや子ども向けのワークショップ、撮影会などのイベントを頻繁に開催。近鉄百貨店は、買い物が楽しめるのはもちろん、ファミリー層のおでかけスポットとしても重宝します。

また、近鉄百貨店の南側にある｢上本町YUFURA｣へは、近鉄百貨店の連絡通路を使って行くことができます。｢ユニクロ｣や｢無印良品｣など、ファッションや雑貨関連のショップが多く入っていて使いやすいうえ、地下のスーパー｢ハーベス｣は22時まで営業しているため仕事で遅くなったときも安心。

YUFURAの6〜8階には「大阪新歌舞伎座｣があるという点も注目です。歌舞伎と聞くと｢敷居が高そう｣と感じるかもしれませんが、この施設では、時代劇やミュージカルなど、歌舞伎以外のさまざまなエンタメを楽しめるので、文化的な暮らしを求める方にはぴったりのスポットなのです。

近鉄百貨店とYUFURAの斜め向かいには｢うえほんまちハイハイタウン｣もあります。ハイハイタウンは、安くて美味しい飲食店が豊富。学生向けのボリュームのあるランチから、ディープな雰囲気を漂わせる立ち飲み屋まで幅広く選べます。さらに地階で上本町駅とつながっているため、雨の日も楽々アクセスできるのは嬉しいところでしょう。

商業施設が豊富な上本町駅ですが、生活するうえで大切にしたい落ち着いた環境もあります。

例えば、駅から徒歩圏内には子どもが喜びそうな公園がいくつも。赤ちゃんや未就園児向け遊具が揃った東平北（とうへいきた）公園や東平南（とうへいみなみ）公園、上七（うえしち）公園や石ケ辻（いしがつじ）公園、ローラーすべり台がついた複合遊具がある東高津（ひがしこうづ）公園、桜の名所として知られる上汐（うえしお）公園と空清町（からきよちょう）公園などです。たくさんの公園があるため、お買い物帰りにふらりと、どこかの公園に寄ることができるのは、小さな子どもがいるファミリーにはポイントが高いでしょう。

また、上本町駅から車で約5分の場所にある「難波宮跡公園（なにわのみやあとこうえん）」は、遺跡を整備して作られた公園で、広い敷地が一面芝生となっています。子どもが駆け回りたいときや、ゆったりとピクニックをしたいときに最適の場所です。

そして、地元からは「いくたまさん」の名前で親しまれている｢生國魂（いくたま）神社｣が、谷町九丁目から徒歩3分ほどの場所にあります。約2700年の歴史を持つ日本総鎮守の神社で、大阪最古の神社として有名。毎年7月11日、12日には生玉、天満、住吉と続く、大阪三大夏祭りの「いくたま夏祭」が盛大に行われています。

このように上本町は、古くは日本書紀にも登場した難波宮が置かれていた地であるため、 今でも都としての繁栄を物語るように、神社や仏閣が数多く残っています。日々の暮らしの中にゆったりとした時間を感じたい方にはぴったりのエリアといえるでしょう。

上本町は、交通の便と買い物のしやすさに加えて、自然豊かでのんびりした雰囲気や歴史情緒も味わえる、上質で深みのある街です。

そのうえ、教育水準が高く、「大阪赤十字病院」などの医療施設が充実しているといえば、街選びの条件をすべて満たしてくれているといっても過言ではありません。