お子さまの大切なお友達・ぬいぐるみ。そのかわいさからは想像しにくいかもしれませんが、顕微鏡で見てみるとダニだらけかもしれません。小さなお子さまも大人も触るものですから、清潔にしておきたいところですよね。
ぬいぐるみのお手入れといえば、天日干しや洗濯機で洗うことを思い浮かべる人が多いはず。これらの方法は間違いではないのですが、正しい手順で実施しないと、ダニを除去できなかったり、大切なぬいぐるみが傷んでしまったりすることがあるのです。
そこで今回は、ぬいぐるみの正しいお手入れ方法についてご紹介します。
ぬいぐるみの正しいお手入れ方法【天日干し編】
ぬいぐるみを天日干しするなら、天気の良い日にするのが鉄則です。しかし、単に外に干すだけでは、ぬいぐるみの内部に潜んでいるダニを撃退することはできません。そこで用いるのが「黒いビニール袋」です。
黒いビニール袋にぬいぐるみを入れ、30分以上天日干ししてください。そうすることで、袋の中の温度がダニの死滅する50度以上に上昇し、ダニを撃退することができます。
※ただし、「革で作られている」「電池が内蔵されている」ぬいぐるみは、この方法で天日干しをすると、傷んだり故障の原因になったりしますので、控えてください。
次に、天日干ししたぬいぐるみに掃除機をかけ、付着したハウスダストや死滅したダニを徹底的に吸い取りましょう。
そして、最後にブラッシングです。洋服用ブラシを使って、優しく丁寧にブラッシングして毛並みを整えてください。
週に1度はぬいぐるみを天日干しすると良いでしょう。
ぬいぐるみの正しいお手入れ方法【洗濯編】
ぬいぐるみを洗濯するなら、洗濯前にリボンなどの付属品を外すと同時に、洗濯表示を必ず確認するようにしてください。
以下のようなぬいぐるみは洗濯できませんので、ご注意ください。
・ウールや革で作られている
・電池が内蔵されている
・アンティーク
・色落ちする(濡らした布で拭いて確認してください)
水に浸すことができないと判断されるぬいぐるみは、クリーニング店へ相談しましょう。
【洗濯機で洗う】
1.ぬいぐるみを洗濯ネットに入れます。
2.洗濯機の手洗いコースまたはドライコースでホームクリーニング用洗剤を使用して回します。
3.脱水後、ぬいぐるみの形を整えます。
4.風通しの良い場所を選んで洗濯バサミで吊るし干しします。吊るせないものや型崩れしそうなぬいぐるみは、洗濯ネットに入れたまま洗濯バサミで挟んで干しましょう。
5.乾いたらブラッシングして毛並みを整えます。
【手洗い】
1.ぬるま湯を洗面器に入れ、ぬいぐるみを漬けます。
2.ホームクリーニング用洗剤を使用して押し洗いします。
3.汚れが取れたら、お湯を数回交換し、すすぎ洗いをします。
4.すすぎが終わったら、バスタオルで包んで水気を取ります。
5.風通しの良い場所を選んで洗濯バサミで吊るし干しします。吊るせないものや型崩れしそうなぬいぐるみは、洗濯ネットに入れたまま洗濯バサミで挟んで干しましょう。
6.乾いたらブラッシングして毛並みを整えます。
正しいお手入れ方法で、大切なぬいぐるみをいつまでも清潔に
ぬいぐるみを宝物のように扱うのは、何も子どもだけではありません。思い入れのあるぬいぐるみに愛着を持ち、長く一緒に暮らしている人もいることでしょう。
正しいお手入れ方法で、大切なぬいぐるみをいつまでも清潔に保ってあげてくださいね。
この記事を書いた人
中西直美
片付けアシスタント
平成25年、日本ハウスクリーニング協会にて整理収納清掃コーディネーター1級、認定セミナー講師を取得。平成27年3月、片付けアシストNaro(なろう)を立ち上げ、片付けアシスタントとして活動を開始。大阪を拠点に整理収納サービス、片付けや掃除に関するセミナー・講演を展開し、収納商品の企画開発にも携わる。整理収納サービスでは、本当に必要なモノだけを残し、モノを限界まで減らす片付け術で、散らかった部屋も快適な空間へと劇的に変化。また、風水を取り入れた運気アップの片付け術も好評。平成28年、関西テレビ放送「よ~いドン!」にも出演。
HP: http://kireini-naro.com/
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