最近は、子どもの読書離れが深刻です。
でも、本を一切読まずに、テレビやゲームにばかり時間を費やすのはもったいない!なぜなら、本を読むことは、子どもたちに大きなメリットをもたらすからです。
算数(数学)、理科、社会、英語――
これらすべての科目の理解に関わってくるのが国語力です。国語力とは、読解力であり、記述力であり、論理力です。国語ができるようになることで、すべての科目の理解力が向上します。
この国語力の基礎は読書によって培われます。読書をすると、付け焼き刃ではない地盤の強い国語力が養われます。また、読書を通じてさまざまな世界を疑似体験すると、視野が広がり、多様な価値観が身につきます。
では、どのようにすれば、子どもたちは読書を好きになってくれるのでしょうか?
1. 一緒に書店に行き、子どもに好きな本を選ばせる
読書の習慣がない子どもに本を読んでもらうようにするには、一緒に書店に行くところからスタートしましょう。子どもの年齢に合わせた本のコーナーまで連れて行き、子ども自身に好きな本を選ばせるのがポイントです。
親としては、少しでも文学性の高いものや偉人の伝記などを読んでもらいたい気持ちがあるかもしれませんが、強制はNG。子どもの気持ちを優先してください。本の内容から文学的な感性や教訓を磨くことは、子どもが抵抗なく活字を読めるようになってからでも遅くはありません。まずは「活字に接する」ことが最優先です。
子どもが関心を持てるような本を探せない場合はどうするか。そのときは、子どもが好きなアニメや漫画、映画の小説版をおすすめします。およそのストーリーがわかっているため、とっつきやすく読みやすいからです。
2. 本が身近な環境を作る(リビングや子ども部屋に本棚を設置する)
子どもが手軽に本に手を伸ばせる環境を作ることも大切です。本好きな子どもは、本に囲まれた生活を送っています。子どもが読書好きになることを願うのなら、いつでも子どもが本を手に取って読めるように、リビングや子ども部屋に本棚を設置するようにしましょう。
できるだけ多くの種類の本が収納できる棚を設置するのが理想です。「書店で子ども自身が選んだ本なのになかなか読まない」、そんなときも本棚に収納しておけば、子どもの気が向いたときにその本を読む可能性は大いにありえます。
すぐに読まなくても、長い目で見守って、決して読書を強制しないでください。強制されると遠ざけたくなるのは、大人も子どもも同じです。
3. 親が読書をして子どもに真似させる
「読書をしない我が子に、どうすれば本を読むようにさせられるか」という相談を保護者から受けることがあります。
私が「お母さま(お父さま)はふだんから本をよく読まれますか」と質問すると、「読みたいと思っているけれど、なかなか忙しくてその時間が取れなくて……」という答えが返ってくることが少なくありません。
親の影響力は子どもにとって大きいものです。ご両親が本を読まなければ、子どもも読書を身近なものに感じられないでしょう。子どもに読書をさせたいなら、親が率先して読書を楽しんでいる姿を子どもに見せるのは効果的です。子どもは、親の言うことをなかなか聞かないものですが、親の行動は真似したがります。リビングなどで読書をしている姿を子どもに見せれば、子どもは「そんなに楽しそうに読んでいるのなら、きっと楽しいのだろう」と思って、自分から本に手を伸ばすかもしれません。
ぜひ、まだ子どもが幼いうちから、親子で楽しみながら読書をしてみてください。
この記事を書いた人
西村創
受験指導、塾の選び方と活用法の専門家
学生時代からさまざまな形態の塾で講師経験を積む。大学卒業後、大手進学塾、予備校講師を務め、国内外の教え子は2,000人を超える。その指導法には定評があり、テレビや新聞、教育系雑誌などのメディアから度々取材を受ける。出版著書の多くが話題を呼んで重版となり、全国各地の学校からの依頼に応じて講演講師も務めている。
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