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住まいの基本知識

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グッスリ眠れていますか?心地良い眠りにつくための寝室計画

睡眠不足は人間にさまざまな悪影響を及ぼし、家庭や仕事でのパフォーマンスの低下を招きます。しかし、自分にとっての「快適な睡眠」や「カラダにあった寝室」の作り方をきちんと理解している人は少ないかもしれません。

 

そこで今回は、より心地良い眠りにつくための寝室計画をご紹介します。

寝室計画の第一歩は、ベッドの位置を決めること

心地良い眠りにつくための寝室計画の第一歩は、ベッドの位置を決めること。寝室の広さとベッドサイズをもとにレイアウトを考えましょう。

 

このときに覚えておきたいことは、「寝室は単に眠るだけのスペースだけではない」ということ。寝室で着替えをしたり、読書をしたり、お化粧をしたりすることもあるでしょう。だから、ベッドまわりには動くためのスペースもしっかりと確保しておく必要があります。

 

そして、収納に対する配慮も大切です。クローゼットとベッドの間には、扉が開くスペースはもちろん、衣服を取り出すための“動作分”も考慮してください。ベッドメイクや掃除をしやすくするためにも、ベッドと家具や部屋の壁との間にはゆとりをもたせましょう。

 

また、ベッドを窓際ギリギリに置いていると、冬場は外気の影響を受け、体温が奪われてしまいます。その際は、窓からある程度離して配置するようにしましょう。

 

なお、マンションなら枕の位置を共用廊下側にすると、足音や話声で睡眠の妨げられる可能性もあるため、枕が窓側にならないように配置するのが理想です。

寝室計画では照明や寝室のカラーコーディネートにも気を配る

次に照明です。寝るときの明かりについては「真っ暗にしないと眠れない」「豆電球がついていないと眠れない」など人により好みがありますが、気をつけたいのは、寝る直前に明々とした蛍光灯にさらされないこと。蛍光灯が煌々としていると、心身ともに睡眠モードに入りにくくなってしまいます。寝室には白熱灯のやわらかい光が良いでしょう

 

就寝前と起床後で色や光の強さが変えられる調色調光タイプの照明器具を活用したり、シーリングライトを付けずにダウンライトや間接照明だけにしたりすると、心地良い眠りを誘うことができておすすめです。その他、ベッドサイドにスタンドライトを置くと、夜中のトイレで家族を起こす心配もありません。

 

なお、十分な睡眠時間を確保しているのにもかかわらず、熟睡できなかったり、目が覚めたときに疲れが残っていたりすれば、寝室のカラーコーディネートを変えることで解決できるかもしれません。

 

寝室に取り入れたい色は以下の通りです。

 

・リラックス効果のある青
気持ちを落ち着かせ、眠りを誘うメラトニンホルモンが分泌されて安眠へと促してくれます。

 

・自然の大地の色である茶
緊張を緩和し、ゆったりとした気持ちになります。

 

・森林浴効果がある緑
副交感神経に働きかけ、血圧を下げる効果も期待できます。

 

いずれの色も淡い色合いを選び、壁紙や床材、カーテンやベッドカバーなどに取り入れてみてください。寝る前に寝室で見た色が、眠るまでの時間はもちろん、眠ってからの神経にも大きな影響を与えます。

寝る前に寝室でリラックスタイムを設けるのもおすすめ

その日のストレスを解消するためには、寝る前にリラックスタイムを設けるのもおすすめです。照明のかわりにアロマキャンドルを付けてヒーリングミュージックを聴いたり、ハーブティーやホットミルクを味わってみたり。

 

自分自身がリラックスできる寝室計画、ぜひお試しください。

この記事を書いた人

溝井則子

上質空間コーディネーター

インテリアコーディネーター、カラーコーディネーター、パーソナルカラリスト、整理収納コーディネーターの資格を有し、片付けを通して“くらしを磨く”ライフスタイルを提案。「片付け、インテリア、カラー」でワンランク上の住空間をトータルプロデュースしている。また、「自分で作れる上質空間」をテーマに自宅サロンにてくらしの「センスアップ講座」を開講。

■HP: https://ameblo.jp/precious-color-m/

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