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住まいの基本知識

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節電しながら暖房で快適に!冬のエアコンの電気代を節約する5つの方法

燃料価格の高騰を受け、2023年6月に大手電力各社は電気料金の値上げに踏み切りました。電気代を含めさまざまなものの値上げラッシュが続く昨今、家計のために暖房費は抑えたいと思う人は多いでしょう。

そこで今回は、寒い冬を快適に過ごしつつ、エアコンの電気代を節約するテクニックをご紹介します。

暖房の設定温度は何度が節電に効果的?

電気代を抑えつつ、室内で快適に過ごせる理想的なエアコン設定温度は何度なのでしょうか。

環境省の発表によると、快適性を損なわない範囲で省エネを目指すための室温は20℃とされています。ところが、同省の調査によると、暖房機器の中でエアコンを最もよく使っているという世帯のエアコン設定温度平均値は23.2℃で、多くの家庭において、推奨されている温度よりも高めに設定されていることがわかりました(出典:環境省「令和2年度家庭部門のCO2排出実態統計調査資料編(確報値)」)。

一方で、暖房時にエアコン設定温度を1℃緩和すると、消費電力量は約10%削減されるともいわれており、まずは設定温度を適切にすることが節電への近道となりそうです。

エアコンの設定温度20℃でも快適に冬を過ごすコツ

「室温20℃では寒いのでは?」と思われるかもしれませんが、室温を低くしても快適に過ごすコツはあります。

まずは、エアコンの風向きに気をつけてみましょう。暖かい空気は上に行く性質があるため、風向きが上を向いていると室温のムラができて寒く感じます。暖房時は風向きを下に向けるか、もしくはサーキュレーター(扇風機で代用可)を対角線斜め上に向けて作動させましょう。たまった暖気を効率良く循環させることができて、暖かく感じます。

さらに同じ温度下でも湿度が変わることで、体感温度が変わります。例えば湿度30%では、室温20℃でも体感温度は18.8℃と低め。湿度を57%とすると、体感温度は20℃まで上昇します。「加湿器を利用する」「洗濯物を室内で干す」「食卓で鍋を囲む」など、さまざまな方法で湿度を調整することで、心地良い環境に近づけることができるのです。

また、室内の熱は、窓からの出入りが全体の5割前後と最も多いため、窓際に断熱の処理を施すことは、部屋が冷えるのを防ぐのに効果的。具体的には「カーテンを厚手の床まで届くタイプにする」「カーテンを2枚使いにする」「窓に断熱シートを貼る」「高断熱ガラスに交換する」などです。

なお、窓の室内側に新しい窓を設置する「二重窓」は、防寒効果が高いことで知られています。リフォームも手軽なので、検討してみるのも良いでしょう。

冬のエアコンの電気代をできるだけ節約するには?

温度を低めに設定する以外にも、冬のエアコン代は、さまざまな方法で節約することができます。

 

1.エアコンフィルターを掃除する

室内機のフィルターにホコリがたまると目詰まりし、空気を取り入れる量が減少。その結果、エアコンは必要な空気を確保するために余計なパワーを使ってしまいます。実際に1年間掃除をしない場合は、掃除をした場合に比べて、年間で約25%も電気料金が無駄になってしまうという数字もあります。エアコンフィルターは、こまめに掃除をしましょう。

自動掃除機能の付いているエアコンでも、機能に任せきりではなく、自分でフィルターの状態を確認することが大切。特にキッチンに近いエアコンは、調理の油汚れなどを吸い込んでしまい、自動掃除機能では取りきれないケースもあるため、注意してください。

 

2.室外機を掃除する

フィルターほどの頻度でお手入れをする必要はありませんが、室外機も意外に汚れています。ホコリや落ち葉などのごみがたまると熱交換の効率が下がり、消費電力がアップしてしまう可能性も。特に風の強い日や台風が過ぎた後には、室外機の汚れをチェックしましょう。

 

3.寒い日はエアコンをつけっぱなしにする

エアコンが最も電力を使うのは、電源をONにしたときから設定温度になる直前までです。「電気をこまめに切りましょう」とよくいわれますが、エアコンは頻繁にONとOFFを繰り返さない方が良いケースもあります。

エアコンをつけっぱなしにするか、こまめに切るかのボーダーラインは、外気温3℃。暖房使用時、条件や環境によっても異なりますが、外気温が3℃未満のような厳しい寒さの場合は、室温が大きく下がりやすく設定温度に戻すために多くのパワーが必要となるため、つけっぱなし運転がお得。

一方で、3℃以上であれば、室内温度がそこまで下がらないため、こまめに消すほうが電気代の節約につながります。同様に、外気温とは関係なく、30分程度の外出であればエアコンはつけっぱなしにしてお出かけする方が結果的に節約となります。

 

4.自動運転モードを活用する

前述の通り、室外と室内の気温差が大きいときほど、エアコンは多くの電力を消費します。エアコンの運転を風量「弱」からスタートすると、設定温度に達するまでに時間がかかってしまい、節電となりません。

 こういうときは「自動運転モード」を使用して、効率良く部屋が暖まるようにエアコンにお任せすると良いでしょう。

 

5.適切なエアコンを購入する

エアコンを効率良く使うためには、それぞれ適切な広さがあります。例えば、6畳用のエアコンを引越し先の20畳の部屋で使い続けると、設定温度に達しない状態が長時間続いて効率良くありません。部屋の広さに適したエアコンの使用をすることも、節電には欠かせないポイントなのです。

また、エアコンの省エネ性能は年々向上しています。古いエアコンを使い続けるよりも、電気代を抑えるという点では新しいエアコンを購入するのもひとつの手段です。

エアコンを上手に使って、冬の電気代を節約しよう!

電気料金がかかる家電といえば、冷蔵庫を筆頭に、照明器具やテレビに続いて、エアコンも上位にランクインしています。けれど、寒い冬場は、室内でも快適に過ごすためにエアコンの使用が欠かせません。エアコンを効率良く使うコツをおさえて、上手に節電をしましょう。

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