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新築マンションの内覧会では何を見るのが大切?後悔しないためのチェックポイント

完成したマンションの仕上がりを確認する「内覧会」は、マンションの引渡し前に不具合がないかをチェックする重要な場です。不具合の見落としがあると入居後、トラブルに発展することも……。

今回は、内覧会でチェックすべきポイントや注意点などをご紹介します。

内覧会とは?何のために行うもの?

内覧会とは、完成したマンションの最終確認の場です。「部屋が図面通りに仕上がっているか」「不具合はないか」「依頼したオプションが反映されているか」などをチェックします。同時に、部屋の設備やマンションの管理、共用部分についての説明が行われることが多いです。

内覧会は、通常マンション引渡しの1か月前くらいに実施され、不備があった場合には、引渡し前に無償で修繕や調整などが行われます。

内覧会の一番の目的は、隅々までしっかりチェックし、気になる点をつぶすこと。マンション引渡し後に不具合が分かった場合、どの時点で発生したものかわかりにくく、修繕のために費用が発生することがあります。そうしたトラブルを防ぐためにも、内覧会でしっかりチェックすることが大切です。

【場所別】新築マンションの内覧会でチェックしておきたいポイント

では、内覧時にどのような点をチェックすべきなのでしょうか。持ち物や内覧会で見落としがちな点を見ていきましょう。

 

  • 内覧会前のチェックポイント

内覧会の所要時間や当日の流れ、持ち物などを確認しておきましょう。所要時間はだいたい2~4時間ほどです。不動産会社(デベロッパー)の担当者と一緒に行いますが、施工担当者や設備メーカーの担当者が同席するケースもあります。

 

【内覧会時の持ち物】

・間取り図(設計図)のコピー

・懐中電灯

・カメラ

・メモと筆記用具

 

気になる点を間取り図やメモに記入しつつ、後で確認できるようにカメラでも記録するのがおすすめです。収納の奥など薄暗いところを確認するため、懐中電灯も持って行きましょう。懐中電灯やカメラはスマホで代用してもかまいません。

 

上記に加えて、以下を持って行くとさらに便利です。

・水平器

・マスキングテープ

・メジャー

 

水平器があると、床が水平になっているかどうかの確認が簡単にできます。マスキングテープは、気になった箇所に目印をつけるのに使いましょう。また、メジャーがあれば、窓やスイッチ、コンセントなどの位置を確認しやすいほか、家具や家電の置き場所の確認、カーテンのサイズを決めるのに必要な採寸などにも役立ちます。

 

  • 内覧会時のチェックポイント

内覧会時には、目で見て確認するだけでなく、違和感がある部分は触って確認するようにしましょう。動かせるものはすべて動かして、動きをチェック。

また、間取り図と違っているところはないかという観点からの確認も重要です。特に設計変更やオプションを依頼した箇所は間違いが起きやすい部分なので、念入りに確認しましょう。

不具合や気になる点があれば、その都度、担当者に伝えてください。修繕や補修が可能かどうか確認し、メモやスマホのカメラなどで記録を残しておきましょう。

続いて内覧会時のチェックポイントを場所別に解説します。

 

【全体】

・内装や設備など

内装や設備、窓などにキズや汚れがないことを確認します。壁や床はもちろん、天井や収納内部なども念入りにチェックしましょう。壁と床、壁と天井などの境目や壁紙の継ぎ目などに隙間や「めくれ」がないかどうかも見るべきポイントです。

 

・フローリング

フローリングに不具合があると、上に乗ったときに変な音がすることがあります。スリッパを履いていると気が付きにくいため、靴下で部屋全体を歩いて確かめると良いでしょう。

 

・ドアや扉、網戸

すべてのドアや扉を開け閉めし、スムーズに動くかどうか、変な音がしないかなどチェックします。また、ドアや収納の扉を全開にしたときに問題がないかも確認しましょう。鍵がついている場所は補助鍵も含め、すべての鍵がスムーズに開け閉めできるかどうかもチェックです。

忘れがちなのは網戸。スムーズに動くかどうか、破れた箇所がないか、閉めたときに隙間がないかなども要注意です。

 

・収納内部

可動棚は、実際に動かして不具合がないか確認します。「棚がガタガタしないか」「ビス穴に欠損がないか」「ビスが不足していないか」など、細かいところも見ておきましょう。暗くて見えにくい場所なので、懐中電灯やスマホのライトなどで照らしての確認がおすすめです。

 

【エントランス周り】

玄関では、下駄箱の中も忘れずに確認を。また、下駄箱の下は見落としがちな場所です。「雑な仕上がりになっていないか」「汚れがついていないか」などもチェックしましょう。「玄関のタイルにひび割れなどがないか」「インターホンの動作に問題がないか」も見ておきたいポイントです。

 

【リビング・居室】

エアコンやテレビ・電話用端子の位置、コンセント、スイッチなどの場所が図面通りになっているか確認しましょう。カーテンレールがついているかどうかや、歪みなどがないかも要チェックです。和室がある場合は、畳が浮いたりしていないか、襖を閉めたときに隙間ができていないかどうかも見ておきましょう。

 

【水回り】

・水圧や水量

キッチンや洗面所、お風呂などの水回りでは、実際に水を出して確かめます。確認ポイントは「水圧や水量に問題がないか」「水漏れしないか」「排水に問題がないか」などです。水圧については強すぎても弱すぎてもストレスになるため、違和感があれば調整してもらいましょう。

水漏れは、蛇口付近だけでなく、配管周りもチェックを。また、浴室や洗面所のシャワーホースは実際に動かしてみましょう。

 

・水回りの設備

水回りの確認時には、給湯器がちゃんと動いているかどうか、お湯を出して確かめます。換気扇については、変な音がしないかもチェックポイント。

 

・バスタブ

バスタブに水をためたときに水位が下がらないかも確認したいポイント。内覧会の始めにバスタブに水をためておき、内覧会が終わるころに水位が下がっていないか確認しましょう。マスキングテープなどで水位が分かるようにしておくと確認しやすいです。

 

・トイレ

トイレの取り付けに問題があることは少ないですが、念のためトイレがガタガタしないか確かめておきましょう。トイレの水を流して問題ないかの確認も同時に行います。ウォシュレットの動作確認もしておきましょう。

 

【バルコニー】

バルコニーでは「物干し金具に問題がないか」「破損している箇所がないか」「エアコンの室外機の位置が依頼した通りになっているか」などを確認しましょう。排水用の排水管が割れていないかどうかも念のため見ておきます。スロップシンクがある場合は、ここでも水を出して問題がないかチェックしましょう。

後悔しないためにも内覧会でしっかりチェックを!

内覧会は購入したマンションの最終チェックの場。気になる点をあますところなく確認し、不具合をしっかり解消しましょう。マンションの購入は人生で最も大きな買い物の一つ。入居後に不具合が発覚して後悔しないためにも、内覧会でしっかりチェックしてください。

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