「子どもには社交的な人間になってほしい」
そう願う親御さんは多いのではないでしょうか?そういった思いがあるからこそ、子どもが引っ込み思案だったり、大人しい性格だったりすると不安になってしまう親御さんもいるかもしれません。
しかし、心配はいりません。子どもの社交性は育んでいくことができるのです。
社交性があった方が“良い人間関係”を築きやすい
社交的な人の特徴は「自然と挨拶や会話ができる」「他人の話を聞ける」「積極的」「場の空気が読める」「笑顔を返せる」「外の世界に興味を持てる」といったことがあげられます。社会の中で順応していく“チカラ”と言い換えることもできるでしょう。
子どもは幼稚園や保育園生、学生、大人になれば、職場や近隣の人たちと生きていかなければなりません。そのためにも幼少期から、親が意識して社交的=社会に順応できる子どもに育てていくことが大切です。
社交性が豊かであった方が学校や職場などで良い人間関係を築きやすくなります。人間関係が良いと、物事がスムーズに進む傾向にあるのは間違いないでしょう。
公園や児童館、同じマンション内にいる他の親子と交流する機会を増やす
では、どのようにすれば子どもの社交性を育むことができるのでしょうか?親ができることをまとめてみました。
・公園、児童館などに子どもを連れて行く
他人に慣れるために親子連れが集まる公園や児童館などに子どもを連れて行くことをおすすめします。親自身が「他人と接するのが苦手」と思っていると、こうした場所を避けてしまいがち。しかし「子どものため」と勇気を出し頻繁に顔を出していきましょう。次第にその場所の一員になることができて、大人も子どもも人慣れします。
・親が自ら挨拶や会話をするようにする
公園などで知らない親子連れに挨拶をしたり話しかけたりしてみましょう。なかなか勇気のいることですが、頑張って声をかけてみてください。しょっちゅう会っているうちに互いに打ち解け、一緒に遊べるようになります。
・近所の親子とも一緒に遊ぶ機会を増やしていく
近所や同じマンション内などで見かける親子にも明るく笑顔で挨拶をし、一緒に遊ぶ機会を増やしていくようにしましょう。マンションのような集合住宅では、住人の根底に「同じコミュニティーの一員」という意識があります。そのため交流しやすく、社交性を育みやすい環境といえます。
なお、子どもが引っ込み思案で他の子と思うように遊べなくても、無理強いしたり怒ったりしないようにしてください。社交性は見えないところで、ゆっくり育まれています。
子どもの社交性は、親が他人と交流することで育まれる
子どもの社交性は、親が近隣の人たちと明るく積極的に挨拶や会話をし、行動を共にすることで育まれていきます。人付き合いが苦手な親御さんも勇気を出して交流してみましょう。
そうすることで、子どもは社交性を身につけ、学校や社会により良く適応していくことができるようになります。
この記事を書いた人
安藤はま子
心理カウンセラー
子育て中に心理学を学び、心理カウンセラー資格を取得。企業での新人研修、中学校での相談、民間会社での心理カウンセリング、公的機関での女性相談などを行い、2005年にカウンセリングルームミスタヴィスを開業。その後、世界の仕組みについての理論を学ぶ。2012年、サラカオル株式会社を設立。心理学と自己啓発理論、潜在意識などを取り入れたカウンセリングやセミナーを行っている。親子関係が改善し、人生の流れが良くなるカウンセリングと評判。著書に「親との問題~女性の心が楽になる生き方」(ギャラクシー出版)がある。
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