季節の変わり目に要注意！すぐにできるマンションのハウスダスト対策

季節の変わり目は体力・免疫力が落ちやすく、体調を崩しやすいものです。
特に頭痛や鼻づまりに悩まされる人が増えることでしょう。

そんな中、花粉と同じく気を付けたいのが「ハウスダスト」。「体調不良の原因は、花粉ではなくハウスダストだった！」というケースも少なくありません。

そこで今回は、すぐにできるマンションのハウスダスト対策をご紹介します。

ハウスダストとは、目には見えない微細なホコリのこと。
ハウスダストの中には、人のフケやアカ、ダニやダニの死骸・糞、カビなどの微生物などが含まれています。これらが体内に侵入すると、攻撃して排除しようとする免疫反応がアレルギー症状として現れるのです。

アレルギー症状の代表的なものは 

・結膜炎（目のかゆみ、充血）
・鼻炎（くしゃみ、鼻水）
・皮膚炎（皮膚のかゆみ、ただれ）
・気管支喘息（咳や痰、呼吸困難）
など

以下では、マンション内でハウスダストが蔓延しやすい場所を取り上げます。

・寝室
⇒布団やベッドには繊維クズや人のフケ・アカなどが多く、ダニも繁殖しやすい。

・リビング
⇒絨毯やソファにはダニが潜み、ホコリや髪の毛が溜まりやすい。

・洗面所および風呂
⇒湿度の高い場所にはカビや細菌の胞子が浮遊している。

・押入れおよびクローゼット
⇒布団や衣類などが詰め込まれているため、掃除しにくい。

ハウスダストを完全に除去するのは困難ですが、取り除く方法がないわけではありません。

1. 掃除をする

最も大切なのは、こまめに掃除をしてハウスダストを溜めないことです。ただし、やみくもに掃除機をかけるのはNG。というのも、ハウスダストは人が動くだけでも舞い上がってしまうほど軽いため、掃除機を勢いよくかけると逆に飛散する原因となるのです。

フローリングなどの床を掃除する際は、まずワイパーやモップでやさしくホコリを取り除くようにしましょう。その次に、掃除機です。特にカーペットにはダニが潜んでいるので、入念に掃除機をかけてください。

2. 布団を干す

布団カバーやシーツはこまめに洗濯するようにしてください。布団自体は丸洗いできないため、日干しをしたり布団乾燥機を使ったりしてダニを退治しましょう。

日干しの際、やってはいけないのが「布団を叩くこと」です。叩くことでダニの死骸などが粉砕され、寝ているときに吸い込みやすくなってしまいます。日干しと布団乾燥機のいずれの場合にも、仕上げには掃除機をかけてハウスダストを吸引してください。

3. 住環境を整える

ハウスダストの原因となるダニやカビが繁殖しやすいモノは処分していきましょう。例えば、カーペットやクッションなどもそのひとつ。ぬいぐるみなどの布製品も、できるかぎり処分した方が良いでしょう。

また、日常的に空気清浄器を使用し、空気中に舞うハウスダストを取り除くのもおすすめです。同時に、換気することも忘れずに。ハウスダストを室外に出せるのはもちろん、部屋の通気性が良くなることで、カビの繁殖も防ぐことができます。

ハウスダストによるアレルギー症状は、一度発症すると完治するのが難しいといわれています。そうなる前に、ホコリを取り除くことを考えて日ごろの掃除を徹底しましょう。

毎日を快適に過ごせるようにマンションのハウスダスト対策を実践してみてくださいね。