子どものリビング学習を応援!レイアウトで気をつけたいポイント
数年前から注目され、今では定着し始めた感じもある「子どものリビング学習」。
あるテレビ番組で「東大生の48.6%がリビング学習派だった」との調査結果が発表されるなど、その注目度は高まるばかり。
そこで今回は、子どものリビング学習を応援するためのレイアウトについて、気をつけたいポイントをご紹介します。
レイアウト次第でリビング学習の効果が減退?3つの注意点
学習効果が高いといわれるリビング学習ですが、レイアウト次第でその効果が減退してしまうこともあります。以下に、3つの注意点をあげます。
1.家族の動線
学習スペースを家族の動線上に設置しないようにしましょう。目の前を家族が頻繁に行ったり来たりすると、子どもは勉強に集中することができません。
2.テレビの位置
テレビが見えない位置に学習スペースを確保するようにしましょう。テレビが見えてしまうと、ついつい気を取られてしまい、勉強どころではなくなってしまいます。また、テレビと同様、ゲームや漫画といった勉強の妨げになりそうなものは、子どもの視界に入らないようにふだんから収納しておくと良いでしょう。
3.照明
部屋の明るさに配慮することも大切です。手元が影になって暗くなってしまうようなら、電気スタンドを用意してあげましょう。
キッチンカウンターがあれば、その近くに学習スペースを確保しよう
自宅にキッチンカウンターがある場合は、その近くに学習スペースを確保してください。
ママは料理しながらでも子どもの様子がよく見えるため、わからないところをサポートしてあげることもできます。親がそばにいることで安心感と適度な緊張感が得られ、勉強がはかどるはずです。ただし、学習机をキッチンカウンターに近づけすぎると子どもが座ったときに圧迫感を持つため、適度な空間を作りましょう。
また、学習机を置かずにダイニングテーブルで勉強するなら、家族の動線が気にならない席に座らせるようにしてあげてください。
子どもが勉強しやすいようにイスの高さを調節してあげることも忘れずに。正しい姿勢で座らないと集中力の低下を招いてしまいます。クッションを敷いたり、足がぶらぶらしないように足台を置いたりしてあげてください。ママやパパが勉強を教えてあげるときは、子どもの正面ではなく、横並びやL字に座ると良いでしょう。
好奇心を刺激する勉強道具や辞書、図鑑をリビングに置くのもおすすめ
リビング学習には、親子のコミュニケーションが深まったり、子どもの集中力が養われたりするなどメリットがたくさんあります。
子どもがリビングで自然と学びたくなるように、好奇心を刺激する勉強道具や辞書、図鑑などを置いておくのもおすすめ。学びに触れるきっかけを与えることで、自主的に勉強したくなる雰囲気を作ってあげるのです。
間取りやライフスタイルによって理想のレイアウトは異なりますが、子どもが勉強に集中できる環境に目を向けて工夫してあげましょう。
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この記事を書いた人
溝井則子
上質空間コーディネーター
インテリアコーディネーター、カラーコーディネーター、パーソナルカラリスト、整理収納コーディネーターの資格を有し、片付けを通して“くらしを磨く”ライフスタイルを提案。「片づけ、インテリア、カラー」でワンランク上の住空間をトータルプロデュースしている。また、「自分で作れる上質空間」をテーマに自宅サロンにてくらしの「センスアップ講座」を開講。
HP: https://ameblo.jp/precious-color-m/
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