CLOSE

メールマガジン

タグ一覧を見るタグ一覧を閉じる

タグ一覧

教育環境

トレンドの学習法や最新の教育費情報、入試対策など。
成長と共に変化する、子どもの教育情報をご紹介します。

文科省の「GIGAスクール構想」とは?教育は新時代へ!

ICTの活用で私たちの日常生活は大きく変わりました。この変化の波は、令和の新しいスタンダードとして教育現場にも押し寄せています。今回は、親世代が知っておきたい「GIGAスクール構想」を解説。教室にICTが環境整備されることで、どのような変化が起こるのでしょうか?

「GIGAスクール構想」とは?教育はこれからどう変わる?

「GIGAスクール構想」とは、文科省が掲げる政府主体の施策です。GIGAとは“ギガバイト”の“ギガ”ではなく、「Global and Innovation Gateway for All」の略。「全ての子どもたちにとって、グローバルで革新を起こせる人材になるための入り口(小中学校を変えていく)」という意味です。

学校にICTを進めていく構想で、生徒1人に1台の端末を割り当て、校内LANやクラウドなど通信ネットワークを整備。GIGAスクール構想によって目指すのは、情報化社会を生き抜くための力の習得です。ICTの積極活用により、生徒が自主的に情報を取り入れて応用する力の習得を後押しします。

では、このGIGAスクール構想によって、教育は具体的にどう変わるのでしょうか?

1. 生徒一人ひとりにあった個別学習へ

これまでの一斉授業は、生徒は受け身で板書を書き写すだけで、先生による一方通行が一般的でした。授業の進行についていけず、取り残される生徒もいましたが、1人1台の端末があれば、生徒は自分のペースで取り組むことができるようになります。

教える側は端末を活用することで、授業を進めながら生徒一人ひとりの習熟度を把握。多様な子どもたちを取り残さない授業を実現し、生徒一人ひとりに合った学びを個別に最適化します。

2. 学習スピードアップと創造性を育む授業へ

インターネットの活用で効果が期待できるのは、調べ学習のスピードアップ。必要な情報を検索サイトで調べられるので、これまで図書館で資料を探していた時間を短縮できます。

また、タブレット端末で図形を動かして立体的に把握したり、映像教材から学んだりと、創造性を育むことも可能。ドリル学習ではリアルタイムで答え合わせが容易にできて、間違いを早く正すこともできます。

3. 学びをみんなで共有!思考力や表現力を高める学習へ

パソコンやタブレット端末を使えば、生徒が作りあげたものや考えを視覚的に共有でき、図やイラストなどを用いたプレゼンテーションがしやすくなります。画面を見ながらみんなで課題を解決するなどの経験を通して、生徒の思考力や表現力も高めていけるでしょう。

新しい教育に乗り遅れないために家庭でできること

しかしながら、スマホやタブレット端末でゲームをすることには慣れていても、学習ツールとして使うのは「まだまだこれから……」という家庭も多いはず。学習ツールとして端末を使いこなすようになるには、検索サイトで情報を調べたり、読み解いたりする能力が求められます。

GIGAスクール構想によって実現する新しい教育に乗り遅れないために、どのような準備をしたら良いのでしょうか?

1. 自宅にもタブレットやパソコンを用意

タブレットやパソコンなどの機器が自宅にあれば理想的。大きい画面で見る方が情報も分かりやすいですし、長い文章を書くとなると、やはりキーボードでローマ字入力をするのが便利です。スマホやタブレットに慣れてきた子どもにはパソコンを用意してあげると良いでしょう。

2. 親が新しい学びに関心を持つ

ICTを活用する教育現場では、鉛筆や黒板などと同じように、いずれタブレットやパソコンがあたり前の教育ツールになっていきます。親世代が受けてきた教育とガラリと内容が変わりますが、家庭で無関心や拒否反応を表すのではなく、新しい学びに親も興味を持てると良いでしょう。「今日はどんなことを習ったの?」と家庭で質問をしながら親が一緒にICTを学ぶ姿勢を見せてあげれば、子どもの成長に良い影響をもたらすはずです。

3. 家庭でのインターネット環境の見直しを

コロナ禍での臨時休校により、オンライン学習の必要性を感じた家庭は少なくありません。遠隔授業に対応するなら、大容量の高速インターネット環境があればスムーズです。家庭でのインターネット環境の整備が難しい場合は、LTEモデルのタブレットの導入を検討するのも良いでしょう。

教育現場のICT活用に子どもたちが慣れるには、家庭の理解が求められる

親世代としては、自分たちが受けてきた教育と異なることで戸惑うかもしれません。しかし、知らないと済ますのではなく、GIGAスクール構想を令和の学びのスタンダードとして柔軟に受け止めてみてください。

教育現場のICT活用の「新しい当たり前」に子どもたちが慣れ親しむには、家庭の理解が求められるのです。

meetのメールマガジン登録

meetには”子育て・教育環境・地域・住まいの基本知識”に関する幅広い情報が盛りだくさん。意外と知らないスポット情報や育児のことなど、ご登録いただくといち早く最新記事がご覧いただけます。

メールマガジン登録はこちら

教育環境に関する
あなたにおすすめの記事

その他のおすすめの記事