meet 住みたい街に出逢える。

Powered By 日本エスリード

子育て

妊娠中のヘルスケアや産後の育児の悩みを解決するお役立ち情報を配信します。
地域が取り組んでいる、身近な子育て支援などもご紹介。

自宅の壁に落書き!子どものいたずらは怒っていい?

落書き

子どもたちは、いたずらが大好き。「子どもだから仕方ない」と頭では理解できても、買ったばかりのマンションの壁に落書きをされたら、親としては怒りたくもなるでしょう。このようなとき、親は怒っていいものなのでしょうか?

 

今回は、よくある「自宅の壁に落書き」を例にあげ、子どものいたずらへの対応についてお話しします。

落書き

落書きに隠された子どもの深層心理

いたずらをする子どもには、「元気」「自発的」「創造的」「好奇心が強い」「精神的に不安定」といった特徴があります。

 

このような子どもが、壁に落書きをする理由はさまざま。

 

「遊ぼうとしたら、目の前に広い壁があってクレヨンで絵を描いてみたくなった」
「真っ白な壁がつまらなく感じて、色を塗ってみたくなった」
「怒りや悲しみがあり、それを発散するために落書きした」
「いたずらをすると親が反応してくれるので、それが嬉しくて落書きした」

 

このように落書きする子どもの深層心理は、一概には言えません。だからこそ、落書きをしたとき、親の対応の正解が見えにくいのです。

落書き

いたずらで落書きをした子どもへの正しい対処法

いたずらは一概に“悪いこと”とは言えません。自宅の壁に落書きをすることは、子どもの想像力をアップさせ、リラックス効果をもたらします。でも、落書きされる親は、喜んでばかりもいられませんよね。

 

では、どのように対処すべきなのでしょうか?これは、親が子どもをどう育てたいかによります。

 

「創造性を発揮させ、自由奔放な子どもに育てたい」と思うなら、いつでも好きに落書きさせて、怒ったり抑制したりしないことです。この場合、親は子どもの行動を一緒に楽しむ気持ちや忍耐力が求められます。

 

「ある程度、常識的な子どもに育てたい」なら、家のルールとして「壁に落書きをしてはいけない」と教えましょう。

 

なお、子どものいたずらに対して感情的に怒っても、あまり効果は期待できません。親が何度も繰り返し怒れば、子どもは叱責をただの騒音程度にしか感じなくなり、結果として親の言うことを聞こうとはしなくなります。また、先述したように、親の注目や関心を得たいために落書きをする子どももいますので、怒ることは逆効果になることも。こうした場合はルールだけを教えて、親はむやみに叱責しない方が賢明でしょう。

「どのような子どもに育てたいか」によって、いたずらへの対応を考えよう

子どものいたずらへの対応は、どのような子に育てたいかによって異なります。

 

ちなみに、子どもが壁に落書きをするのは、ほんの一時期。壁に絵を描きたい気持ちに添ってあげたいなら、大きな紙を貼ってあげるのも一つの方法です。そのうち、気持ちが満たされて、違うことに興味の対象が移っていくでしょう。

この記事を書いた人

安藤はま子

心理カウンセラー

子育て中に心理学を学び、心理カウンセラー資格を取得。企業での新人研修、中学校での相談、民間会社での心理カウンセリング、公的機関での女性相談などを行い、2005年にカウンセリングルームミスタヴィスを開業。その後、世界の仕組みについての理論を学ぶ。2012年、サラカオル株式会社を設立。心理学と自己啓発理論、潜在意識などを取り入れたカウンセリングやセミナーを行っている。親子関係が改善し、人生の流れが良くなるカウンセリングと評判。著書に「親との問題~女性の心が楽になる生き方」(ギャラクシー出版)がある。

HP: http://sarakaoru.com/

meetのメールマガジン登録

meetには”子育て・教育環境・地域・住まいの基本知識”に関する幅広い情報が盛りだくさん。意外と知らないスポット情報や育児のことなど、ご登録いただくといち早く最新記事がご覧いただけます。

メールマガジン登録はこちら

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

住みたい街のおすすめ情報をお届け!

子育てに関する
あなたにおすすめの記事

その他のおすすめの記事