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住まいの基本知識

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もしも電気が止まったら……。停電の備えと安全対策を解説!

最近では、地震や台風による強風・水害などの自然災害で、停電が起こることが増えています。また、2022年3月に「電力ひっ迫警報」が初めて発令されましたが、災害や想定外の寒さ・暑さにより電力の供給不足による停電のリスクも高まっています。

今まで停電したことがないからといって、油断は禁物。停電したときに困らないよう、日頃から備えておきましょう。今回は、停電への備え方と安全対策を解説します。

停電の備えとして用意しておきたいもの

電気がすぐに復旧すれば問題ありませんが、停電の原因によっては長引くこともあります。2018年に起こった北海道胆振東部地震のときには大規模停電が発生し、復旧までに約50時間を要しました。停電時に家族が困らないためにも、以下のような備えをしておきましょう。

 

・灯り

夜に停電したときに備え、懐中電灯やLEDランタンを用意しておきましょう。ラジオ機能が付いたものやスマートフォンなどを充電できるものもあります。すぐ手に取りやすい場所に置いておくようにしましょう。

ライト機能が付いている時計を普段使いするのもおすすめです。機器に合わせた乾電池の常備も忘れずに。

 

・カセットコンロ

IHコンロなどの電気で着火するタイプのものは、停電時に使えなくなりますカセットコンロを持っておけば、温かい飲み物や食べ物を用意でき、停電や災害で不安な気持ちを和らげられます。

 

・情報を得られる機器

停電や災害の状況、復旧見込みといった情報を得ることは、とても大切です。ラジオを常備したり、スマホに停電情報を配信してくれるアプリをインストールしたりしておくと良いでしょう。

ラジオに乾電池を入れっぱなしにしていると消耗したり、液漏れをしたりして使えなくなることがあるため、定期的に確認してください。また、スマホが充電切れを起こさないよう、モバイルバッテリーを日頃から充電しておくと安心です。

 

・飲料水と生活用水

マンションの場合、給水方式によっては停電時に断水することがあります飲料水は1人1日3リットルを最低3日分、できれば7日分備蓄しておきましょう。賞味期限が5年~15年と長い「長期保存水」がおすすめです。

また、トイレの水を流すための生活用水も用意しておきましょう。台風の直撃などがわかっている場合には、お風呂の残り湯を流さずに溜めておいたり、ポリタンク・バケツなどに水を溜めたりしてください。

 

・食べ物

電気の復旧に時間がかかったときに備えて、そのまま食べられるパンや缶詰、簡単に作れるインスタント食品などを多めに用意しておきましょう。常温で長期間保存できるものが望ましいです。

また、家族が好きなお菓子なども用意しておくと、ストレスや不安を和らげることができます。

 

・保冷剤

冷蔵庫は停電してからドアを開けなければ2~3時間は保冷されます。保冷剤を使えば保冷時間を伸ばすことができるので、常に冷凍庫内に保冷剤を備えておくと良いでしょう。

できれば、スイーツを買ったときの簡易的な保冷剤ではなく、ブロータイプのしっかりとした保冷剤を常備しておくと、より保冷効果が期待できます。

 

・大容量のバッテリーや発電機

蓄電池やポータブルバッテリー、発電機などがあれば、冷蔵庫やテレビなどの家電を稼働することができます。もちろん、スマートフォンやPCの充電にも使えるため、停電の不便さをある程度軽減してくれるでしょう。

ソーラー発電できるバッテリーであれば、太陽光で充電でき、停電が長引いた場合でも安心です。最近では蓄電池を備えたマンションなどもあるため、家を探す際の条件として検討してみても良いかもしれません。

どうする?停電時の安全対策

停電によって火災などの二次災害が引き起こされたり、健康を害したりすることもあります。そうしたことを防ぎ、家族を守るためにも、安全対策にも気を配りましょう。

 

・危険な「通電火災」を防ぐ

「通電火災」とは、停電時に使っていた電化製品に通電したときに起こる火災のこと。燃えやすいものに触れていたり、電源コードが傷ついていたりしたときに出火して起こります。

停電したら使っていた家電のコンセントを抜き、ブレーカーを落として「通電火災」を防ぎましょう。

 

・「ろうそく」は使わない方が無難

以前は停電時の灯りには「ろうそく」というイメージがありましたが、できれば使わない方が良いでしょう。停電は地震と同時に起こることが多く、余震で倒れた際に火事を引き起こしかねません。また、子どもが触って火傷するなどの恐れがあります。灯りには懐中電灯などを使いましょう。

 

・燃料式発電機は屋内で使うのはNG

燃料式発電機は、長期間にわたる停電の際にとても役に立ちます。ただ、安定して電気を供給できるというメリットがある反面、排気ガスの中には有毒な一酸化炭素が含まれています。屋内での使用は厳禁です。

 

・暑さ&寒さ対策はしっかりと

夏の暑い時期にエアコンが使えないと、熱中症になる危険性があります。充電式・電池式の小型扇風機や冷却シートなどの熱中症対策グッズを準備しておきましょう。また、夏場は保冷剤を多めに用意しておくと、暑さ対策にも使えます。

冬の寒い時期には、カセットガスのストーブや石油ストーブなどがあると良いでしょう。ただ、こうしたストーブは一酸化炭素中毒になる危険性があるため、定期的に換気する必要があります。その他、湯たんぽや使い捨てカイロなども用意しておくのもおすすめです。

停電は急に起こるもの。日頃から備えて

災害とともに発生することが多い停電は、急に起こるもの。そんな停電への対策で欠かせないのは、日頃から備えておくことと冷静に対処することです。停電時に必要なグッズは災害時にも役立つため、思い立ったら早めに用意しておきましょう。

また、停電時にどのような行動をするか家族で考えておけば、慌てず落ち着いて行動できるはず。今回の記事を参考に停電対策を始めてみてください。

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