ソファに染み付いたシミや嫌なニオイを取る効果的なテクニック

リビングのソファは、家族みんながくつろぐために欠かせないインテリア。
しかし、だからこそシミやニオイが染み付いてしまうのは避けられません。そこで今回は、ソファに染み付いたシミやニオイの除去方法についてご紹介します。

＜シミ」を除去する方法＞

布製のソファに付きやすいシミとしては、食べ物や汗・口紅・ペンなどがあげられます。

ぬるま湯で薄めた台所用中性洗剤にマイクロファイバーのタオルを浸し、軽く絞ってからシミの表面を叩くように落としてください。シミが取れにくいようなら、歯ブラシに洗剤を付けてトントンと叩くと良いでしょう。

シミが浮いてきたら、乾いたタオルで拭き取ります。残った洗剤成分は、お湯で固く絞ったタオルで丁寧に拭き取りましょう。その後、ソファをブラッシングすれば、外観は損なわれません。

なお、以下のようなシミには台所用中性洗剤の代わりに、酢やベンジンを使用すると効果的に除去できます。

・カレー、ソース類⇒酢、アルコール、エタノール
・チョコレート、牛乳⇒ベンジン　※つまむようにして拭き取ります。
・油性の口紅、インク、ペン⇒ベンジンや専用のシミ抜き剤

すべてのシミ抜きにおいて、強くこするのはNGです。また、いずれの場合も洗剤や薬品類で色落ちや毛並みの乱れが起こらないか、ソファの目立たない部分で確かめてから使うようにしてください。蛍光剤を含んだ洗濯用洗剤は変色の原因となるので、注意しましょう。

＜ニオイ」を除去する方法＞

特に布製のソファには、どうしてもニオイがつきやすいもの。

そこで活躍するのが「重曹」です。アルカリ性の重曹を使うと、体臭やペット臭など酸性のニオイを中和することができます。方法はとても簡単。ソファ全体に重曹を振りかけるだけ！そのまま一晩放置して、次の日に掃除機で重曹を吸い込めば完了です。掃除機をかけても重曹が白く残っていたら、固く絞ったタオルで拭いてください。

また、ペットのおしっこのニオイなどにはミョウバン水（ミョウバン10g、水150ml）をスプレーすると消臭効果絶大です。

シミやニオイを取り除いたら、今度は「予防」にも目を向けましょう。 

ソファにシミが染み込まないようにするには、第一にソファの上で物を食べないようにすること。また、ソファ本体に汚れが付かないように、洗えるカバーをかけることをおすすめします。そして、汚れはシミになる前にすぐに落としましょう。時間が経てば手ごわいシミになるため、普段の手入れがとても大切です。

ニオイについても同様で、毎日の掃除が欠かせません。目立った汚れがなくても、月に一度はソファ全体に掃除機をかけ、重曹水（重曹大さじ2、水500ml）をスプレーしてください。

せっかくのソファがシミだらけで、しかも嫌なニオイがしたら、家族の団らんも台無しです。
正しい方法を実践すれば、ソファに染み付いたシミやニオイは除去できます。爽やかなソファで楽しいファミリータイムを過ごしましょう。