6月に入り、本格的な暑さを感じる日が多くなってきました。すでにエアコンを付け始めたご家庭もあるかもしれませんね。
このタイミングであらためて考えてみたいのがエアコンの使い方についてです。お子さんのいるおうちでは、エアコンをつけるタイミングや温度設定に迷うこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は、家族みんなが心地よく感じるエアコンの温度設定や使い方について解説します。ぜひ今年の夏の参考にしてみてください。
室内の温度は大人が子供の体温に合わせて
家のエアコンを使うとき、まず悩むのは温度設定ではないでしょうか。家族みんなが快適に過ごせる温度というのはなかなか難しいですよね。「お父さんは暑がっていて、お子さんは寒がっている」なんてこともあるかもしれません。
温度設定は、「大人が子どもに合わせる」のがポイントです。
というのも、子どもは体温調節機能がまだ発達段階にあるので、外気温に左右されやすく、些細な温度変化に敏感だから。そのため、子供の手足がひんやりしているなと思ったら、冷房温度を上げましょう。一方で大人は暑いと感じるかもしれませんが、上着を1枚脱ぐなどをして体感温度の調整を。可能な範囲で大人が子供の体感温度に合わせてあげることが大切です。
家族みんなが快適に過ごすために。エアコンの付け方の5つのポイント
家族みんなが快適に過ごせる室内環境を作るには、以下のポイントに沿ってエアコンをつけてみてください。
1. エアコンの設定温度は28度を基本に
環境省によると、夏場のエアコンの推奨設定温度は28℃。このくらいの温度だと、大人から子どもまでストレスなく過ごせます。ちなみに、エアコンの温度設定は1度上げるだけで約10%の節電にもなります。
2. 温度だけでなく、湿度・気流にも気を配ろう
体感温度は、室度だけでなく湿度や気流などさまざまな要素によって変わります。
例えばエアコンの設定温度を25度に設定していても湿度が高ければ「暑い」と感じたり、28度に設定していても湿度が低く風の通りが良ければ「涼しい」と感じたりします。温度の数字だけにとらわれずに、湿度や気流を総合的に調整するようにしましょう。
室内を快適にするには、『室内温度:28度、湿度:40~60%』に調整して室内に気流を生む工夫をするのがポイントです。
3. 暑いなと思ったらまずは風量で調整を
エアコンをつけている時に「暑いな」と感じたら、温度を下げるのではなくまずは風量をあげましょう。できるだけエアコンの設定温度は28度のままに。風量が強くなるだけで体感温度がかなり変わります。また、風向きを自分の方に向けるのもいいでしょう。
4. 温度を下げずに「除湿する」という選択肢も
湿度が高いと、ジメジメして過ごしにくいものです。そんな時はエアコンの除湿機能を使いましょう。除湿機能は室内の空気から水分を吸い取って外に追い出し、空気をサラサラにしてくれます。温度設定はそのままでも、湿度が下がるだけで涼しく感じられます。
5. サーキュレーターを併用して空気を循環させるのも◎
「部屋の形状や家具の配置などの兼ね合いで、エアコンの風が届かない場所がある」
「涼しい風が循環しないのでなかなか涼しくならない」
そんなときは、エアコンと併せてサーキュレーターや扇風機を使用するのがおすすめです。
エアコンの下にサーキュレーターや扇風機を置くだけで風を拡散してくれるので、部屋全体に涼しい風が行き渡るようになります。
これからの季節、家族みんながおうちで快適に過ごせるよう、エアコンの賢い使い方をマスターしてくださいね。
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