テレワークが当たり前になりつつある昨今、いかに快適な作業環境を整えるかは多くの人にとって重要な課題です。最初は自宅で仕事することが新鮮だったという人も、そろそろマンネリ化してきているのではないでしょうか?
あまり仕事が捗らないというのであれば、ワークスペースを見直してみると良いでしょう。今回は、快適なワークスペースの賢い作り方をご紹介します。
個室か共有空間か。ワークスペースをどこに作る?
まずは、自宅のどの部屋にワークスペースを作るかを考えてみましょう。
・個室
個室であれば、ひとりで集中してテレワークに取り組むことができます。オンライン会議も家族に気を遣わずに行なえるでしょう。プライベートな書斎として収納や配置を工夫する楽しみもあります。
・リビングの一角
リビングは窓が大きく、採光も考慮して作られているため、明るく開放的なワークスペースを作れます。小さいお子さんやペットがいる場合は目が行き届いて安心できますし、適度に家族と会話できることが息抜きになるというメリットもあるでしょう。部屋の隅に机と椅子を配置するだけでワークスペースに。パソコンを置くスペースさえあれば仕事ができるのなら、キッチンカウンターや食卓で十分です。
・収納スペース
「集中したいけど、部屋が余っていない」というのであれば、押入れやクローゼット、パントリーといった家の中の収納スペースをワークスペースとして活用してみましょう。「周囲が囲われている方が落ち着く」という人にはおすすめです。押入れの中段を机として使用するなど、工夫次第で意外と快適なワークスペースになります。
机の配置は窓との関係に注意!快適なワークスペースを作る4つのコツ
ワークスペースの場所が決まれば、次は机の配置を考えてみましょう。そして、収納や照明、椅子などを整えると、立派なワークスペースの完成です。
1. 壁の使い方を考える
部屋の壁が目の前に来るように机を置くと、視界が遮られて仕事に集中しやすくなります。壁が近いと、カレンダーなどを掲示したときも見やすくて便利です。ワークスペースが狭い方が落ち着くのであれば、部屋の隅に机を置き、壁がない側は棚などで囲うと良いでしょう。
反対に、壁を背にして机を置くと、視界が開けて開放的なワークスペースができあがります。背景に壁があると、オンライン会議の際に背景を整えやすいという意外な利点も。また、壁を背にしたうえで机の前は棚や衝立(ついたて)で視界を遮り、ワークスペースを仕切る方法もあります。
2. 窓との関係に注意する
机の配置で注意したいのが窓です。窓に背を向ける場合は、パソコンの液晶画面への映り込みが出たり、自身の影で手元が暗くなったりします。ただ、窓に向かうと、パソコンの液晶画面が逆光に。ワークスペースは明るすぎても暗すぎても目が疲れてしまいます。自然光と部屋の照明、デスクライトなどをうまく組み合わせて、最適な明るさに調整しましょう。
なお、窓から見える外の景色は気晴らしになりますが、窓に近すぎると季節によっては外気温の変化で体調を崩してしまうかもしれません。
3. 収納の工夫
ワークスペースの仕切りを兼ねて本棚やカラーボックスなどを設置しておけば、机からすぐに手が届いて作業効率が上がります。モノは収納し、机の上にはなるべく置かないことが効率良く作業するコツ。見た目をすっきりさせたいのなら、パソコンやプリンタなどの電化製品の配置を近くすると配線がまとまります。職場同様、不要なモノは置かないのが基本ですが、あえて観葉植物や小物などを飾って気持ちを和らげるのも良いでしょう。
4. 椅子を選ぶ
テレワークでは、疲れにくい椅子を使うことが大切。長時間の作業に適した専用の椅子を用意しましょう。ワークチェアやオフィスチェア、デスクチェアなど、名称や値段はさまざまですが、フィットするものを選んでください。
とはいえ、定期的に身体を動かすことは必要です。ワークスペースは狭くても問題ありませんが、軽いストレッチができるくらいのスペースはあった方が良いでしょう。
自由な発想で自分だけのテレワーク環境を作ろう!
職場と違い、周囲を気にせずに自分だけの仕事場を作れることがテレワークの魅力でもあります。今までの職場のイメージに捉われず、最適な環境を思い描いて自由な発想で工夫してみましょう。机の向きひとつで作業効率は大きく変わります。あなたに合ったワークスペース作りを試してみてください。
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