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【小学校低学年向け】夏休みの宿題の進め方と2学期に向けた効果的な勉強法

小学校の夏休みは、子どもが新しいことに挑戦したり、普段行けない場所へ行ったりする良い機会です。その一方で、たくさんの宿題を計画的にこなさないといけない時期でもあります。

夏休みの過ごし方は、いつの時代も親子を悩ませるもの。子どもが低学年の場合、自分で勉強を計画通りに進めることは難しく、夏休みの成果は、親からの適切な働きかけによって左右されるといっても過言ではありません。

今回は、低学年の子どものための夏休みの宿題の進め方と効果的な勉強法をご紹介します。

小学校低学年の子どもが夏休みの宿題を効率良く進める5つのポイント

夏休みに入ると、あれもこれもやりたくなりますが、宿題を片付けることから始めましょう。自由研究や読書感想文などは、早めに取りかかることで、最後に「時間が足りなくて納得いかないまま提出した」という状況を避けることができます。以下の5つのポイントを取り入れると、宿題をスムーズに進められるはずです。

 

1.勉強のスケジュールを立てる

何よりも宿題を片付ける計画を立てることが大切です。小さな子どもは、まだ時間や量に対する感覚があやふやで、先のことを上手に見通せません。まずは出された宿題を全てリストアップしましょう。「いつまでに終えたいか」「いつから取り組むか」「1日どれくらいするか」など、できるだけ具体的に決めて書き出すのがコツ。「旅行までにドリルを終える」というふうに宿題と楽しみを組み合わせれば、やる気がアップします。

また、計画を立てる際は、その子のペースに合わせて無理のないスケジュールを立てること、突発的な用事や変更が入ることを考慮して詰め込みすぎないことも重要です。計画をきちんとこなせれば、達成感を味わうことができ、自己肯定感アップにもつながります。

 

2.一日のルーティンを決める

低学年のうちに机に向かう習慣をつけることは、その後、中学や高校になっても役立ちます。そのためには、一日の中に勉強時間を作ることが必要です。「一日どこかで30分」というのではなく、「何時から何時まで机に向かう」「朝食後に勉強を始める」など、なるべく具体的なタイミングを決めるほうが良いでしょう。

あいまいな気持ちでは、すぐに遊びに負けてしまいますので、そうならないように子どもと話し合って、取りかかる時間を決めてください。また、遊ぶ時間も決めることで、メリハリのついた計画を立てることができます。

 

3.頭が働く時間を活用する

勉強をするのに適している時間帯は、起きてから3時間以内です。これは頭の働きが最も良いといわれる時間帯で、集中力も高まり、勉強が進みやすくなります。朝から勉強時間を設けることで、一日の生活リズムが整うことも期待できるでしょう。

 

4.子どもに成果が見えるようにする

低学年の子どもは、進捗状況がわかるとモチベーションを保ちやすくなります。計画が完了するごとにカレンダーにスタンプを押したり、シールを貼ったりすると、勉強の進み具合が一目で把握できて良いでしょう。

子どもが勉強を終えたら、親も一緒に「今日の分、終わったね!」と喜んであげると、効果は倍増です。

 

5.前向きな言葉で励ます

小学校低学年は、まだまだ親に甘えたい年頃です。しっかりと認められ、思い切り褒められたら、子どもは気持ちが落ち着き、前向きに勉強に取り組めるようになります。

子どもに何か注意したいことがあれば、最初に褒めてから、直したいことを伝えるようにしましょう。漢字であれば「ここは上手に書けているよ!」「頑張ってたくさん書いたね!」とほめた後に「ここはこうしたら、もっといいね」と伝えてあげてください。そのほうが、子どもは耳を塞ぐことなく、間違いを受け入れやすくなります。

夏休の宿題が終わったら復習に挑戦!小学校低学年の子どもが効果的に勉強するには?

夏休みの宿題が一通り片付いたら、1学期の復習や苦手分野の克服に挑戦しましょう。少しでも復習をすることで、2学期の勉強が随分とラクに感じられるはずです。教科書に沿った参考書に取り組むのが理想的ですが、1学期に実施したテストやドリルを見直したり、一緒に教科書を読み直したりするだけでも効果はあります。教材を選ぶ際は簡単すぎても難しすぎても、やる気が低下してしまいますので、子どものレベルに合った内容を選びましょう。

なお、効果的に勉強をするためには、以下のような点を意識してみてください。

 

・起床時間と就寝時間を決める

起床時間と就寝時間が遅くなると、自律神経が乱れやすくなります。さまざまな不調が現れ、子どもの成長を妨げる要因に。これらを修正しないまま夏休みを過ごすと、新学期が始まっても朝起きられなかったり、夜なかなか寝つけなくなったりして、結果的に授業に集中できなくなり、学力低下を招くことになりかねません。

そうならないためにも、起きてすぐ太陽光を浴びましょう。太陽を浴びることによりセロトニンが分泌され、自律神経を調整してくれます。また、早起きすることで、夜は自然な眠りにつけるでしょう。

 

・低学年のうちは「15分勉強を毎日できる」を目標に

1~2年生であれば、15分勉強することから始めましょう。少し短いと感じるかもしれませんが、低学年のうちは毎日勉強することを習慣づける時期。内容がまだそれほど難しくない低学年の間に学習習慣をつけられると、3〜4年生は30分、5〜6年生は1時間と、勉強の時間を伸ばしていくことができます。

もし15分勉強するのも難しいなら、少しずつ増やしていけば大丈夫です。「宿題が終わったらおやつ」など、楽しい気持ちで学習に取り組めるようにしてあげると良いでしょう。

 

・低学年のうちは親が上手に勉強をサポートする

親子で一緒に丸つけをするのは、子どもの苦手分野の把握に役立ちます。間違えた問題について話し合えば、どこまで理解しているのかわかりますし、もし根本的な理解が不足しているとわかれば基礎からやり直す方法を選択できます。

そして、子どもがその後ちゃんと理解できたならば、しっかりと褒めてあげましょう。親からの適切なサポートは、子どもが楽しく学ぶきっかけとなり、それらが自分から学ぶ力につながります。

夏休みを上手に活用すれば、2学期の自信に!

子どもにとって思いっきり遊べるチャンスが詰まった夏休みですが、その時期の宿題は、何のためにあるのでしょうか。それは学習習慣を崩さないためであり、それまでに学んだ内容を復習して定着させるためです。

夏休みで学習リズムが崩れてしまうと、2学期以降の学校生活や勉強をうまく進めることができません。また、1学期に学んだ学習内容に穴があっても、2学期以降の学習を積み重ねていくのは難しいでしょう。

反対に計画を立ててしっかり取り組むことができれば、2学期以降の大きな自信にもつながります。上手に子どものサポートをしつつ、親子でよく遊びよく学ぶ、充実した夏休みにしてください。

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