寒い時期、「エアコンやヒーターを使っていても足元はなんだか冷える」と感じることはありませんか?それは、暖かい空気が上に向かい、冷たい空気が下のほうに溜まるためです。
そんなときにおすすめなのがホットカーペット。今回は、ホットカーペットのメリットと賢い選び方をご紹介します。
ホットカーペットのメリット5つ
まずは、意外とたくさんあるホットカーペットのメリットを見ていきましょう。
1.冷えが気になる足元から暖まる
ホットカーペットで部屋全体を暖めることは難しいですが、冷えやすい足元やつま先をじんわりと暖めてくれます。特にフローリングは冷えやすいため、ホットカーペットを敷くメリットは大きいでしょう。
2.必要な場所だけ暖められる
ホットカーペットはサイズ展開が幅広いのが特徴。足元のみのミニサイズから、1畳~2畳、3畳以上用など暖めたい場所に合わせてサイズを選べます。また、電源さえあれば、模様替えや家族の状況に合わせて敷く場所を変えられるのもメリットです。
3.安全性が高く、空気が汚れない
ホットカーペットは、石油ファンヒーターやストーブのように火を使用しません。そのため、排気で空気が汚れず、安全性も高いため、子どもがいる家庭でも安心して使えます。加えて、エアコンのように空気が乾燥しにくいことも嬉しいメリットです。
4.お手入れが簡単
ストーブやファンヒーターなどは定期的にお手入れをしないとホコリが溜まってしまいますが、ホットカーペットは掃除機をかければOK。通常の床と同じようにそのまま掃除できることもメリットです。エアコンのような特別なクリーニングが必要ないのも良い点です。
5.カーペットとしても使える
それほど寒くないときには、普通のカーペットとして使える点もメリットでしょう。足音や子どもが飛び跳ねる音などを軽減してくれたり、床が傷つくことを防いでくれたりすることも期待できます。
ただし、湿気が多い時期には、カーペットと床の間に湿気がたまり、カビやダニの原因になることも。できれば梅雨の前にお手入れをして、収納するのが望ましいでしょう。収納場所がない場合は、定期的に干したり、ダニ退治モードを使用したりするなどのケアを忘れずに。
【場所別】【タイプ別】【機能別】ホットカーペットの賢い選び方
続いて、ホットカーペットを選ぶ際のポイントを「場所」「タイプ」「機能」に分けて解説します。
【場所で選ぶ】
ホットカーペットはサイズが大きくなるほど電気代が高くなるため、置く場所や使い方に合わせて最適なサイズを選ぶのが基本です。
・リビング
全体的に暖めたい場合は、3畳以上の広めのタイプをリビングの大きさに合わせて選びましょう。テーブルや椅子などはホットカーペットの上に置いても問題ないですが、製品によって耐荷重が決まっているため、事前に確認を。
ソファやダイニングテーブルの足元のみ暖めたいという場合は、1~2畳程度のタイプで十分です。
・キッチン
冷えやすいキッチンには、キッチン用の細長いタイプのホットカーペットがおすすめ。キッチンのサイズや家事動線などを考慮し、ちょうど良いサイズのものを選びましょう。
キッチン用のホットカーペットは防水加工されていて、汚れが簡単に拭き取れるようになっているものが多く、抗菌・防カビ加工がされているものもあり、水や油のはねを気にせず使えます。
・子ども部屋
子ども部屋のホットカーペットは、子どもが安全に使えることを第一に選びましょう。ホットカーペットの上で寝てしまうと、低温やけどや熱中症を起こすことがあります。長時間付けっぱなしにならないよう、オフタイマー機能があるものを選ぶと安心です。
また、子ども部屋は、食べ物や飲み物をこぼしたり、外からの泥が持ち込まれたりと汚れやすいもの。そのため、防水機能があって汚れが落としやすいタイプやカバーを丸洗いできるタイプなど、清潔に保ちやすいものを選ぶのがおすすめです。
・仕事机や勉強机周り
よく使う仕事机や勉強机の足元にはホットマットと呼ばれるタイプの小さ目のホットカーペットを敷くと良いでしょう。より快適に仕事や勉強に取り組めます。
【タイプで選ぶ】
ホットカーペットには、「じゅうたんタイプ」「フローリングタイプ」「ホットマット」などのタイプがあります。それぞれの特性を知り、ホットカーペット選びに役立てましょう。
・じゅうたんタイプ
座ったり、寝転んだりして寛ぎたい場合は、じゅうたんタイプが向いています。
じゅうたんタイプには「ホットカーペット本体のみ」のものと「カバー付き」のものがあります。カバーには、キルトタイプをはじめ、毛足の短いものや長いものなどさまざまなタイプとデザインがあるため、好みのものを選びやすいでしょう。
・フローリングタイプ
見た目がフローリング調のホットカーペットは、水や汚れを落としやすく、お手入れが簡単です。ダイニングテーブル周りやキッチン、子ども部屋など、食べこぼしや汚れが気になりやすいところに適しています。
・ホットマットタイプ
ホットマットタイプは、ミニサイズのホットカーペットです。仕事中や勉強中の足元だけでなく、お尻の下に敷いて使うのもおすすめ。ミニサイズなので、使いたい場所に持ち運びできます。
【機能で選ぶ】
ホットカーペットには、抗菌・防ダニなどの衛生関連の機能、オフタイマーなどの省エネ関連の機能が充実しているものもあります。どのような機能があると良いか、ホットカーペットを選ぶ前に考えておきましょう。
・衛生関連の機能
ホットカーペットに横たわりたくなってしまうのであれば、清潔に保てるように「抗菌・防ダニ機能」や掃除がしやすい「防水・撥水機能」が付いているかを確認しましょう。カバー付きタイプであれば、カバーを丸洗いできるかどうかもチェックポイントです。
また、中には高温でダニを退治できる機能が搭載されているものもあります。
・省エネ機能
電気代の値上がりが気になる昨今。大きめのホットカーペットには「暖める箇所を切り替える機能」が付いているものがあります。家族で使うときは全体を暖め、1人のときには一部だけ暖めるというような使い方ができ、節電につながります。
他にも「オフタイマー機能」「温度調節機能」「室内の温度に合わせて温度調節する機能」なども。ホットカーペットを選ぶのに迷ったときは、省エネ機能があるタイプを選ぶと良いでしょう。
ホットカーペットで冬をより快適に!
足元を暖めてくれるホットカーペットがあれば、寒い冬をより快適に過ごせます。ホットカーペットは、つま先の冷え対策になるほか、「空気が汚れず安全性が高い」「必要なところだけ暖められる」などのメリットがあります。サイズやデザインのラインナップが幅広く、使う場所や用途に合わせて選べるのも魅力です。
衛生面や省エネの機能が備わっているものも多いので、家族の状況や使い道に合わせて選んでみてください。
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