宝塚市は大阪や神戸のベッドタウンとして宅地開発されたエリアで、兵庫県南東部に位置します。100年以上の歴史を持つ「宝塚歌劇団」や、宝塚温泉、宝塚観光花火大会など、華やかなイメージを持つ同市ですが、西は六甲山系、北は長尾山系に囲まれ、中心部に武庫川が流れる風光明媚な風景に出会えるのも魅力のひとつです。
今回は、そんな関西でも屈指の人気を誇る宝塚市についてご紹介します。
宝塚市の交通の利便性と買い物のしやすさは抜群!
宝塚市の主要駅はJR宝塚駅と阪急電鉄宝塚駅で、互いの駅は徒歩3分程度の距離で向かい合っています。しかも、阪急は梅田行き宝塚線と西宮北口行き今津線という2つの路線があり、どちらも宝塚駅が始発のため、座れる可能性が高いのもメリットです。
宝塚駅からは、大阪・神戸ともそれぞれ電車で約30分というスムーズなアクセスで、お出かけや通勤・通学にとても便利。さらに阪急宝塚線の蛍池駅からモノレール1駅で大阪国際空港(伊丹空港)へ行けるほか、JRを使えば新大阪までのアクセスも楽々です。都心部だけではなく、空港や新幹線停車駅にも出やすいため、仕事で出張の多い方には非常に恵まれた環境といえるでしょう。
そして、買い物のしやすさも優れています。阪急宝塚駅の改札口出てすぐ宝塚阪急があり、食品店やアパレルショップをはじめ、無印良品やカルディコーヒーファームといった主婦層に人気の専門店も入っています。ギフトサロンは、贈答品を購入する際に重宝するでしょう。
同じく駅前に約80の専門店や飲食店が集まる「ソリオ宝塚」があり、多くの市民に利用されています。また、宝塚駅から宝塚大劇場方向へ向かう道沿いには「宝塚花のみちセルカ」があり、元タカラジェンヌが開いたお店やタカラジェンヌ御用達のお店など、この地らしいショップが立ち並び、歌劇ファンでなくとも夢心地が味わえる空間です。
さらにJR宝塚駅の改札正面にはEKI MARCHÉがあります。年中無休で、7:00~22:00まで営業しているため、食料品やお土産など、お出かけ前や仕事帰りのちょっとした買い物を、駅の中でさっと済ませられるのも助かるでしょう。
このほかにも、周辺駅にはイカリスーパーなどの高級スーパーからお手頃スーパーまであり、予算や用途に合わせて買い物をすることができます。駅から歩いてすぐの宝塚ファミリーランド跡地には、ベビーザらス、ニトリ、ジョーシンなどがありますし、阪急を利用すれば逆瀬川駅のアピア、西宮北口駅の阪急西宮ガーデンズも遠くありません。
宝塚の交通の利便性と買い物のしやすさは、日常の住み心地につながっています。
「こどもまんなか応援サポーター宣言」!宝塚市の充実の子育て環境
宝塚市は、こども家庭庁が推進する「こどもまんなか」の趣旨に賛同して「こどもまんなか応援サポーター宣言」をしており、子育てに良い環境があります。
・教育環境
宝塚市は待機児童解消の問題に関して積極的に取り組み、令和2年4月1日の時点で141人いた待機児童を、令和4年4月1日に0人にすることに成功しました。これは保育園や認定こども園の整備を進めたことによる成果です。
市内には、小学校23校、中学校12校があり、さらに公立の宝塚北高等学校、私立の小林聖心女子学院や雲雀丘学園などの進学実績の高い学校も含め、多くの高校があります。地元で学び続けられる環境は、子育てをする際の大切なポイントです。
・市民ボランティアによる支援体制
地元を愛する市民が多い宝塚では、ボランティアが多く活躍しています。
子どもたちが心豊かで健やかに育まれる地域環境を作る一環として行われている「放課後子ども教室」も、そのひとつです。これは学童保育「放課後児童クラブ」とは別に、すべての子どもたちを対象として、放課後の小学校の校庭などを利用し、遊びや文化活動、スポーツなどの体験活動を行なっている事業。地域のボランティアや保護者で構成される実行委員会が主体となって運営されており、現在は市内24校区中22校区で、週1回以上の実施を目指して開催中です。
また、例年1,300人ほどのボランティアが参加する「たからづか学校応援団」も、子どもたちの笑顔を守ろうとする市民の意識の高さを表しています。小中学校や特別支援学校を対象に安全パトロールや登下校の見守りを行っているほか、花壇の整備や図書整理など、幅広く活動中。安心して暮らせる住みやすさが、宝塚市にはあるのです。
・子育て情報
子育て世代が必要な情報をまとめた冊子「宝塚子育て・子育ちガイド たからばこ」が、市から発行されています。これは市役所窓口サービス課で受け取れるほか、スマホやタブレットからも無料閲覧が可能です。
また、出産予定日や子どもの誕生日を登録するとスマホに必要な情報を届けてくれる「きらきら子育てLINE」や、子育てに関するイベントなどの情報を月2回程度配信してくれる「たからっ子メール」など、さまざまな方法で子育て情報を入手することができます。
・医療体制
市内には、宝塚駅の宝塚市立病院や逆瀬川駅の宝塚病院をはじめとする総合病院が7つあります。さらに一般診療所が約200か所あるため、いざというときに安心の医療体制です。
宝塚市では、0歳〜小学校3年生までは「乳幼児等医療費助成制度」、小学校4年生〜中学3年生までは「こども医療費助成制度」を利用することができます。現在、0歳児は所得制限なし、1歳児以上は保護者等の市民税所得割額が235,000円未満となっていますが、令和6年1月1日に、これらの所得制限撤廃が予定されており、さらに手厚い手当が見込まれています。
総合的に街の質の高い宝塚市は、ファミリー層におすすめのエリア!
「宝塚市=歌劇の街」というイメージが強くありますが、それ以外にも「漫画の神様」と呼ばれる「手塚治虫記念館」があったり、清荒神駅にパイプオルガンを持ちクラシックコンサートが多く開催される「宝塚市文化施設ベガ・ホール」があったり、文化性の高い一面を持ちます。これらの施設の充実は、街の質に貢献しているといえそうです。
宝塚市には、何世代にもわたって、地域を大切にしながら暮らす住民が多くいます。長く暮らせるエリアであることは、交通の便、買い物のしやすさ、医療機関の充実ぶり、環境の良さなども含めて、総合的な街の質の高さを表しているとおえるのではないでしょうか。
ぜひ宝塚市を訪れて、心地良い街の空気感を味わってみてください。
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