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ラン活はいつから始める?失敗しないランドセル選びのポイント

もうすぐ小学生になる子どもがいる家庭にとって、「ランドセル活動」略して「ラン活」は、大切な入学準備のひとつです。また、近年は少子化のため、両親や祖父母が子どもや孫1人当たりにかけられる金額が大きくなっています。それに伴い、このラン活が加熱傾向にあるのです。

今回は、ラン活に乗り遅れないためのスタート時期や、ランドセル選びのポイントについてご紹介します。

ラン活はいつから始めるのが理想?一般的なスケジュールは?

ラン活には、以下の3つのステップがあります。

 

  • カタログ請求
  • 展示会やショールームに行く
  • 購入する

 

10年ほど前まではランドセル販売がピークになるのは幼稚園年長の10月頃でしたが、ここ数年、開始時期が前倒しの傾向にあります。年中の秋冬頃に新作が発表され、春頃に販売が開始されるのです。人気ブランドは「年長の5〜6月に売り切れが目立ってくる」という声もあるほどです。

もし人気ランドセルを狙うのであれば、ラン活は「年中の秋冬頃」に始めるのが良いでしょう。というのも、工房などで作られる上質なランドセルは天然素材を使用し、かつ手作りのため、生産できる数が限られているからです。早めにラン活を開始すると選択肢が増えるだけではなく、メーカーによっては早割などの割引が活用できる場合もあります。

 

【一般的なラン活のスケジュール】

11〜1月 :カタログの申し込み開始

1〜3月  :カタログが届く、展示会が始まる

4月~:ランドセル販売開始(工房によっては2月に販売開始)

 

最近の傾向では、入学予定者の半数以上が8月のお盆あたりには購入を終えているといわれています。そして夏以降に本格化するのが「ランドセルのアウトレット」。型落ちモデルや展示品をお手頃価格で購入することができます。さらにその年のモデルも、冬以降12〜3月には在庫処分の値下げがスタートします。

色やデザインは限定されますが、基本構造がしっかりしたランドセルを手ごろな価格で手に入れるチャンスとなるため、特に強いこだわりがない場合は、このような時期を狙うのもおすすめです。

自分が狙う商品と価格帯、その両方を考慮して、家庭にとって最適なラン活のスタート時期を決めましょう。

後悔したくない!ランドセル選びの6つのポイント

たくさん悩んで決めたランドセルのはずなのに、「あのランドセルは失敗だった!」という声も少なくありません。

 

・奮発して買った高級ランドセルを雑に扱う息子にイライラする。

・キャラクターもののランドセルのため、すぐに子どもから「恥ずかしい」といわれるようになった。

・刺繍がほつれてしまい、みすぼらしく見える。

・安物を買ったら、肩ベルトがちぎれた。

 

このように後悔の種類はさまざまです。ランドセル選びは、予算、デザイン、機能性などあらゆる面で気をつけなければなりません。

ランドセルを選ぶ際は、以下のような点をチェックしてください。

 

1.6年間保証

元気いっぱいの子どもは力加減がわからないまま、ランドセルを壊したり傷つけてしまったりすることがあります。購入の際は、故障時にメーカーに無料修理をしてもらえるか、修理中に予備のランドセルを貸し出してくれるかなどをチェックしましょう。

 

2.色・デザイン

子どもが本当に好きな色を選べるよう、色のバリエーションが豊富なのが理想です。さらに6年間、飽きのこないデザインを選ぶこともポイント。子どもが「このランドセルは、ちゃんと自分で選んだ」という自尊心を満たせる範囲で、大人側との意見のすり合わせをしましょう。

 

3.丈夫さ

ランドセルは、使用されている素材によって丈夫さが大きく変わります。人工皮革と比べると、天然皮革は非常に丈夫。もちろん人工皮革であっても、大手メーカーで使用されているもので、耐久性の品質基準を満たしているものであれば問題ありません。

また、肩ベルト、背カン、錠前、大マチ、コーナー部分など壊れやすい部分のつくりも、手に取ってチェックするようにしましょう。

 

4.背負いやすさ

小さな子どもが毎日背負うものですから、軽いだけではなく、背負いやすい設計・工夫があるかどうかをチェックしましょう。身体に触れる部分が大きいと負荷が分散され、快適な背負い心地になります。

ほか、背中にクッション材があるか、肩ベルトがフィットしやすいカーブ状になっているかなど、メーカーそれぞれの工夫を比較検討しましょう。

 

5.価格

ランドセルは素材によって、値段が大きく変わります。人工皮革であれば4〜7万円、牛革であれば6〜8万円、「革のダイヤモンド」と呼ばれるコードバンであれば9〜13万円ほどします。さらに構造、装飾、手間、ブランド、流通など、さまざまな要因も値段に影響しますので、まずは家庭に負担とならない予算を決めてから選ぶようにしましょう。

 

6.容量・収納力

A4フラットファイルが入るのは、ランドセルの必須条件。同じような容量に見えますが、実はランドセルごとに収納力はかなり変わります。もし収納力のないランドセルを選んでしまった場合、手提げ鞄が必須となり、結果的に忘れ物やなくし物が増える可能性が出てしまいます。これらは購入の際に必ずチェックしたい要素です。

ラン活は、子どもの気持ちを最優先しよう!

ラン活は、年々スタート時期が早まってきています。さらに発売日には店頭に長蛇の行列ができたり、販売サイトのサーバーがパンクしたりといった噂を聞くと、希望のランドセルに出会えるまでの道のりが非常に険しく感じるかもしれません。

けれども焦りすぎは禁物です。「○月まで完売することはありません」と予め宣言してくれるメーカーもありますし、そもそもどこへ行ってもランドセルが買えないということは絶対にないのです。

そして、もうひとつ考慮したいのが、子どもの心変わりの早さです。年長の時期は、子どもの心と身体が大きく成長する時期。子どもを急かして早く決めたとしても、ランドセルが届く頃には「私、こんな色を選んだっけ?」「僕、やっぱり違う形のランドセルがいいな」と言い出すこともありえます。

ランドセル選びは、実際に使う子どもの気持ちが最優先。先行きを見通せる大人の意見ももちろん大切ですが、子どもがきちんと納得した上で購入することを心がけて、ラン活スタートのタイミングを見計らうようにしましょう。

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