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教育環境

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成長と共に変化する、子どもの教育情報をご紹介します。

進級時の子どもの不安を和らげてあげる5つの方法

春は進級のシーズン。この時期は、たくさんの子どもたちが新しい環境に対し、期待と不安の両方を抱えています。入園や入学と違い、親からの特別なケアが必要とあまり思われない進級ですが、気にかけてあげた方がいい場合もあるのです。

今回は、進級に不安を抱いている子どもへの接し方のヒントをご紹介します。

進級時に子どもが抱きやすい不安とは?

進級時、子どもは何に不安を抱くのでしょうか。

大きく分類すると友人関係、学習面などの心配が多い傾向があるようです。ただ、細かく見てみると、個々に不安に感じるポイントは違います。

・新しい担任の先生はどんな人か

・仲良い友だちと同じクラスになれるか

・気の合う友だちと出会えるか

・学習はどのくらい難しくなるのか

・宿題は多いのか

など

これらが複雑に組み合わさることによって「何となく怖い」と感じるようになり、結果的に大きな不安になってしまうこともあるのです。

進級時、子どもの落ち着かない様子に気づいたら……

進級時、子どもの落ち着かない様子に気づいたら、以下の方法を試してみましょう。

 

1.子どもの不安を言葉にしてあげる

小さい子どもは、抽象的なものを上手に説明できません。自分の中のモヤモヤした不安の内容を理解できないまま、困っている場合も多いものです。そんなときは、親がゆっくり子どもの不安を言葉にするお手伝いをしてあげましょう。

「怖い先生だったら、嫌だね」「●●くんと今年も同じクラスだといいね」など、さりげない会話から子どもの気持ちを探り、不安要素を具体的に示してあげましょう。「誰かにわかってもらえた」と感じるだけでも、子どもは安心するものです。

 

2.1日15分の「親子タイム」を作る

我が子が進級に不安を抱いていそうだと思ったら、1日15分の「親子タイム」を作るように心がけましょう。「親子タイム」では、子どもが楽しめることをしてあげてください。「本を読んであげる」「一緒に遊ぶ」でも構いません。向き合ってしっかりと会話をするのがベストですが、親子で楽しむ時間を持つことを目標にすると良いでしょう。

「親子タイム」の後は、「●●ちゃんと一緒だと楽しい、ありがとう」という言葉をかけてあげてください。親からの言葉が、子どもが元気を取り戻す薬になることもあります。

 

3.次の学年への期待感を刺激する声かけをする

親も人間ですので、イライラすることもあるでしょう。けれど、「もうすぐ2年になるのに、そんなことができないなんて恥ずかしい!」などの言葉は、子どもの学校嫌いを促進する可能性が高いので、避けるようにしてください。親の不安は、子どもに伝染します。まずは親がゆったりした気持ちでいる様子を見せてあげるようにしましょう。

ただ、不安そうにしている子どもに「すぐにお友だちできるよ」「不安に感じるのは、みんな同じだよ」という言葉は効果がない場合もあります。そう思えないから、子どもは困っているのです。そういうときは「ママも4月は毎年不安だった」と共感するところから始めましょう。答えを見つけるのは子ども自身ですが、「あなたは1人じゃない」というメッセージを伝えることは必要なことです。

 

4.漢字と計算を中心に復習をする

記憶は、時間とともに薄れ、反復によって定着します。新学期前、前の学年の分野を復習するのは、新学期の不安を取り除くために有効な方法です。何を学習するか迷ったら、国語の基礎力につながる漢字と、算数に欠かせない計算を中心に復習すると良いでしょう。

勉強への苦手意識は、学校嫌いにつながることが多いもの。逆にいえば、勉強への苦手意識さえ取り除けば、学校へ向かうハードルをひとつ取り除けるのです。「3年生の漢字は、もう完璧だね!」など、前向きな言葉で褒めて背中を押してあげてください。

 

5.不安な点は担任の先生に相談をする

担任の先生も、春の進級シーズンは、ひとりひとりの名前と性格を把握するためにフル回転しています。そんな先生の仕事を増やすのは躊躇われるかもしれませんが、学校での指導がスムーズに進むためであれば、我が子の状況を伝えるのは悪いことではありません。

子どもの傾向やこだわりなど、先生が把握しておくべき重要な点があれば、あらかじめ伝えておきましょう。「何かあったらご連絡ください」と、親側にも協力体制があることを伝えておけば、先生との連携がスムーズになりやすくなります。

進級シーズン、子どもからのSOSを見逃さないように!

新学期は、親が思うよりも子どもたちはストレスや不安を抱えがちです。それほどケアをしなくても自然に落ち着く場合もありますが、ときには見逃してはいけないSOSが隠れていることもあります。

自分の子どもがストレスを抱えたときにどういう変化が現れるのか、普段から把握しておくことも早期発見のためには必要です。「挨拶に元気がなくなる」「お腹が痛くなる、」「ぼんやりとする」など、子どもからのサインを見逃さないようにしましょう。

子どもの観察、親からの前向きな言葉、そして周囲の協力。どれもが進級シーズンには不可欠だと心がけてください。

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