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キャッシュレス時代、子どもにお金の価値をどう教える?今考えるべき子どものマネー教育

クレジットカードや電子マネーが普及し、キャッシュレス化が進む現代。お金の概念やお金の使い方は親世代が子どもだった頃とは、明らかに違ってきています。

海外では子ども用のデビットカードが登場し、お小遣いを電子マネーで渡す家庭もあるとか。日本でも、子どもが交通ICカードやスマホの電子マネーアプリを使って電車に乗ったり買い物をしたりするのは、決して珍しいことではなくなってきています。
そんな時代において、子どもにどうやってお金の価値や使い方を教えていくべきか考えるのはとても重要です。今回は、今、親が子どもにするべきマネー教育についてご紹介します。

世界中に押し寄せるキャッシュレスの波!子どものお小遣いも電子マネーで!?

欧米は、昔から現金よりもクレジットカード払いの文化が主流でした。
カフェやコンビニの数ドル単位の支払いにもクレジットカードを使う人が多く、現金をあまり持ち歩かない人もいます。特に近年は、その傾向は加速気味。電子マネーの登場により、スマホひとつで買い物や移動を済ませる人も増えています

さらに、近年は、子ども用のデビットカードも登場しています。お小遣いを現金で手渡すのではなく、電子マネーで与えるというわけです。
現金だとお金の使い道は不明確になりがちですが、デビットカードなら、親は子どもがいつどこで何にいくら使ったのかを正確に把握することができます。また、カードを使える店や一度に使える金額を限定することも可能です。

しかし一方で、お金をもらう喜びや嬉しさは、キャッシュレスでのやりとりでは希薄になってしまうかもしれません。利便性の高い電子マネーだからこそ、お金の大切さをきちんと教える必要があるでしょう。

日本の子どもも、既に電子マネーを使っている

日本もここ数年で、現金以外のクレジットカードや電子マネーで支払いができるお店が多くなってきています。現金はあまり使わず、クレジットカードや電子マネーで買い物をしたり電車に乗ったりしている方も多いのではないでしょうか。

同様に子どもたちも、交通ICカードやスマホの電子マネーアプリを使って、電車に乗ったりジュースやお菓子を買ったりしています。

ここで注目したいのがカードを「ピッ」とかざす瞬間に、「今、お金を使った」と子どもがきちんと認識しているかどうかです。目に見えないお金だからこそ、「お金を使っている」という感覚をきちんと理解してもらう必要があります

電子マネーが現金と同様の価値を持つことを教えよう

電子マネーを使っていると、目に見えて現金が減っていくわけではないので、「お金を使った」という感覚は乏しくなりがちです。「お金がもったいない」という意識も希薄になるため、あまり深く考えずにジュースやお菓子を買ったり、友達におごったりする子どももいます。

こんなふうにお金を大雑把に扱うのを防ぐためには、電子マネーも現金と同じ価値を持っていると理解させることが大切です。そこで、電子マネーの使用履歴はこまめに印字し、子どもに見せるようにしましょう。目には見えなくてもお金が発生しているということを理解してもらいます。

子どもが小さいうちに、お金の正しい概念を身に着けさせることも大切

子どもがまだ小さいご家庭であれば、お金が持つ「交換」や「保存」の役割を、遊びのなかで教えていくといいでしょう。お店屋さんごっこをしながら、“欲しいものを得るためにお金を渡す体験”“お金を使わずにとっておく体験”をさせます。
こうして、目に見える形でお金のやりとりを体感することで、お金の大切さや価値観が自然と身についていくはずです。

これからの時代、もしかすると、お小遣いを電子マネーカードにチャージして渡すのが当たり前になるかもしれません。そうなったときに、子どもたちが電子マネーと上手な付き合い方ができるよう、幼少期からマネー教育を行いましょう。あわせて、私たち大人も、お金に対する価値観を改めて見つめ直し、意識を高めてみるといいかもしれません。

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