meet 住みたい街に出逢える。

Powered By 日本エスリード

住まいの基本知識

物件の選び方や、住宅ローンの組み方などの住宅購入に関する
基本的な知識や暮らしの雑学・知識をご紹介します。

高層階も空き巣リスクあり!マンションの有効な防犯対策9選!

家を探す際、防犯性を考えて高層階のマンションを選ぶ人もいるでしょう。しかし、階数が高いからといって、空き巣被害のリスクが低いとも限りません。

警視庁(令和2年版)の発表では、1年間の侵入窃盗の発生件数は3,149件。そのうち、全体の約10%が4階建以上の中高層の住宅というデータもあります。

今回は、狙われやすい住まいの特徴や有効な防犯対策についてご紹介します。

高層階でも空き巣被害!狙われやすい住まいの特徴とは?

警視庁の資料によると、侵入ルートは「窓55.4%・出入口44.3%」と、窓と出入口からの侵入がほとんどを占めています。ちなみに、侵入方法は、1位が無施錠、2位がガラス破りです。

なお、侵入者は犯行前に下見を行うケースが多いそうです。侵入者は人目に付くのを恐れる傾向にあり、「留守かどうか」「侵入しやすい家か」「逃げやすいか」を考え、空き巣に入るかを決めるのだとか。では、どのような住まいが狙われやすいのでしょうか?

 

・窓やドアに鍵をかけていない

警視庁の資料によると、窓や出入口からの侵入窃盗のうち、「無施錠」で侵入された場合が51.4%と約半数に上ります。

2010年、大阪市内のマンション14階で空き巣をして逮捕された男性の供述によれば、高層階の住人は無施錠の部屋が多いとのこと犯人は住民に怪しまれないように、電気設備工の服装でマンションに侵入したそうです。

※参考:https://www.nikkei.com/article/DGXNASHC1201Y_S0A710C1AC8000/

空き巣以外の被害では、住人の不在時だけではなく、住人の就寝中に侵入する「忍込み」も発生しています。カギをかけていない住まいは狙われやすいといえるでしょう。

 

・窓に防犯対策がされていない

無施錠に次いで発生している「ガラス破り」は、侵入手段全体の28.9%。一般的に日本の住宅で使用されているクレセント錠は、ドア内側のつまみを回すと開錠できる仕組みのため、窓を割ってしまえば簡単に侵入されてしまいます。

 

・侵入に悪用される足場がある

4階以上の中高層階に住んでいる人は、窓から侵入される可能性は低いと考えがちです。しかし、非常階段から壁に沿ってベランダへ侵入されたり、足場となる電柱や建物を使われたりして侵入されてしまうケースも。油断できません。

 

・子どもが鍵を持ち歩く&鍵がポストや物置に置かれている

合鍵が作成されてしまえば、不在時を狙って侵入されるかもしれません。複製されるリスクを考えて、子どもに鍵を持たせる場合やポストや物置に鍵を置く場合は注意が必要です。

我が家を守る!マンションの有効な防犯対策9選

ここからは、今すぐできるマンションの有効な防犯対策をご紹介します。

 

1.戸締りは確実に

ゴミ出しやコンビニへの買い物など、短時間の外出であっても窓やドアの施錠を必ず行いましょう。大きな窓に限らず、お風呂場やトイレの小さな窓の鍵を締めることも忘れずに。

 

2.防犯意識の高さをアピール

窓に防犯システムのシールを貼ったり、振動を感知する防犯アラームを設置したりして、防犯意識の高さをアピールしましょう。シールや装置など防犯グッズは、あえて外からわかりやすく設置することで、さらに防犯の効果を高められます。

 

3.窓のサッシに補助錠を設置する

窓枠に傷をつけたくなかったり、賃貸物件のため原状回復が必要だったりする場合は、窓のサッシのレール部分に設置する「補助錠」がおすすめ。つまみが取り外せる「補助錠」も販売されています。

 

4.窓に防犯フィルムを貼る

警察庁の発表によると、侵入に5分以上かかる場合は約70%が侵入を諦めるとのこと。

※参考:https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_e_3.html

侵入者に時間をかけさせることが、被害に遭うかどうかの分かれ目です。ただ、フィルムは一度窓に貼ってしまうと剥がせないものも。貼る前にデザインや大きさを検討しましょう。

 

5.ベランダなど動線になりそうな場所を見直す

たとえ高層階でも、犯人は非常階段や近くの建物をつたって侵入してくる可能性があります。侵入の動線になるような場所に有刺鉄線を置いたり、動線をふさぐように物を置いたりして、侵入を防ぎましょう。

 

6.防犯カメラを設置する

防犯カメラは、見えやすい位置に設置することが大切です。賃貸物件の共用部分が映る場合や大がかりな設置工事が必要な場合は、管理会社に確認を取りましょう。

 

7.センサー付きライトを設置する

人の動きを感知して点灯するライトをベランダに設置しておくと、夜間の防犯に効果が期待できます。壁や天井への設置が難しい場合は、床に置くタイプを利用するのも良いでしょう。

 

8.洗濯物を外に干さない

洗濯物から、ある程度の家族構成や性別がわかってしまうかもしれません。女性が多い家族は、男性の洗濯物を混ぜて干すか、あるいは外に干さない方が無難。洗濯物を夜遅くまで干しっぱなしにしたり、雨が降ってきても取り込む様子がなかったりすると、侵入者に不在を伝えることになります。

 

9.SNSでリアルタイムに行動を発信しない

例えば、旅先でリアルタイムに写真をSNSに投稿すると、留守を知らせてしまうことになってしまいます。SNSは非公開のアカウントで投稿したり、リアルタイムの投稿を控えたりしましょう。

高層階でも油断禁物!防犯対策を万全に!

残念ながら高層階の住宅だとしても、空き巣の心配が無くならないのが現実です。「外出時には鍵をかける」「洗濯物を干しっぱなしにしない」など、少しの心がけでも防犯対策につながります。また、防犯フィルムや補助錠などは数千円で用意できるものもあるので、取り入れやすいでしょう。安心安全のマンションライフのため、この記事をぜひ役立ててください。

※参考:警視庁資料

https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/about_mpd/jokyo_tokei/jokyo/hanzai.files/tokyo.pdf

meetのメールマガジン登録

meetには”子育て・教育環境・地域・住まいの基本知識”に関する幅広い情報が盛りだくさん。意外と知らないスポット情報や育児のことなど、ご登録いただくといち早く最新記事がご覧いただけます。

メールマガジン登録はこちら

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

住みたい街のおすすめ情報をお届け!

住まいの基本知識に関する
あなたにおすすめの記事

その他のおすすめの記事