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子育て

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赤ちゃんの夜泣き、どう対応する?考えられる原因と対策

誕生を心待ちにしていた赤ちゃんですが、いざ生まれてみると毎晩続く夜泣きにママやパパの身体はボロボロ……。そんな経験は、多くの人が通る道です。マンションに住んでいる場合、隣や階下の人に迷惑にならないか心配になって、「どうして泣き止んでくれないの?」と精神的にも追い詰められてしまうこともあるでしょう。

今回は、ママやパパを悩ませる赤ちゃんの夜泣きの原因と対策について考えてみましょう。

赤ちゃんの夜泣きの原因は?

まずは赤ちゃんの夜泣きの主な原因をご紹介します。

 

1.環境や身体に不快がある

気持ちが悪い原因があっても、赤ちゃんは泣く以外の方法で周囲に伝えることはできません。例えば、「室温が高すぎるか低すぎる」「お腹が空いている」「おむつが汚れている」「身体のどこかが痛い」などです。

筆者も、なぜ長男がこんなにも夜泣きをするのか最初はわからなかったのですが、少し大きくなってから乾燥肌からくる身体のかゆみが原因だったのだと気がつきました。大きくなれば、自分でかゆいところはかけますし、「かゆい」と具体的に訴えることができます。しかし、赤ちゃんは残念ながら、それらの感情を泣くことでしか表せないのです。

 

2.昼間に強い刺激を受けた

生後半年以降、赤ちゃんの脳は急激に発達していきます。睡眠中にその日の出来事を脳内で情報処理して定着させるのは、赤ちゃんも大人と同じ。「初めての場所で多くの人に会う」といった刺激を受けると、それが夜泣きにつながることがあると考えられています。

 

3.睡眠サイクルが未発達

赤ちゃんは、生後4から月頃から2、3歳にかけて、体内時計が作られていきます。朝と夜のリズムがしっかりできるまでは、どうしても眠りが浅くなってしまいがちです。

 また大人は、深い眠りの「ノンレム睡眠」と浅い眠りの「レム睡眠」を90分ごとに繰り返しますが、赤ちゃんの場合は50分くらいのサイクルです。赤ちゃんは大人よりも「レム睡眠」の回数が多く、結果的に夜中に目を覚ましやすくなってしまうと考えられています。

 

以上が主な理由と考えられているものですが、赤ちゃんの夜泣きの原因は、ひとつに限定できるものではありません。さまざまな要素が関係していることもあるので、その都度、見極めて対応していくしかないのが現実です。

夜泣きの際、おすすめの対策は?

結論から言うと、「これをすれば大丈夫!」という夜泣きの解決策はありません。赤ちゃんによって原因は異なり、その時々で求めているものも違うからです。なお、「いつもよりも、あまりにも泣き声が大きい」という場合は、ひょっとすると病気の可能性もありますので、注意しましょう。

そのうえで、普段の赤ちゃんの夜泣きには以下の対策を試してみてください。

 

1.日々のリズムを整える工夫をする

赤ちゃんも生活リズムが大切です。生まれたての赤ちゃんには生活リズムがありませんが、授乳や散歩の時間を親が意識的に整えていけば、昼寝の時間も決まってくるでしょう。夕方に寝てしまうと、夜の睡眠に影響が出ますので、なるべくそうならないように日中の活動と昼寝のリズム作りを工夫してみましょう。

 

2.室内の環境を整える

エアコンなどを利用して、室内を快適な状況にしましょう。夏場は2628℃、湿度は4060%がちょうど良いといわれています。ベビーベッドは、エアコンや扇風機の風が直接当たらない場所に置いてください。

また「夜は暗く、朝は明るい」ということを教えてあげるためにも、赤ちゃんが眠る部屋では遮光カーテンを使って暗くしたり、テレビやパソコンから出る光が赤ちゃんの目に入らないようにしたりする工夫も必要です。

 

3.おむつや服を交換する

おむつの不快感で泣いている可能性もありますので、その際はおむつを替えてあげましょう。もし汗をかいて服が濡れている場合は、着替えをさせてあげて室温や寝具を調整してください。

 

4.赤ちゃんが安心する音を聞かせる

胎内環境に近づけると、赤ちゃんは安心するそうです。お腹で聞いていた音に近いといわれているのは、テレビのザーザー音やドライヤーの音、「シーッ!」という声。また「赤ちゃんが泣きやむ音」のためのYouTubeやアプリもあるので、試してみましょう。

 

5.横向きにしてゆらゆらする

背骨と足を軽く曲げて横を向く格好は、お腹にいた頃の体勢と似ているため、赤ちゃんが安心しやすいスタイルといえます。寝かせるときは念のため仰向けが安心ですが、抱っこするときは横向きにしてゆらゆらすると、赤ちゃんが落ち着きやすくなるでしょう。

 

6.おくるみでくるむ

4か月未満などの月齢が低いときに試してみたいのが、布で赤ちゃんの身体をくるむ「おくるみ」です。おくるみは、モロー反射などで手がビクッと動いて泣き出してしまうという状況を防止してくれます。さらに四肢をしっかりくるむことにより、胎内環境に近づけることができます。ちょうど良いおくるみがなければ、バスタオルでも構いません。

夜泣き対策は、頑張りすぎない!

夜泣きは、誰でも疲れます。たとえ親でも、長時間泣き声を聞いていると、イライラするのは当然。「もう無理!」と感じたときは、赤ちゃんを安全な場所において、少しその場を離れて深呼吸をしましょう。夜泣きは、根性や責任論で取り組むべき問題ではありません。

まず夜泣きは基本的には病気ではありませんので、心配しすぎる必要はないと考えましょう。海外では、赤ちゃんが夜泣きをしても抱っこはせず、見守るだけという方法が推奨されている国もあります。それでも赤ちゃんは立派な大人に成長していますから、「親失格かも……」と疲れている自分をさらに追い詰めないことが重要です。

明けない夜がないように、終わらない夜泣きもありません。「あのときは、本当に大変だった!」といつか笑って話せる日が来るのを信じて、頑張りすぎない方法で夜泣きの時期を乗り切りましょう。

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