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教育環境

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親の姿勢が鍵を握る!勉強ができる子どもに育つ家庭環境とは?

親子

最近、勉強ができる子どもや勉強好きな子どもの共通点が明らかになってきました。その共通点とは「家庭環境」。

 

そこで今回は、勉強ができる子どもが育つ家庭環境について見ていきましょう。

勉強する子ども

すぐに答えを教えず、発見の喜びと達成感を得る機会を与える

勉強ができる子どもや勉強好きな子どもの多くは、親とのコミュニケーションが豊富な家庭環境で育っています。

勉強ができる子どもや勉強好きな子どもの親は、子どもとのコミュニケーションが上手です。例えば、子どもが勉強していて答えを出せない問題に悩んでいても、すぐに答えを教えてコミュニケーションを終わらせることはしません。答えを教えるかわりにヒントを与えて対話をします。

 

(例)
・さっき解いた基本問題をもう一度読んでみたら?
・この問題、この前やった○○の問題に似ているような……。
・計算ミスしているってことはないかな……。

 

熱心すぎる教育ママや教育パパは、我が子に勉強を一生懸命に教えようとするあまり、解き方や答えをすぐに教えてしまいがちですが、これでは学ぶ一番の楽しみを奪ってしまいます。学ぶ楽しみを知らない子どもは勉強嫌いになり、親はその姿にイライラする。そうなると、子どもをうまく勉強に導くことが困難になります。

 

もしも子どもが勉強に行き詰まっていたら、まずは間接的なヒントを与え、それでもわからないようであれば、もう少し直接的なヒントを出します。答えは教えず、本人に気づかせることがポイントです。

 

勉強の醍醐味は、発見の喜びと達成感にあります。発見の喜びと達成感を得る機会を上手に与えていくことができれば、子どもは勉強が好きになるのです。

家族

学習内容をゲーム感覚で日常に取り入れ、親子で一緒に楽しむ

また、多くの子どもは目に見えない物事を理解することが苦手です。

 

例えば、3分の1が4分の1よりも大きい数であることをすぐに理解できるのは、算数が得意なごく一部の子どもだけ。3分の1と4分の1を比べるとき、分母の数字に目がいき「3」より「4」が大きいため、「4分の1が3分の1よりも大きそうだ」という感覚を持つのはむしろ自然な反応です。しかし、「3人で等分に分けたロールケーキの方が、4人で分けたロールケーキよりも大きい」ことは、わざわざ説明しなくても子どもはわかります。

 

子どもへの働きかけが上手な親は、実際にロールケーキを子どもに切らせて、分数の感覚を味わう機会を与えています。日常生活の中で学習内容が当てはまるところを探して、一緒に楽しみながら試すのです。この姿勢が子どもの感性の成長を促し、知的好奇心を引き出します。身近なもので子どもに試させて実感させることで、学んだ知識が奥行きのある知恵になるのです。

 

子どもには実感が得にくい社会科の公民分野なども、今晩のメニューの候補を挙げて家族で1票ずつ投票することで「選挙」の仮体験をする。そんなゲーム感覚を日常に取り入れると、子どもは「勉強は楽しいものなんだ」ということがわかってきます。

親子のコミュニケーションを通して毎日の暮らしに勉強を取り入れよう

「勉強しなさい!」「いつになったら宿題やるの!」などと怒って強制的に勉強させようとするよりも、親子のコミュニケーションを通してミニ実験や数字ゲーム、漢字クイズなどを楽しく日常に取り入れた方が、勉強ができる子どもに育ちやすいといえます。

 

子どもを勉強好きな子にするためにも心がけてみてください。

この記事を書いた人

西村創

受験指導、塾の選び方と活用法の専門家

学生時代からさまざまな形態の塾で講師経験を積む。大学卒業後、大手進学塾、予備校講師を務め、国内外の教え子は2,000人を超える。その指導法には定評があり、テレビや新聞、教育系雑誌などのメディアから度々取材を受ける。出版著書の多くが話題を呼んで重版となり、全国各地の学校からの依頼に応じて講演講師も務めている。

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