FPが教える家計節約術・クレジットカード編!家族が増えたらカード利用を見直そう
子どもが生まれるとどうしても出費が増えるため、節約は欠かせません。
そこで今回は、子どもが生まれたら実践したい家計のおすすめ節約術(クレジットカード編)をご紹介します。
節約につながるクレジットカードの選び方って?5つのチェックポイント
クレジットカードは、どのカードを選ぶのかが重要です。
クレジットカードを選ぶ際は、以下5つのチェックポイントに着目しましょう。
1.利用頻度
ショップ系(イオン、楽天など)や交通系(JR、ICOCAなど)、銀行系やガソリンスタンド系など、利用頻度が高いカードの方がポイントを貯めやすく便利です。
2.年会費
初年度は年会費無料でも、入会2年目以降の年会費は有料というカード会社も少なくありません。年会費は、できれば永年無料が理想です。
3.ポイント還元率およびポイント付与先
ポイント還元率は比較サイトなどで簡単に確認することができますが、付与先については見落としがち。より多くの付与先があるほうが、特典を得る際に便利です。
4.商品交換の幅の広さ
商品交換点数はもちろん、「キャッシュバックの有無」や「マイルや電子マネーに変えられるかどうか」についても注目してください。
5.付帯保険
ショッピング保険、国内外旅行傷害保険、盗難・紛失保険などの付帯、付帯額も見逃せません。
固定支出はクレジットカード払いに、変動支出はクレジットカードでまとめ買いにしよう。
では、ここからクレジットカードを使った家計の節約術をご紹介します。
家計における支出を「固定支出」と「変動支出」に分けて見ていきましょう。
・固定支出
毎月、もしくは定期的に必ず引き落とされる支払いは、クレジットカード払いにしましょう。
【例】
・公共料金(電気・ガス・水道・電話など)
・NHK受信料
・家賃
・携帯代、PHS代
・税金(固定資産税・自動車税・所得税・住民税・消費税など)
・国民年金、国民健康保険料
・新聞代
・保険代(生命保険、損害保険、火災保険など)
・定期代など
※ただし、電気代については口座振替の場合に割引が適用されていますので、詳細を各電力会社にご確認ください。
・変動支出
食品や日用雑貨などは週に一度、まとめ買いしましょう。まとめ買いをすることで、クレジットカードの管理や支出額の把握がしやすくなり、無駄な出費を抑えることができます。
なお、クレジットカードは家族カードも利用して、できれば夫婦で各1枚、多くても2枚(2社)までにしましょう。ポイント分散を防ぐことができます。また、毎年決まった時期にポイント変換することをおすすめします。
クレジットカードは、いつも持ち歩かない。活用時の注意点
クレジットカードを上手に活用するには、注意点もあります。
1.いつも持ち歩かない
クレジットカードは買い物のハードルを下げ、浪費を促しがちです。クレジットカードは、「使う目的が確実にある」というときにだけ持ち歩くようにしましょう。
2、クレジットカードの不正使用被害に要注意
クレジットカードの不正使用被害の発生状況によれば、2016年1月~9月の不正使用被害額は106.8億円。前年同期比では25.2%も増加しています。(一般社団法人 日本クレジット協会より)。
すべてのクレジットカードには「盗難保険」が自動付帯されていますが、「利用明細書の送付、または通知後60日以内」という申請期限が設けられています。そのため、利用控の保管を徹底し、毎月の利用明細に目を通して不審な点はすぐにカード会社に連絡しましょう。
3.分割払いやリボ払い、ボーナス払いは極力避ける
せっかく年会費が安く(もしくは無料)ポイント還元率の高いカードを選んでも、手数料のかかる支払い方法を選んでいたのでは何にもなりません。「身の丈にあった買い方」を心がけましょう。
クレジットカードを賢く使って節約しよう!
現金にはない安全さと便利さがあるのがクレジットカードの魅力です。賢く使えば、家計の節約に貢献してくれるのは間違いありません。
今回ご紹介した点に留意しながら、快適にクレジットカードを活用して節約しましょう。
この記事を書いた人
村田淑子
ファイナンシャルプランナー
外資系保険会社にて保険業務に携わる傍ら、セミナーインストラクターとしてマネープランセミナーや相続セミナーなど多数開催。1927年に発足した、卓越した生命保険と金融サービスの専門家による国際的かつ独立した組織Million Dollar Round Table (MDRT)の会員でもある。プライベートでは、前職時代からフルキャリアながら、幼稚園役員、PTA、子ども会の役員などを14年間歴任。世界遺産検定や語彙力検定、マナープロトコールといった資格も持つ。
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